はぐれ刑事純情派16 2015.03.09


(里見刑事)今日は一日何ごともなくよかったですね!こういうときは一杯いきましょか?
(安浦刑事)勘弁してくれよ。
今日ちょっと風邪ぎみなんだ。
なに言うてますの!アルコールで消毒したらすぐ治るんですよ。
それよりたまには僕の嫁さんの愚痴でも聞いてほしいんですよ!いいよ〜!…おい晴ちゃん。
(田崎刑事)いやですよ!ふざけるなよ!今どき乗車拒否なんかしやがって!名前言え!名前!今お前の会社に電話してやるから!名前だよ!
(西村雄三)それだけは…。
オイ!言えよっ!…すいませんっなんだよっ?すいません…すいません!このとおりじゃってん会社には言わんでください。
だったら殴らせろ!今日は頭にくることばっかりでよっ!すみません!ちょっとちょっと!やめなさい。
謝ってるんだから勘弁してやれよ。
あんた人の話に口出して…!
(里見)警察や。
…わかったよ!ふざけやがってっ!
(西村)すいません…。
ありがとうございました!運転手さんも大変だね。
運転手さん九州出身でしょ?はい…。
訛りでわかるの。
私もだから。
宮崎です。
…なかなか標準語上手になんなくて。
そうなのよねぇ〜。
気をつけて頑張ってください。
ありがとうございました!安浦さん…飲みにいきましょ。
一杯だけだぞ。
ありがとうございました!どうも…じゃあ。
ありがとうございました…。
おはよう!
(エリ・ユカ)おはよう!ユカ…水1杯くれ。
(安浦ユカ)また二日酔い?あ〜里見のバカに付き合ってたら悪酔いしちゃったよ。
(安浦エリ)いいわよね…。
私はお店のやりくりで大変なのに…。
二日酔いになるまでお酒が飲めて。
嫌みだね…。
おいエリ!前から訊こうと思ってたんだけど今月になってから朝飯のおかずに納豆ないのはどういうことだ?お店が繁盛するまでね朝ご飯のおかず一品減らしたの。
昨日なんかね一人もお客さん来なかったんだって。
まずいなそりゃ…。
品物が高いんじゃないのか?バカ言わないでよ…!もうこれ以上下げられませんってほどやってるわよ。
営業努力が足りないんだよ。
(ユカ)そう?そうだよ。
バーゲンやってみろ!
(エリ)バーゲン?そうだよ。
激安底値!なっ?その評判がバーって行き渡ったら客がどんどん来るぞ!看板屋に頼んで真っ赤な字でさ「激安!」って書いてもらって店の表にボーンと出すんだ!どうだ父さんたまにはいいこと言うだろ!…お父さんまだ酔ってる。
あ〜頭痛い…!水もう1杯くれ!
(川辺課長)安さん事件なんだよ。
傷害事件だ!昨夜タクシーの運転手同士のいざこざがあって一方が包丁を持ち出してるらしいんだ。
現場はタクシー会社が寮として借りてるアパートで今朝になって管理人が異変に気づいて通報してきた。
犯人は?西村雄三52歳。
そのまま逃亡中。
被害者は?病院に入ってる。
(救急車のサイレン)
(須田洋一)詳しい事情ですか?
