2015年3月12日22時15分
東京電力福島第一原発で、汚染水タンクの保管エリアの外堰(せき)から比較的高濃度に汚染された雨水が地中に漏れたとみられる問題で、東電は12日、堰の外の地面で空間放射線量が高い地点があったと発表した。同じ場所で2012年3月に高濃度汚染水約100トンが漏れ、表土約50センチを取り除いて土を入れ替えた経緯がある。東電は元の土で水が汚染され、堰の内側に入り込んだ可能性もあるとみて、原因を調査している。
東電は付近の地下水の観測を強化中。タンクエリア付近では11日に採取した地下水で、ベータ線を出す放射性物質の濃度が、2日前の約30倍の1リットルあたり1万1千ベクレル検出された。
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