2015年3月12日00時33分
九州各地でも11日、被災地を思い、復興を願う催しがあった。
午後2時46分、追悼のサイレンがやむと、長崎県佐世保市の美術館でピアニスト重松壮一郎さん(41)のコンサートが始まった。即興の、重く苦しげな旋律。津波をイメージしたオリジナル曲が続いた。
「僕は忘れていません」。演奏に合わせ、こんな被災地向けに寄せられたメッセージも朗読された。
歌を通じて被災地に祈りを届けようと、鹿児島、宮崎、熊本各県の10カ所で開かれたイベントでは、計約1千人が「ふるさと」「花は咲く」を歌った。「音楽には力があり、被災地に届くものがある」と、参加したピアニスト柴藤ひろ子さん(46)は話す。
夕刻、北九州市小倉北区の紫川の岸辺では、200個以上の竹灯籠(とうろう)に火がともされ、「3・11」の形に並べられた。約400人が被災地を思いながら合唱。昨年も参加した小倉北区の主婦中野信子さん(74)は「歌って募金して、早く復興してほしいという気持ちが伝われば」と語った。
南海トラフ巨大地震の津波が来た場合に、校舎浸水が想定される宮崎県延岡市の北浦小学校では、「忘れてはいけない日」と名付けた防災授業があった。「自分の命は自分で守る」を目標に、2011年からほぼ毎月開催されている。5年生の前田凜(りん)さん(11)は「『自分には関係ない』と思わずに津波に備えたい」と話した。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!