兵庫県淡路島の洲本市です。
2つの住宅で男女合わせて5人が死亡する事件が起きました。
今、見えている山の斜面に建つ家が、現場の一つです。
男女2人が血を流して死亡しているのが見つかりました。
さらに、そこから左の方向にある道路沿いに登った所の住宅では、男女3人が刃物で刺されて亡くなりました。
事件の通報から7時間ほどたった今も、現場では警察の検証作業が続いています。
この事件で警察は、現場にいた40歳の男を殺人未遂の疑いで、その場で逮捕しました。
男の住んでいた家は事件があった2つの住宅の奥にあります。
いずれの住宅も、100メートルも離れていない狭い範囲にあります。
現場は山のふもとに住宅が点在する静かな地域です。
現場では雨が降り続いています。
午前中は報道で事件を知り、現場周辺に駆けつける人の姿もありましたが、今は外に出てくる人の姿はほとんど見られません。
けさ7時過ぎ、兵庫県淡路島の洲本市中川原町の住宅で、父親と母親が刺されたと、女性から警察に通報がありました。
警察官が現場に駆けつけたところ、2つの住宅で、60代から80代と見られる男女合わせて5人が、刃物で刺されて倒れているのが見つかり、5人全員の死亡が確認されました。
警察は現場にいた近くに住む無職の平野達彦容疑者を、殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
警察によりますと、平野容疑者は、着衣に血が付いていて、当初は事件に関わったことを認めたということです。
しかし、その後の調べに対しては、弁護士が来るまで何も話さないなどと供述しているということです。
現場は、淡路島の洲本市の中心部から3キロメートルほど北にある、山のふもとに住宅が点在する地域です。
5人の被害者のうち2人は、こちらの家で亡くなりました。
さらにこちらの住宅付近でも、3人が亡くなりました。
このうち1人は、家の外の田んぼで見つかったということです。
そして、こちらが平野容疑者の自宅で、3軒の家は100メートル以内にあるということです。
警察は、刺された5人の身元の確認を進めるとともに、詳しい状況を調べています。
淡路島にある洲本警察署です。
逮捕された平野達彦容疑者の取り調べは、こちらの建物の2階で行われています。
平野容疑者は警察の調べに対して、取り乱す様子もなく、淡々と受け答えをしているということです。
平野容疑者は、逮捕されたときに、衣服に血が付いていたということで、現場に駆けつけた警察官に、殺人未遂の疑いでその場で逮捕されました。
警察の取り調べに対し、事件に関わったことを認めたものの、その後は弁護士が来るまで何も話さないなどと供述しているということです。
警察署には捜査員たちが慌ただしく出入りする様子が見られます。
警察では、死亡した5人の身元の確認を進めるとともに、今後、容疑を殺人に切り替え、事件の動機や、詳しいいきさつなどについて捜査を進めることにしています。
以上、洲本警察署からお伝えしました。
こんにちは。
事件がなぜ起きたのか、捜査の進展が待たれます。
では次です。
東日本大震災の発生からまもなく4年です。
震災では、津波で堤防が倒れたり壊れたりして、大きな被害が出ました。
この経験を教訓に、全国で堤防の補強などが進められていますが、津波と同時に余震で強い揺れが起きると、想定よりも早く堤防が壊れる可能性があることが、専門家の研究で分かりました。
4年前の巨大地震による大津波。
東北の太平洋沿岸では、およそ300キロにわたって各地で防潮堤や防波堤が壊れ、市街地に流れ込んだ津波によって大きな被害が出ました。
防潮堤や防波堤はなぜ壊れたのか。
震災当時、津波は防潮堤や防波堤を大きく乗り越えました。
内側に流れ込んだ津波は、土台付近の土を削っていきます。
このため津波の圧力に耐えられなくなり、倒壊したと見られています。
震災から4年、東北の被災地では、土台部分を津波で倒れにくい構造にするなど、防潮堤や防波堤の建設が、被害を受けた80%前後で始まっています。
ところが最近になって、地震の揺れによって、思わぬ影響が出る可能性が分かってきました。
津波による海岸設備への影響を研究している有川太郎さんです。
津波に余震で強い揺れが加わると、倒壊が早くなるという想定していなかったリスクがあると指摘しています。