(田崎)ええ。
どうして西村さんともめごとになったのかそのあたりを。
テレビですよテレビ。
えっ?昨夜俺休みだったんですよ。
で外に出てて…夜の9時過ぎに部屋に戻ったら俺のテレビの前にあのオヤジどかっと座っちゃっててなんとか…ってバラエティ番組を見てて。
俺のテレビ?テレビ俺の1台だけなんですよ。
いつもはテレビなんて見ないあのオヤジが昨夜に限ってなんかテレビの前占領しちゃってて。
でつい俺「どいてくれ」って頼んだら…。
(須田)西村さんどいてよ。
(西村)ちょっと待っちょれ。
今よかとこじゃ。
(須田)困るよ。
俺寝たいからさ。
あのオヤジいきなり怖い顔で俺をにらんだと思ったら…。
お前…生意気なやっちゃ…!殺してやるっ!ちょ…ちょっと!何やって…!ちょっと待ってよ!やめてよ
(須田)ウワッ…!人殺しーーっ「殺してやる」…ってそう言ったんですね?ええ。
これは単なる傷害事件やなくて殺人未遂なんですね?そういうことになるわね…。
本当にそう言ったんですね?西村さん。
(須田)ええ。
これまで西村さんとなにかもめたようなことは?いやありません。
あの人会社に入って1年になるのかな…?ほとんど話さないからあんなにキレる奴とはわからなかった。
そうですか…。
(林刑事)そうですか。
…はい。
これが西村ですが…。
これ西村…。
(林)あれっ?この人昨日の…?
(五十嵐)うん。
傷害じゃなくてですね…殺人未遂の線が出たそうです。
この西村雄三から会社に連絡は?
(大滝)いやいやありません。
でも…本当なんですか?本当に西村が須田に包丁で切りつけたんですか?しかも殺人だなんて…!
(管理人)あたしね覗いたんです。
そしたら誰もいないの。
それでへ…部屋に血が!
(高木刑事)管理人さんですね?警察に通報したのは?そうなのっ!今朝になって気になって須田さんの部屋覗いたら須田さんも西村さんもいなくてへ…部屋には血が…!それで驚いて電話したの!それに…あたしも被害者だしね!被害者ってどういうことですか?昨夜風呂から帰ったらさ…9時過ぎだったと思うけどいきなり「人殺しー!」って声が聞こえて。
人殺しーーっ
(管理人)西村さん
(西村)どけーっ
(管理人)それでこれよぉ!
(今井刑事)なるほど。
それでケガをなさったんですか。
くじいちゃったのよ。
災難よまったく!あの西村って人なに考えてるかぜんぜんわかんない人よ!とんでもない凶暴な男じゃないか!そんな男がまだ包丁を持って街をうろついてるんだ!安浦さん。
この写真の男が同僚の運転手を切りつけて逃亡してる西村雄三です。
ええっ?気をつけて頑張ってください。
ありがとうございました!
(安浦)あの運転手さんだよ…!
(田崎)ああっ!
(川辺)どうした?私たちこの人に会ってるんですよ!ええっおい!この男の身元わかったか?はい。
西村雄三は宮崎県の出身です。
1年前東京に出てきてタクシー会社に就職してます。
それと宮崎には奥さんと子供が1人いるそうなんですがまだ宮崎に戻った形跡はありません。
まだ都内におるんですかね?課長。
傷害事件じゃなくて殺人未遂ですね?
(川辺)ああ…。
(テレビ)「次のニュースです」「昨夜午後9時過ぎ新宿区のタクシー会社の寮でタクシー運転手の須田洋一さん27歳が同僚に刃物で切りつけられるという事件が発生しました。
警察では傷害事件として捜査していますが殺人未遂の疑いもあるとみて逃げた男の行方を追っています。
逃走しているのは同僚のタクシー運転手西村雄三容疑者52歳です」「被害者の話によりますと同室の西村容疑者と些細なことから口論となり逆上した西村容疑者が刃物を持ち出しいきなり切りつけたということです」なんだよオッサン
(西村)ああっ!すみません!すいません…!「クビにする」…そうおっしゃったわけですか?いやまあ…はっきり言ったわけじゃないんですが。
いや…あいつ要領が悪すぎるんですよ。
1年たつのに東京の地理頭に入んないし客から苦情はくるし。
だから私この…「もう少し頑張ってもらわないと辞めてもらうかもしれない」と昨日の昼彼にそう言ったんです。
まぁそれが原因で須田に切りつけたのかもしれません。
西村さんはそうすぐキレたりカッとする人なんでしょうかね?いや実は私昨夜彼を街で見かけてるんですよ。
そんな短気な人には見えなかったんですがね。
(大滝)あぁいやそうなんですよ…。
私も奴はむしろ逆じゃないかと思うんです。
あの男ついてないというか…。
私も同じ宮崎の出身なんですが。
彼2年前に家を建てたんです。
ほう…宮崎にですか?ええ。
狭いアパート暮らしから脱出するんだって意気込んで。
で…よくある話で建てた途端に勤めてた会社が倒産しちゃって。
まぁ彼は途方にくれまして…。
(大滝)なにしろローンを抱えて家を建てたわけですから。
田舎に帰っても新しい職は見つからないし。
で…知人を通して話がありまして。
たまたま彼二種免許を持ってましたので雇ったんです。
(大滝)私心配なんですよ…。
バカなことしでかさないかって。
西村さんがよく行きそうなとこご存じありませんかな?よく行きそうなところですか?ええ。
西村がよく相談に乗ってもらっている人ってのはいるようです。
おいっああっあっ…!おい待て!コラッ!開けろ!何やってんだ
(携帯電話)携帯安浦。
…なにっ?
