5きょうの健康 長引く頭痛 対処法「あなたのタイプは大丈夫?」 2015.03.09


(テーマ音楽)知っておきたい健康情報を分かりやすくお伝えしましょう。
「きょうの健康」です。
今週はこちら。
頭痛ですね。
長引く頭痛というのは慢性頭痛の事なんですが日本人の3人に1人が慢性頭痛に悩んでいるといわれているんです。
周りにもいますよ。
頭痛持ちっていう人がね。
本当によく耳にしますよね。
この慢性頭痛ですがちょっとこちらご覧下さい。
このように片頭痛緊張型頭痛群発頭痛そして薬の使いすぎによる頭痛といったタイプがあるんです。
この慢性頭痛とは別に時に命に関わる危険な頭痛というのもあります。
いろいろなタイプがあるんですね。
そこで今日のテーマはこちらです。
今日も専門家をお迎えしております。
分かりやすく教えて頂きましょう。
ご紹介致します。
ご専門は神経内科特に頭痛治療の最新のガイドライン作成にも当たられました。
今日はどうぞお話よろしくお願い致します。
頭痛いろんなタイプがあるという話が今出ました。
慢性頭痛そして時に命に関わる危険な頭痛というのもあるんだという事でまずは気になる命に関わる危険な頭痛から教えて頂きましょうか。
危険な頭痛の中にはまず第一に挙げられますのがくも膜下出血であります。
くも膜下出血というのはある日突然激しい痛みが起きまして意識が遠のく事もございます。
くも膜下出血というのは重症な場合にはそこで命を落とされる事もありますし救急車で非常に急いで医療機関を受診して頂く必要があるという疾患でございます。
命が助かっても後遺症が残るという事も多くございますのでくも膜下出血というのが一番重要な危険な頭痛でございます。
激しいとありますが激烈な痛みなんですね?これは頭をバットで殴られるような突然非常に強い激しい痛みが起きるというような頭痛でございますので一刻も早く救急車で行って頂くという事が重要だと思います。
一方髄膜炎という…。
髄膜炎は発熱をともなうというのが重要でございますが頭痛と発熱という事で2〜3日あるいは数日から数週間続いてる場合髄膜炎の可能性がありますのでこれも必ず医療機関を受診して頂きたいと思います。
これも急いで医療機関を受診という事ですね。
さてタイプに戻りますとこの慢性頭痛でございますね。
今危険な頭痛終わりまして慢性頭痛。
これはどういうものなんでしょうか?これは頭痛が主症状というか頭痛がその病気であるという事でありまして一番強いのが片頭痛でございます。
それで緊張型頭痛というのは頻度的には片頭痛の倍以上あるんですがこういう2つの頭痛が一番多うございます。
また特殊なタイプとしては群発頭痛というのがございます。
あと片頭痛と緊張型頭痛は薬を使いすぎますと薬の使いすぎによる頭痛というのになる事がありますのでここは後でございますが要注意でございます。
これらはどのタイプなのか見分ける特徴があるんですね?この頭痛のいろいろな特徴がございますので頭痛の特徴を捉える事によって診断ができるという事になります。
それではどんな特徴があるんでしょうか。
見分けるポイントを久田さんの方から説明致します。
はい。
ではこちらで頭痛に悩んでいるAさんBさんCさん3人の頭痛の症状を見ていきましょう。
まずはAさんです。
ズキンズキンと激しい頭痛が起こり頭痛を感じると吐き気を催します。
また動くと頭痛が悪化してしまうため動けなくなってしまいます。
一方のBさんですが頭全体が締めつけられるような痛みです。
しかし体を動かしても痛みは変わらないため日常生活はほぼふだんどおり送っています。
そしてCさんです。
目の奥が激しく痛みます。
痛みは片側だけでCさんは右目の奥から頭にかけて痛みます。
同じ側だけ涙や鼻水額に汗が出たりします。
痛むのは1年に1回春先のある期間に集中して起こってきます。
それではそれぞれの痛み方の違いをこちらの下の図で見ていきましょう。
縦が痛みの強さそして横が期間です。
2か月を示しています。
まずAさんは2か月で2回ほどです。
最初は軽い痛みから徐々に痛みが増してピークの時はかなり強い痛みになります。
Bさんは中程度以下の痛みがだらだらと続くというパターンです。
そしてCさんは最初から強い痛みで2時間ほど続くと痛みはなくなります。