そのメカニズムです。
防波堤に見立てたブロックを津波に見立てた水流が乗り越えています。
しかし、倒れない場合には乗り越えたあと、それまでよりも水位が低くなります。
津波の威力が弱まることを示しています。
ところが、震度5弱に相当する強い揺れを同時に加えると、同じ高さの水流で、ブロックが倒れました。
津波と揺れの方向が一致したために、ブロックにかかる力が大きくなり、耐えられなくなったのです。
有川さんは巨大地震では、こうした現象が実際に起きる可能性があると考えています。
注目しているのは、南海トラフで想定される巨大地震です。
想定される震源域は、4年前の巨大地震よりも陸地に近く、一部は陸側にかかっているため、津波はより早く到達すると予想されています。
陸に近いため、余震による揺れも大きくなる可能性があります。
震災後、南海トラフの沿岸地域では、防潮堤や防波堤の補強工事などが進められていますが、現時点では津波と揺れが同時に起きることへの備えは想定されていないといいます。
有川さんは、どのような場所で想定よりも早く壊れるリスクが高まるのか、沿岸の調査を始めています。
住民からも直接聞き取りを行っています。
有川さんは、補強を進めると同時に、沿岸で大きな揺れを感じたら、まず避難することを徹底することが、改めて重要だと指摘しています。
では、取材に当たりました社会部の清水瑶平記者とお伝えしていきます。
新たに分かってきた、津波と余震のリスクということなんですが、そもそも津波が乗り越えても、堤防が残っていれば、一定の効果があるということなんですよね。
その効果というのは、どういうものなのでしょうか?
まずもう一度、先ほどの実験の映像をご覧ください。
こちらですけれども、津波が来ても、ブロックが残ったままですと、津波が乗り越えたあとに、水位が大幅に下がっているのが分かります。
つまり堤防が残っていることで、津波の勢いが弱められているということを示しています。
ですが、この映像、ブロックを乗り越えた先、右側の所が水流、低くなっている。
これが効果を表しているんですね。
そういうことですね。
このために沿岸では津波が来る時間が遅くなったり、それから被害を受ける範囲が狭くなったりと、そういった一定の効果があると考えられています。
こうした効果というのは、東日本大震災のときはどうだったんでしょうか?
こちらはですね、4年前の津波で被災したある自治体の例なんですけれども、ここでは堤防の60%余りが壊れずに残りました。
ここで堤防、破壊されましたけれども、沿岸に到達した津波の高さは8メートル前後だったと考えられています。
ところがですね、専門家の試算では、ここで仮に堤防がすべて壊れていたとすると、沿岸の津波の高さがどれぐらいだったかというと、14メートルに達していた可能性があると、そういう試算があります。
堤防が残ったことで、津波を弱める効果があったというふうに考えられています。
このため、震災後は被災地各地、それからほかの地域でも、津波が乗り越えても壊れにくい構造にするための補強や建設工事が進められています。
ただ、新たに分かってきたのが、津波と余震による強い揺れが同時に起きると、より早くこの堤防が壊されるおそれがあるということですが、これはどんな現象が起きるっていうことなんですか?
2つの力が重なることで、堤防により強い力がかかるためだと考えられています。
どういうことかといいますと、こちらの図ですね、津波が押し寄せてくると、堤防は常に押されている状態になります。
この矢印の所ですね。
こっちの方向ですね。
そこに地震の揺れが加わりますと、同じ方向に津波の押す力と同じ方向に加わった瞬間に、堤防の限界を超える力がかかって、壊れてしまうと、そういうことなんです。
ですから矢印が方向そろってますけども、力が合わさってしまうと?
そうですね。
方向がそろった瞬間に、限界を超える力がかかると、そういうことになります。
今回の実験では、震度5弱程度の揺れが加わった場合、堤防にかかる力は10%から20%程度、増加するという結果になりました。
それから揺れが震度5弱程度よりもさらに大きくなりますと、堤防にかかる力も強まって、想定よりもさらに早く壊れる可能性があります。
そうした現象が実際に起きる可能性というのはあるんでしょうか?
