自分はもう4年経ったと思っていたのに、復興途上の被災者にとってはようやく4年が過ぎただけ――。別府市の立命館アジア太平洋大学1年生の志村美咲さん(19)は福島県郡山市出身。震災4年について、自分の感覚がずれていることにショックを受けた。「ギャップ」を埋めたくて、今春、大学で活動をはじめる。

 あの日、まだ中学3年生だった。卒業式の帰り道、母親が運転する車の中で揺れに襲われた。目の前の道路が断裂し、身がすくんだ。近所の住宅は瓦が崩れたり電柱が倒れたりした。でも、電気は数日で戻り、壊れた家も徐々に元通りに。原発に近い沿岸部に比べれば、内陸の郡山の自宅周辺では復旧は早かった。

 昨年、大学に進学して別府に越してきた。気がつくと、「もう4年経った」。揺れや原発事故直後の恐怖は、薄れていた。