(里見)1時間ほど前に包丁を手にした男が店内に押し入り猟銃と銃弾を強奪したそうです。
…そうですよね?そうですよ。
(里見)包丁を手にしてたというので念のために西村の写真を見てもらったんです。
確かに間違いないそうです。
ああそうか。
(カーラジオのニュース)「次のニュースです。
本日午後4時過ぎ新宿区の銃砲店に包丁を持った男が押し入り猟銃を強奪したもようです」「押し入ったのは西村雄三52歳。
山手中央署が殺人未遂事件の容疑者として手配中の人物と思われます」「警察では検問を敷くなどして逃げた男の行方を追ってますが今のところ有力な情報もなく男の行方はつかめていません」「続いては…」
(ラジオを切る)
(篠田俊之)おう…いらっしゃい。
早いねぇ。
(西村)はい…。
ちょっと待っててな。

(パトカーのサイレン)
(今井)ご苦労さん!
(携帯電話)おう。
携帯安浦。
血痕のついた包丁は制服に包まれ助手席の下にありました。
指紋照合すればはっきりしますがおそらく間違いないでしょう。
いらっしゃい!ご主人ですか?はい!この写真の男性がこちらのお店の常連だと聞いたもんですから。
あなた…昨日の警察の…!出てけっこの店から出てけ!出てけっいや…そういうわけにはいかんな。
あんたは出ろ!俺の店だっ!勝手にはさせんよ!じゃったら…シャッター下ろせ!早うっ早うせんねっ西村っ!こんなことしてどうするんだっそ…そげんものは…!なんでだ?西村!なんででもよかじゃろう!
(電話)はい刑事課!おう安さん。
…えっ?え?おいおい…なんて言ったんだ?人質っですから西村の行きつけの宮崎の郷土料理店にたてこもっております。
西村は猟銃を持っております。
店のご主人と私が人質になってるわけなんです。
なにぃそれからですね今のところ何も要求はありませんが連絡はこの店の電話でということです。
ちょ…ちょっと待って!…どうぞ!それとですねこの事件はあくまでもうちの署だけで処理していただくようにお願いできませんか?…はい。
ブン屋さんにも絶対にもらさないように。
よろしくお願いします。
わかった…!課長?どうかしたんですか?
(川辺)いや…「どうかした」じゃないんだよ。
西村雄三が宮崎の郷土料理の店に猟銃を持ってたてこもった!ええったてこもりですか?
(川辺)人質とってるんだ。
(五十嵐)誰なんですか?安さん!
(一同)はぁっいいとこがあんですって!ここなんだけど!高千穂さーん!開けてー!高千穂さん!…だってちょうちんついてるよ。
ちょうちんついてるよ!高千穂さん開けてよー!