注目されているのは、やはり巨大地震なんです。
覚えていらっしゃる方も多いと思うんですけれども、4年前の東日本大震災のときの余震なんですが、やはり直後に震源域の周辺で次々と余震が発生しました。
こちらの図は地震から1時間以内に起こったマグニチュード六以上の余震の数を示しています。
巨大地震が起きてから10分間では3回、30分で10回、それから1時間以内で16回と、やはり余震が相次ぎました。
だからですね、場所によっては津波と強い揺れが同時に起きていた場所もあったと見られているんです。
そうしますと、南海トラフで想定される巨大地震でも、こうしたことが起きる可能性というのはあるんでしょうか?
南海トラフの巨大地震では、想定では東日本大震災のときよりも、震源域が陸地に近いために、より早く津波が到達すると予想されています。
10分以内に高さ10メートルを超える津波が来る所もあると推定されています。
また震源域の一部が陸地にかかるほど近いために、余震による揺れの強さも強くなる可能性があるというふうに指摘されています。
南海トラフだけでなく、ほかの地域でも余震が陸地に近い所で起こった場合は、津波と強い揺れが同時に起こるという可能性はないとはいえないと思います。
では改めてどのような備えが必要でしょうか?
やはりですね、沿岸で強い揺れを感じたら、まず避難すること、これを徹底することだと思います。
4年前の震災のことを考えますと、大津波にも耐えられるとされていた防潮堤、防波堤が各地で大きく壊れて、被害を拡大しました。
堤防の補強対策などを進めていくということが、もちろん必要なんですけれども、それと同時に、今後も予想しないようなことが起こるという前提で、いざというときにどのように避難するかなどを改めて確認しておくことが重要だと感じました。
堤防の新たなリスクについて、社会部の清水瑶平記者とお伝えしました。
東日本大震災から4年。
津波に耐え、毎年花を咲かせてきた桜の木にお別れです。
仙台からです。
岩手県大槌町の小学校の校庭にあるこの桜の木は、津波のあとも地元の人たちに親しまれてきましたが、震災の復興工事に伴って、伐採されることになりました。
岩手県大槌町の旧赤浜小学校の校庭にある5本の桜の木は、樹齢およそ100年と伝えられ、震災の津波でおよそ2メートルの高さまで海水につかりましたが、その後も毎年花を咲かせ、地元の人たちに親しまれてきました。
しかし、復興工事でこの地区の土地がかさ上げされるため、いずれも伐採されることになり、きょうから作業が始まりました。
桜の木の周りには、地域の人たちが集まり、重機による伐採作業を見守りました。
そして桜の木が倒れると、幹に触れたりして別れを惜しんでいました。
この桜の木からは苗木が育てられていて、かさ上げ工事が終わったあと、再びこの地区に植えられるということです。
被災地以外の地域では、各地で復興を願う行事が開かれています。
神戸では、復興を願う、希望の灯りの分灯が行われました。
阪神・淡路大震災の復興を願って、震災の5年後から神戸市中央区の東遊園地でともされている希望の灯り。
今月11日に宮城県名取市閖上の仮設住宅で行われる追悼行事に、希望の灯りを届けるため、火を分ける分灯が行われました。
きょう分けられた火は、兵庫県のボランティア団体が、バスで追悼行事の会場に届け、3・11の形に並べた竹灯籠にともすことになっています。
追悼の動きは海外でも。
アメリカ西海岸のロサンゼルスでは、日本人や日系人など、およそ350人が参加して追悼式典が開かれました。
会場には倒壊した建物など、津波の被害の大きさを伝える写真も展示されました。
またニューヨークのマンハッタンにある教会でも、犠牲者を追悼する集会が開かれ、被災地の復興に向けた取り組みなどが紹介されました。
また、宮城県から参加した女性が、震災で両親を亡くした体験を語りました。
そして、参加者全員で、一日も早い復興を願い、日本語でふるさとを合唱しました。
震災の記憶を後世に伝えるため、岩手、宮城、福島などのNHK各放送局は、それぞれ、被災者の証言をシリーズで放送しています。
