ニュース詳細
米ミズーリ州で警察官2人撃たれけが3月12日 18時35分
去年、白人の警察官が黒人の少年を射殺した事件をきっかけに、大規模な暴動が起きたアメリカ中西部ミズーリ州の街で、警察官2人が何者かに銃で撃たれてけがをし、再び混乱が広がるのではないかと懸念されています。
12日未明、中西部ミズーリ州のファーガソンの警察署の近くで、警察への市民の抗議活動を警戒していた警察官2人が銃で撃たれてけがをしました。
警察によりますと、2人の警察官は肩や顔を撃たれる大けがで、病院で手当てを受けていますが、いずれも意識はあるということです。
警察は犯人の行方を追うとともに、事件の詳しい状況を調べています。
去年8月、ファーガソンでは、白人の警察官が黒人の少年を射殺した事件をきっかけに大規模な暴動が広がり、これを巡ってアメリカ政府は先週、警察官を訴追しないという決定を示すとともに、ファーガソンの警察では黒人に対する捜査の過程で過剰な対応が多く見られるなど、差別があったと結論づける報告書を公表しました。
これを受けてファーガソンの市政府は11日、警察のトップを辞任させ、組織全体の刷新を目指すことを明らかにしましたが、一部の市民は、警察のトップの辞任だけでは不十分だなどとして抗議を続けており、今回の銃撃事件をきっかけに、再び混乱が広がるのではないかと懸念されています。
警察によりますと、2人の警察官は肩や顔を撃たれる大けがで、病院で手当てを受けていますが、いずれも意識はあるということです。
警察は犯人の行方を追うとともに、事件の詳しい状況を調べています。
去年8月、ファーガソンでは、白人の警察官が黒人の少年を射殺した事件をきっかけに大規模な暴動が広がり、これを巡ってアメリカ政府は先週、警察官を訴追しないという決定を示すとともに、ファーガソンの警察では黒人に対する捜査の過程で過剰な対応が多く見られるなど、差別があったと結論づける報告書を公表しました。
これを受けてファーガソンの市政府は11日、警察のトップを辞任させ、組織全体の刷新を目指すことを明らかにしましたが、一部の市民は、警察のトップの辞任だけでは不十分だなどとして抗議を続けており、今回の銃撃事件をきっかけに、再び混乱が広がるのではないかと懸念されています。