それが次の日もまた次の日もと毎日のように同じ時間帯に起こって1か月ほど続くんです。
この期間を過ぎるとほかの時期に痛みはありません。
AさんBさんCさんそれぞれ頭痛にお悩みでございますがまずは病名診断名を付けて頂きましょう。
Aさんは片頭痛でございます。
これは女性に多いタイプであります。
Bさんは緊張型頭痛でこれは女性男性ともに同じぐらい起きる頭痛でございます。
Cさんが群発頭痛という頭痛で男性に多い頭痛であります。
この痛みが非常にある期間に集中して起きるんですが強い頭痛でのたうち回るような事がありましてその時にこのAさんのように片頭痛では寝込んで動かない訳ですがこちらは動き回るというのが特徴で痛い時に動き回るのが特徴でございます。
この名前群発頭痛。
この群発…地震のようなイメージという事でございますか?起こる期間にちょうど群発してこのように起きてくるので群発頭痛という。
地震の群発地震のように起きてくるのが特徴でございます。
非常に特徴的な頭痛でございますね。
今日はこの群発頭痛について詳しく伺っていきます。
片頭痛や緊張型頭痛は明日以降詳しく取り上げていきます。
この群発頭痛Cさんですが非常に特徴的目の奥に強い痛みがあったり片側だけある期間に集中してるという事ですね。
どうしてこんな事が起こってくるのでしょうか?原因についてはまだはっきり分かってない事も多いんですがこの図にございます青い部分脳の下の部分に視床下部という部分がありますがこの部分の神経細胞が興奮しているという事が一つ分かっております。
またもう一つは脳に血流を分配しております内頸動脈が拡張しているという事がいわれておりまして目に行く血管もこの内頸動脈から出まして目の奥が痛いという事もこれと関係しているのではないかといわれております。
こうした血管が広がっている拡張しているためにこういう症状が出るのではないかと考えられている訳ですね。
この群発頭痛ではどのような対応が必要になるんでしょうか?群発頭痛の場合の治療ですが一般の鎮痛薬はほとんど効かないという事が重要という…。
大変ですね。
効く薬としてはトリプタンという薬がありましてこれが飲み薬ですと大体効くまでに1時間半から1時間以上かかるという…。
時間がかかりますよね。
すごくつらい頭痛でございますので速く効かせるために注射がいいと。
それで注射も医療機関受診してると間に合わないので自己注射というものが今作られております。
自分ですぐ注射するという事なんですね。
今日は実物をお持ち頂きました。
こちらですね。
これがその実物でございますがこのキットがございましてこの薬がこのように入っておりますのを出しましてどこでもいいんですが体の普通は大腿部にうちますがこのように体の部分にあてましてここ押しますと注射がされます。
(注射の音)その音とともにフッと体内に今お薬が入った…?体内に薬が入るという事になっておりますのでこのような治療を行いますと大体5分から10分で痛みが消えるといわれております。
という事はこの痛みのパターンでいいますと…。
大体2時間ぐらい続いてるのが普通なんですが自己注射をしますと5分から10分。
10分ぐらいでほとんど消えますので…。
スッと痛みが引いてくる訳ですね。
引いてなくなってしまうという事で痛んで悩んでる時間が非常に短くなるという事で治療が行える訳でございます。
ただ群発頭痛というのはある期間になると決まって起こるというパターンがございましたね?はい。
すると起こりそうな時期にはこれを携帯していなきゃいけないですね。
そうですね。
ですのでできましたら群発頭痛が起きてきたらその期間はこのキットを持ち歩いて頂くのがよろしいかと思います。
なるほどね。
さて対応方法として今トリプタンを伺いました。
もう一つありました。
酸素吸入法というのはどのような治療方法でしょうか?これは純酸素…大体1分間7リットルぐらいの量ですが15分間吸入しますと群発頭痛が治まってくるという治療法でございましてトリプタンの自己注射と同じぐらい有効性があるといわれております。
これは酸素を吸うとなぜそのような効果が出ると考えられるんでしょうか?これも具体的な機序はよく分かってないんですが酸素を吸いますと脳の血管がちょっと収縮しますので広がった血管が収縮して閉じてくるという事で効くのではないかというふうに考えられております。