(電話)安さん…事情はわかったがとにかく無事なんだな?ええ。
大丈夫です。
誰な?うちの課長だよ。
課長なんか関係なか!電話を切れっ!もしもし。
切れっ言うとんじゃろ
(銃声)オイッ!安さん!どうしたっ大丈夫です。
猟銃が暴発しただけですから。
また後で連絡します。
安さんっ!暴発したんですね?西村は…どうするつもりなんだ?危険な男ですねぇ…。
たかがテレビのことで同僚を傷つけ寮の管理人さんをケガさせてあげくのはてが猟銃を奪ってたてこもりですよ!だがな…安さんだけのことじゃないんだよ。
店の主人の命がかかってる。
全員で西村を徹底的に調べ上げ万全の体制でいくぞっ!
(一同)わかりました!コンビニで油を売ってないで!
(里見)安浦さんが大変なんや!
(西村)店…壊してしもうた。
すまんっ!あんたにはこの1年本当に世話になった…。
愚痴も聞いてくれち…女房や息子の話も聞いてくれた。
なのに…!いいさ。
壊れたもんは直せばよか!それより…あんたがこげなことになったのにはなんか訳があっとだろう?西村。
なぜ同僚と管理人にケガをさせたんだ?猟銃まで奪って!おばさんにケガなんかさせてない!あの人は勝手にすっ転んだだけじゃ!銃も奪っちょらん!車は盗んだ。
そしたら…。
だが同僚を包丁でケガさせたのは事実だろう。
それは…本当じゃ。
理由はなんだ?テレビば…。
んっ?昨夜の…あのテレビが見たかったんだ。
テレビ?見たかったんだっ
(西村)須田は彼女とデートだ言うちょった。
昨夜は帰ってこんはずじゃった。
じゃが帰ってきた…。
(須田)お前なにやってんの?
(西村)帰ってこんはずじゃ…?ハッ?うるせえ!俺のテレビ勝手に見てんじゃねえよ!あっ…!頼む。
俺今見たかもんがあっとよ!オイ…!ふざけたこと言うなよ。
俺のテレビだろう!
(西村)女に振られて奴はいらだっちょった。
おいはつい…。
あんた彼女とうまくいかんかったとか?なにぃ?…オイ!もういっぺん言ってみろ!オイ…ああっ?もういっぺん言ってみろよ
(須田)言えよ!ああっ…?
(須田)何やってんだよ?いつものろのろしてるくせにえらっそうに!やめ…!やめやっ!なんだコノヤロー!
(須田)ウワッ…!人殺しーーっあっ…!
(管理人)西村さん…。
どうしてテレビ見たかったんだ?言いたくなか…。
西村!どげんでいいだろうそげんこつ!…何をすっとか?今の話本当かどうか確認とるんだ。
確かに須田には彼女がいて振られそうってのは聞いてたな?うん。
俺はね…大きな声じゃ言えないけど今度の話おかしいって思ってんだ。
カーッとなるのは須田のほうだし須田は西村のことずっと小バカにしてたしさ!…なあっ?でたらめですよ!
(里見)西村さんの言うてることが嘘やと言うんですか?そうですよ!あいつは言い逃れをしてるんだよ。
俺があいつを小突きまわしたなんて…。
須田さんっ!今度のことはすべてあなたと西村さんのもめごとから始まってるんです!追い詰められた西村さん猟銃を持ってたてこもってんですよ!それだけワルだってことでしょう!俺は被害者なんだよっわかりました。
確かめます。
安浦さん無事だったのか?
(高木)ええ。
課長から管理人さんに会ってもう一度確かめるようにと。
手紙ですね?
(今井)西村祐一?「お父さん元気ですか?」…西村の息子だな。
なんですかこんな時間に?
(高木)夜分遅くすみません。
早速で申し訳ないんですがあなた西村さんに突き飛ばされて転んだとおっしゃいましたね?