震災の翌月から始まり、その数は盛岡放送局だけで470本余り、各放送局を合わせると、700本以上になります。
今週はこの証言をお伝えしていきます。
まずは岩手から。
震災直後、被災地は多くの困難に直面しましたが、その一つが飲み水の確保でした。
当時、多くの被災者に使われ、命の水とも呼ばれた井戸水が、岩手県宮古市にあります。
日本酒造りのために使われていた井戸水を提供したのは、地元の造り酒屋の杜氏でした。
宮古市で160年続く酒造会社の杜氏、辻村勝俊さん。
酒造りのシーズンになると毎年、自宅のある花巻市を離れ、宮古の酒造で作業に没頭します。
あの日、辻村さんは新酒の仕上げ作業を行っていたときに、激しい揺れに襲われました。
会社は海からおよそ250メートル。
辻村さんはすぐに津波が来ると考え、周囲に避難を呼びかけます。
地震発生から20分後、従業員らが先に避難していた高台に到着した辻村さん。
さっきまで自分たちがいた酒蔵が、津波に飲まれていくのを目の当たりにしました。
津波は酒蔵の2階まで押し寄せ、逃げ遅れた女性従業員1人が犠牲になりました。
悲しみをこらえながら辻村さんは、宮古のために何をすべきか考えました。
当時、宮古市沿岸部は壊滅的な被害を受けて、水道などのライフラインが途絶えていました。
給水車が来ても、量も使用時間も制限され、一人一人が十分な量を確保するのは、難しい状況でした。
辻村さんはひらめきます。
それは日本酒造りに使っていた井戸水でした。
この水を、困っている人たちに使ってもらおうと考えたのです。
日本酒造りに欠かせない良質の水。
その井戸の場所は、震災前まで酒蔵の人以外、ほとんど知られていませんでした。
辻村さんは山の中にひっそりとあるこの井戸の場所が分かるように、手書きの看板を立てました。
井戸の存在は徐々に口コミで広まり、水を求める人たちの行列が出来るようになりました。
辻村さんは、ペットボトルなどを持参して水をくむ人たちのために、何度も何度も作業を手伝いました。
宮古市沿岸部の断水が復旧したのは4月下旬。
被災者を支え続けた井戸水は、いつしか命の水と呼ばれるようになりました。
命の水は、辻村さんが杜氏を続けていこうと決心する呼び水にもなりました。
震災が起きる前、一度は引退を考えたという辻村さん。
人々に感謝される命の水を見て、この水をもう一度使って宮古の酒をよみがえらせようと決意したのです。
震災から10か月後、辻村さんたちの手で、宮古唯一の地酒が復活しました。
杜氏としてことし60年を迎える辻村さん。
これからも地元に愛される日本酒造りに励みます。
先日、岩手県に取材に行ってきたんですけれども、改めて被災した方の話を伺ったときに、やっぱり水に困ったっていうことを思い出されて、話されていました。
皆さん、苦しいときに、宮古でしたけれども、一人の男性の真心が救ったんだなと感じました。
辻村さんが勤める宮古市の酒蔵では、今後大きな災害に見舞われたときには、この命の水を再び地域住民に提供することにしています。
次です。
童話、ちいさいモモちゃんやたつのこたろうなどで知られる児童文学作家の松谷みよ子さんが、先月28日、老衰のため東京都内の病院で亡くなりました。
89歳でした。
松谷さんは大正15年に東京・神田で生まれ、戦時中、疎開先の長野県で児童文学を学び、昭和26年に童話集、貝になった子供で作家としてデビューしました。
昭和35年に母親が龍になったと聞かされて育った男の子が、母親を求めて旅をする物語、龍の子太郎を発表し、貧しい中でもたくましく生きる姿が共感を集め、世界中で翻訳されて映画にもなりました。
また昭和39年に発表した、ちいさいモモちゃんは、自身の育児の体験をもとに、生まれてから3歳になるまでの女の子の成長を描いた作品で、その後、妹の誕生や動物との触れ合いなどを中心に、5つの続編が発表され、50年以上にわたって、合わせて600万部を超えるロングセラーとなりました。
このほか絵本、いないいないばあは、両手で顔を隠した動物が登場し、ページをめくると顔が分かるというユニークなアイデアで人気を集めました。
松谷さんは、先月体調を崩し入院していましたが、先月28日、老衰のため都内の病院で亡くなりました。