今見てきたような治療というのはそもそも痛まなくするというそういう治療ではないという事ですね。
痛んできたから慌てて使うというような治療法ですよね。
慌てて使うという治療法でありまして群発頭痛を起こさなくする治療ではございません。
そもそも痛みを出なくする起こさなくする予防的な方法というのはないんでしょうか?予防というのもありまして予防にはカルシウム拮抗薬のベラパミルという特殊なカルシウム拮抗薬を使うと…毎日のんで頂くと群発頭痛の回数が減ってくるというふうにいわれております。
また今のトリプタンの長く効くトリプタンが長時間作用型のがあるんですがそういうものを起きそうな時間の前にのむという治療法は試験的に研究段階で行われているという段階でございます。
ではカルシウム拮抗薬についてはあらかじめ日常的にのんでおくと予防効果が一応認められるという事なんですね。
それではこの群発頭痛をお持ちの方の生活上の注意でございますね。
どんな事がございましょうか?群発頭痛の方は実はアルコールを群発頭痛が起きてる時に飲みますと100%群発頭痛が起きてしまうんです。
あら必発!必発なんですね。
ですので禁酒というのは絶対必要ですがこれは患者さんご自身が経験的に分かってると…。
ご自身がね。
痛いですからね。
ほとんど飲まれません。
またたばこも一応起こす事は分かっておりますのでたばこも吸わない方がよろしいだろうと思います。
禁酒禁煙。
これは守って頂くという事でここに不思議な事がございますね。
睡眠時間と何の関係があるんでしょうか?これがですね睡眠時間と非常に関係がございますのは視床下部が原因であるという事をいわれておりましてそこは体内時計のセンターでございます。
それで患者さんはよく寝てから2時間後とか3時間後に起きるとか決まった時間帯に起きるんです。
患者さんによって違いますが…。
その方がたまたま昼間うたた寝をしてしまうと睡眠のパターンが変わりますので昼間に今度は頭痛が起きるようになっちゃったりするという事がよくございますので睡眠時間はなるべく変えない方が起こる時間が一定してるという事になると思います。
対応がしやすくなるという事でございますね。
この群発頭痛そうしますと正しい診断と治療がやはり大事でございますね。
はい。
群発頭痛というのはなかなかうまく診断されてない事もございまして悩んでる方もありますので今日見て頂いて思いついた方これではないかという方は是非医療機関を受診して頂ければと思います。
非常に特徴的な症状ですからこれはもしやと…。
片側とかそういう事で気が付いたらやはり治療こういう対応をすると痛みが楽になる…?痛みが楽になりますし2時間悩んでるのが10分で済みますので是非受診して頂ければと思います。
ありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。
2015/03/09(月) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 長引く頭痛 対処法「あなたのタイプは大丈夫?」[解][字]

長引く頭痛には片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛・薬の使いすぎによるものがある。また中には命に関わる危険な頭痛もある。慢性頭痛か危険な頭痛かを見極めるポイントを紹介。

詳細情報
番組内容
原因となる病気がなく、頭痛が長引く場合は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、薬の使いすぎによる頭痛の可能性がある。これらの頭痛は症状や痛む期間がそれぞれ違う。また頭痛のなかには、原因となる病気の症状として頭痛が起こる命に関わる危険な頭痛もある。特に、突然の激しい痛みなどを伴う「くも膜下出血」、発熱を伴う「髄膜(ずいまく)炎」には注意が必要だ。慢性頭痛なのか危険な頭痛なのかを見極めるポイントを紹介する。
出演者
【講師】埼玉医科大学教授…荒木信夫,【キャスター】濱中博久,久田直子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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