(管理人)…ええ!しかしですね西村さんはあなたが勝手に転んだんだと言ってます。
(管理人)そんな!違うんですか?…本当のことおっしゃってくれませんか?あ…あたし…罪…なんてことになるの?あの…嘘ついた罪とか。
(高木)まぁ…そんな大事にはならないとは思いますが。
(管理人)びっくりした…!あ…あたしさぁ…自分から転んだなんて言えなかったのよ。
みんなに「足どうした?」って訊かれて怖がって倒れたなんてみっともなくて…。
だってあの人ってなんていうか…ほとんど話もしないし気味悪いぐらい無口だし。
じゃあ自分で転んだことを認めるんですね?そうか…。
西村。
管理人さんはお前の言ってることを認めたそうだ。
猟銃の件引き続いて調べてみてくれ。
だがな須田さんはお前の言ってることを認めんそうだ。
あん男は…そげん奴じゃ。
この1年テレビなんか一度も見ちょらん。
どうしてだ?
(篠田)須田って男に気を使ってたんだよな?
(篠田)狭か部屋にテレビが2台はおかしいだろ?それに見たいテレビの趣味が違うって当てつけてるみたいでこの人はテレビ買わんかった。
…そうだよな?じゃあどうして昨日の晩急にテレビを見る気になったんだ?どうしてだ?西村。
「車を盗んだだけだ」なんてそんなこと言ってるんですか?違うんですか?
(今井)高木!…こちら隣の古本屋のご主人だけど西村が車を盗むのを見たそうだ。
そのときのこと話してもらえますか?あのぉ…うん…その西村って男がいきなり止めてあった車に乗ったんだ。
そしたら…この2人が店から来て怒鳴った。
私が見たのはそれだけですけど。
あなたご自分の車鍵を付けっぱなしだったんじゃ?車の中には猟銃と銃弾があった。
そして車を盗まれた。
鍵を付けっぱなしの車の中に銃や銃弾を置き忘れたことが公になると銃所持免許の取り消しになりますよ。
(田崎)ご主人はこのお得意さんを庇おうとしたんじゃないですか?大事なお客さんをなくしたくなくて。
それで西村が包丁を振り回したことにしたんでしょ?違う?申し訳ありませんでした!…そのとおりです。
そうか…うん。
西村。
猟銃の件はお前の言ってるとおりだった。
もういい…銃を置け。
ダメだ…!おいは殺人未遂犯として追われちょる。
もうどうしていいかわからん…!何すっとか座っちょれ!冷や汁ば作っとよ。
西村さん。
宮崎の郷土料理だ。
あんたも食うとよか。
こん人は宮崎に家を建てたんじゃが一度も住んどらん…。
そうなのか?西村。
はい…。
バカじゃった…。
無理して家建てて…公庫から金借りて…。
人には貸せん…。
おいは家を売りに出した。
誰かが住めば家が汚れち買い手がつかん思うて女房も子供もまだ一度も家には入っちょらん…。
(西村)息子は自分の部屋ができるちゅうて楽しみにしちょった。
じゃってん…おいは約束した!家は売らん!ローンは必ず返す!だから…住んでよかって!だけど…あいつら狭かアパートの窓からおいが建てた家…見つめとるだけじゃ。
住むときゃあ…おいも一緒じゃ。
おいが帰って…帰ってから一緒に住むち!
(西村の泣き声)
(西村)眺めとるだけじゃ…!バカだ…!なのにおいは…!おいはっ…!家族と連絡はとってるのか?電話をしちょった…。
だが電話代がかさんで…。
今は手紙だけじゃ。
この前…息子の手紙に「テレビを見て」と書いてあった。
…テレビ?どこかのテレビが取材に来たそうじゃ。
息子がテレビに映る…。
おいに言いたかことがあるち。
ビデオレターだそうじゃ。
お前はそれを見ようとしたのか?…何日も前から楽しみにしちょった。
じゃどんおいはっ…!なんでこげんことになっと?なんでじゃあ…?