では気象情報です。
西日本では雨ですが、奈良岡さん、このあと全国的に天気が崩れそうですね。
そうなんです。
きょうは広く雨雲がかかっています。
西日本、そして東日本でも雨の降りだしている所があります。
こちらは名古屋市内の今の様子です。
朝から厚い雲に覆われていて、今も弱い雨が降っているようです。
夜には雨の降り方が強まって、雷がなる所もあるでしょう。
では各地の雨の様子を見ていきましょう。
この時間、西日本、広く雨雲がかかっていて、四国で雨の降り方がやや強まっている所があります。
そしてこれから東日本にも雨の範囲が広がって、夜には東北地方にかけて、広く雨ということになりそうです。
そしてあすからは、北日本を中心に大荒れの天気となりそうです。
猛吹雪や大雪に警戒をしてください。
また全国的に風も強まります。
では、きょうの天気図を見ていきましょう。
九州の南に低気圧があって、この影響で西日本、広く雨が降っています。
この低気圧は、今夜には発達しながら紀伊半島の辺りへと進む見込みです。
さらに、あすの朝に発達をさらにして、三陸沖に進む見込みです。
あすの朝の時点で中心気圧984ヘクトパスカルの見込みです。
このあとまた発達します。
あすの夜になりますと、中心気圧962ヘクトパスカルまで下がる見込みです。
北海道の辺りで猛烈に発達をします。
等圧線の間隔、びっしりと込み合いまして、全国的に風が強まります。
特に北日本、暴風に警戒をしてください。
また波も高くなりますので、高波にも警戒が必要です。
では風の見通しについて、詳しく見ていきましょう。
今夜遅くからです。
オレンジ色の表示は平均でも15メートル以上という風です。
赤色の表示は平均でも20メートル以上という、非常に強い風です。
あすは全国的に風が強まりそうですけれども、特に北日本、赤色の非常に強い風が吹くおそれがあります。
あすにかけて予想される最大瞬間風速、北海道、東北、北陸、九州北部で、30メートルから35メートルという風が予想されています。
暴風はあさってにかけても続きそうです。
北日本は雪も伴って、猛吹雪となる所もあるでしょう。
では天気の見通しについて見ていきます。
今夜です。
今夜、近畿から東北地方にかけて、広く雨ということになりそうです。
夜は関東地方の沿岸部など、雨の降り方が強まる所があるでしょう。
そしてあすの朝です。
あすの朝、東北地方の沿岸部などで、雨が雷を伴って激しく降る所がありそうです。
そしてあす、寒気が流れ込みますので、西日本でも、日本海側で雪が降りそうです。
また北海道、湿った雪で東部を中心に大雪となる所があるでしょう。
では全国のあすの天気です。
次は刑務所で服役したあと、無実だったことが分かった富山県の男性が、取り調べで自白を強要されたとして、国や富山県に賠償を求めていた裁判についてです。
富山地方裁判所は、警察の取り調べが違法だったと認め、県に対し、1900万円余りの支払いを命じました。
富山県の柳原浩さんは、平成14年に女性を乱暴したとして逮捕され、その後、有罪判決を受けて、2年余り服役したあと、真犯人が現れ、再審・裁判のやり直しが行われた結果、8年前に無罪が確定しました。
柳原さんは、無実を裏付ける証拠があったのに無視され、取り調べで自白を強要されたとして、国や富山県に1億円余りの損害賠償を求める訴えを起こしていました。
きょうの判決で、富山地方裁判所の阿多麻子裁判長は、警察官は自分が期待する回答を柳原さんがするまで、同じような形で確認を求めて調書を作成した。
真犯人でない柳原さんが、犯行状況の主要な部分に関して、ほとんど何も供述できなかったことを認識していたとして、取り調べの違法性を認めました。
そして富山県に対し、およそ1960万円の支払いを命じました。
一方、検察については、警察官が違法な取り調べをしていると、容易に認識できたとは認められないとして、国の責任は認めませんでした。
この事件を巡っては、柳原さんの無実が分かったあと、警察の捜査の問題点を指摘する声が高まり、取り調べを録音・録画する制度の導入が早められるきっかけの一つになりました。
次は日本を訪問しているドイツのメルケル首相についてです。
きょう午前、都内の日本科学未来館を訪れ、次世代の太陽電池など、日本の最先端の科学技術を視察しました。
大手自動車メーカーが開発した、2足歩行のロボット、ASIMOの出迎えを受けたメルケル首相。
ロボットがボールを蹴ったり、走ったりする動きを披露すると、笑顔で拍手を送りました。
続いて、併設されている研究施設で、次世代の太陽電池について説明を受けました。
メルケル首相は物理学の博士号を持ち、今回の日本訪問で、再生可能エネルギーの分野で、日本との協力を深めたいという考えを示しています。
きょう夕方には、安倍総理大臣と首脳会談を行い、ウクライナ情勢やイスラム過激派対策などを巡って、意見を交わすものと見られます。
昨夜、名古屋市にある高齢者向けの集合住宅で、2人が死亡、4人が重軽傷を負った火事についてです。
この集合住宅について、新たな事実が分かりました。
名古屋からお伝えします。
火事があった集合住宅では、警察と消防が現場検証を行っています。
この集合住宅は、有料老人ホームなど、福祉施設としての届け出はなく、警察は建物の詳しい状況を確認するなどして、火事の原因を調べています。
昨夜、名古屋市緑区篭山の、鉄筋コンクリート3階建てのグリーンライフビルで火事があり、焼け跡の2階部分から、男性2人が遺体で見つかったほか、男性4人が重軽傷を負いました。
警察と消防は出火原因を調べるため、きょう午前9時から現場検証を行っています。
この建物は、かつて建設会社の社員寮でしたが、現在は別の会社が高齢者向けの集合住宅として運営しています。
警察によりますと、2階と3階に合わせて25の部屋があって、入居者22人と従業員1人が住んでいたということです。
会社の関係者によりますと、この従業員が朝と夕、食事を提供していたということです。
名古屋市によりますと、建物は有料老人ホームなど、福祉施設としての届け出はなく、ほとんどの入居者が生活保護を受けていたということです。
警察は、死亡した2人の身元の確認を進めるとともに、建物の詳しい状況を確認するなどして、火事の原因を調べています。
続いて、福岡からも火事のニュースです。
きょう未明、福岡県大牟田市で、4世帯が住む長屋など2棟が全焼し、焼け跡から3人が遺体で見つかりました。
警察は遺体はこの長屋に住む男女と見て、身元の確認を急ぐとともに、現場検証を行って、火事の原因を詳しく調べています。
きょう午前3時20分ごろ、福岡県大牟田市浪花町で、長屋が燃えていると、近所の人から消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造一部2階建ての長屋と、隣接する住宅の合わせて2棟が全焼しました。
この火事で長屋の焼け跡から、3人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、この長屋には4世帯7人が住んでいましたが、このうち60代の男性1人と、40代と80代の女性2人の合わせて3人と連絡が取れなくなっているということです。
現場はJR大牟田駅から3キロほど離れた、木造住宅が密集する地域で、警察は遺体はこの3人と見て、身元の確認を急ぐとともに、午前10時から現場検証を行って、火事の原因を詳しく調べています。
トクする日本語です。
杉原満アナウンサーです。
こんにちは。
きょうはこういうことばを取り上げようと思うのですが、ぼっち。
これはもちろん、独りぼっちのぼっちですが、最近、このぼっちだけで、いろんなことばに使われるようになってきているんですね。
クリぼっちとかですか?
小澤さんも取材したことあるそうですね。
そうですね。
クリぼっち。
これはクリスマスに1人きりでいることですよね。
ことし、バレンタインデーに1人っきりでいる、バレぼっちなんてことばもマスコミで取り上げられていました。
これらよりもっと一般的に使われるのは、ぼっち飯ということばで、1人きりでごはんを食べている寂しい状態を、自虐的に言うことばだとされているんですが、最近、若い人は1人でお昼に行くのに抵抗感がある人も多いようですね。
小澤さんはどうですか?