(五十嵐)課長っ!ビデオです!おい…これ昨夜のテレビに間違いないな?はいっ!
(川辺)ビデオレター?はい!うちの妹がたまたま撮ってたんです!安さんのとこにすぐ届けろ!わかりました!…そうですか。
どうもすみません。
おう…。
(ノック)
(五十嵐)安浦さん…!どげん行くとか?
(五十嵐)安浦さん…。
ああすまん。
息子さんが写ってるビデオだ。
見るか?どうなんだ?オヤジさん。
これちょっとかけてやってくれるかな?わかりました!
(祐一)「東京で働くお父さんへ」「お父さん元気ですか?僕もお母さんも元気です」「慣れない東京で苦労はないですか?」「僕がこっちで泣いてたりすると母さん僕の頭を叩きます」「お父さんが東京で頑張ってるのになんで泣くんだって」「この前のサッカーの試合出られませんでした」「補欠になって泣きました」「母さんはそのときも僕を叩きました」「それでもお父さんの子供かって」「お父さんだったら泣かないぞって」「でも…頑張っても試合に出られないなんて…」
(西村和子)「なに言うとると!」「お父さん!こっちは2人で頑張っちょるからね!」「心配せんで!」
(祐一)「早く帰ってきてください」「お父さん。
絶対約束守ってくれますよね?」「僕自分の部屋を早く見てみたいです」「バカァ!お父さんが約束破るわけないじゃろ!」
(祐一)「わかっちょるよぉ!」「お父さん!一緒に新しい家に住めるのを楽しみにしています」「祐一」「こん子は格好だけ一人前なんだよねぇ!」「ベッカムカットやとぉ!」
(和子)「じゃあね!また手紙書くからね!」
(号泣)女房は…バカがつくくらいのんきな女で…。
「なんとかなる」て…いつも笑っちょる…。
だどんおいはダメな男じゃ…!弱か男じゃ…!祐一が言うような男じゃなか…。
負けそうになっとよ!おいを信じて待ってる家族に…おいはどげんしたらよかと…西村…そろそろ行くか?奥さんと坊やが待ってるぞ。
そうだろう?西村。
(泣き声)さぁ…食ってくれ!さあ…。
すんません…!オヤジさん…いただきます。
安浦さん…!刑事さん…名前教えてくれんね?安浦…安浦吉之助だ。
何かあったらいつでも来い。
相談にのるぞ。
連行しろ。
はい。
(携帯電話)携帯安浦です。
…課長。
西村の身柄確保しました。
あ〜っ!ご苦労さん!ハッハッハッ…!オヤジさん…冷や汁うまかったよ。
よかったらまた来てください!どうも!西村雄三が逮捕されたぞ。
ああ…そうですか。
西村とのもめごとについてはどうも西村が言ってるほうが正しいと思うんだ。
えっ包丁を先に振り回したのはあんたのほうだろう?いや違いますよ!警察はあんたが考えてるほど甘くはないぞ…。
(片桐由美)どうしたの?しんみりしちゃって…。
うん…。
ちょっとした事件があってさ。
あの男なんとかこれからやっていけるのかな?あの男って…?んっ?いや頼りないんだよ…。
タクシー乗って1年になるのにまだぜんぜん東京の道路を覚えてないっていうんだから。
あごめんごめん…。
また仕事の話しちゃった。
いいのよ。
ここは思う存分安浦さんが言いたいことが言えるお店なんだから。
でもねぇ東京の道って複雑よ。
昨日まで通れた道が急に一方通行になったりするし。
そうだよなぁ…。
そうよ。
複雑なの…男と女みたいに。
えっ…?
(ため息)一方通行…。
進入禁止…!この先段差あり!きけん!ちょっと…!はいはい。
おはようございます西川きよしでございます今日は京都へやって参りました2015/03/09(月) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派16[再][字]

「安浦刑事 人質事件」

詳細情報
◇出演者
藤田まこと、眞野あずさ、梅宮辰夫 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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