私、1人でも気楽だなっていう気もしますけど。
私もそうなんですけど。
まあ、こうした、ただ寂しい状態を見られたくないということで出てきたのが、ぼっち席というものなんですね。
これ大学の生協などで、生協、学生食堂などで、テーブルの上をこのように仕切って向かいの人の顔が見えないようにしている。
カフェでもありますよね、こういう造りのところ。
ラーメン屋さんでもこういう作りが。
そうですね。
もちろん、テーブルを効果的に使うという理由もあるんですが、寂しくぼっち飯をしているところを見られたくないという心理にも配慮しているんだそうです。
それでもちろん学生食堂がぼっち席と名付けているわけではないんですが、学生たちが自然にぼっち席と呼んで、結構人気になっているそうです。
この独りぼっちのぼっちはなんなのかということなんですが、もとはですね、こういうふうに書きました。
独り法師から独りぼっちになったんですね。
つまり法師のことだったんですね。
じゃあ、独り法師とは何かというと、もともと宗派とか、ある僧団に属さないで、1人きりで修行している僧侶のことで、さかのぼれば弘法大師なども若いころは海や山で1人で修行していたそうですけれども、このように独り法師、もともとは別に寂しいということじゃなくて、みずから選んで1人で過ごしていることなんですが、江戸時代の中期になると、独り法師の三界坊という言い方が出来て、これはよりどころを失って迷いの世界をさまよい歩くということなんですが、これは身寄りのない人とか、仲間のいない人を例えていうようになったんですね。
したがって独りぼっちが寂しいことというイメージが強くなってきました。
ただ最近は、独りぼっちを楽しむ工夫というのは、いろんなことをいわれますよね。
1人カラオケってずいぶん増えているそうですが、最近は、ぼっちカラオケというようになってるそうで、国語辞典にぼっちの用例として、最近は載ったりしています。
それから1人の生活を充実させようという、ぼっち充という言い方も使われるようになってきました。
語源をたどると、自立した人間のことを、独り法師といっていたわけですから、1人暮らしの人、今、本当に増えていますけれども、必ずしも否定的なばかりではないと、寂しいばかりではないということを考えながら、私も単身赴任するかもしれません。
また考えたいと思います。
にじまると一緒に各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の奈良岡さんとお伝えします。
きょうは西日本を中心に、広く雨雲がかかっています。
それでは空の散歩に出かけましょう。
まず最初は北海道の室蘭市です。
測量山に設置したカメラからの映像です。
ちょっとかすんでるように見えますね。
そうですね。
夕方から雨が降りそうなんですね。
あすは雨か雪で、風が強まります。
そしてあさってになりますと、雪が降ったりやんだりということになりそうです。
続いては盛岡市です。
白鳥が見えていますが、ハクチョウの飛来地として知られる高松の池です。
冬、ここで過ごした白鳥がふるさとのシベリアに帰る、北帰行が始まっているということです。
今、雲の多い天気で、これから夕方になりますと、こちらも雨が降りそうです。
あすの朝にかけては岩手県内の沿岸部の辺りでも雨が強まりそうですからお気をつけください。
そしてあす午後、次第に雪になって、あさってふぶきそうです。
かわって金沢市です。
JR金沢駅西側に設置したカメラからの映像です。
北陸新幹線の開業まで5日となりました。
まもなくですね。
開業日の14日は、金沢駅の周辺で、さまざまなイベントが開かれます。
こちら今、空も少し明るく見えますけれども、夕方からはこちらも雨が降りだしそうです。
そして夜、雷を伴うこともある見込みです。
あすは風が強いですし、雪です。
兵庫県の姫路市です。
姫路城が見えています。
ちょっと暗い様子ですかね。
そうですね。
冬の間、害虫から木を守るためにつけられるこも巻きが外されました。
雨で雷を伴うようなこともありそうですから、お気をつけください。
あすはこちらも雪が降りそうですね。
風も強く吹いて、あすは真冬の寒さとなります。
続いて、松江市です。
雨が降ってるように見えますね。
松江市ですね、松江城が見えています。
毎年恒例の椿まつりが先週から始まりました。
松江市内では、江戸時代からツバキの栽培が盛んで、松江城山公園でも愛好家の育てたツバキの花が展示されています。
こちら、きょう、雨でこのあと、あすは雪になりまして、きょうは雨でも、あすは雪になりそうです。
そして日中の気温はあす、3度までしか上がらないでしょう。
福岡市です。
福岡タワーからの映像です。
こちらは青空が見えてますね。
そうですね。
天気回復しているようです。
ただこれから寒くなりまして、あすは午前を中心に雪が降りそうです。
あすの最高気温は6度までしか上がらないですから、あすはこちらも寒いです。
各地とも寒そうですね。
そうですね。
では改めて、あすのお天気はどうでしょう。
あす、九州の雪は午前が中心となりそうです。
北陸は雪で雷を伴うこともあるでしょう。
そして東北地方の太平洋側沿岸部、朝にかけて雷を伴って激しく雨が降る所がありそうです。
2015/03/09(月) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]
▽津波のさなかの余震 堤防に想定外のリスク 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子
詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気
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