こんにちは中江有里です。
「国語表現」第4回。
今日のテーマは「スピーチの方法」です。
人前で与えられたテーマと時間の中で話をするのがスピーチですね。
私は意外と一人で話す機会ってないから…。
そっかいつもお二人だから。
そうなんですよ。
いざやれってなったらどうしたらいいか分かんなくて緊張して手をこうやってぐちゅぐちゅやっちゃって…。
癖がいろいろ出たりしますよね。
それを注意されてすごく恥ずかしかった思い出あります。
(岩崎)用意してた最初のつかみが滑った時にそのあともうボロボロになっちゃうっていうのとかね。
いろいろ失敗がありますよね。
皆さんはスピーチの経験はありますか?じゃあ瑞生君。
スピーチはやった事はあるんですけど正直とても苦手ですね。
最後もう「はいおしまいです」みたいな…。
ありがちですね。
やっぱり堂々と分かりやすく話せるようになりたいですよね。
そんな訳で今日の課題はこちらです。
まずは岩崎さんが挑戦です。
「最近地方のロケが多くお土産を手に入れる機会が多いです。
先日も1週間のうちに5か所回りました。
新幹線で行く事が多いです。
あのそのロ…ロケには。
そして地方土産の中でも特にお薦めなのがゆずこしょうです。
ええ。
ゆずこしょうはとうがらしとゆずの皮あとし…塩を練り潰したものです」。
「何かさっぱりしててでも辛みがあっておいしかった…おいしかったです」。
え〜終わり。
いやいや…思った以上にひどかったよ。
何?今の。
全然駄目じゃん。
はい。
実は今…そうだったの?何だびっくりしたよ。
いい例を見せられるかって言われてちょっとプレッシャー大きいんで悪い例ならできますって…。
悪い例からもね学べますから。
確かに。
でもみんな見ててこういうスピーチはしたくないなと思ったでしょ?という事で今日はですねこの方にスピーチの方法を教えて頂きましょう。
幸田国広先生です。
よろしくお願いしま〜す。
よろしくお願いします。
(槙尾)先生今のう大君のスピーチ聞いててこっちが疲れちゃったんですけどどうしたらいいんですかね。
確かにひどかったですよね。
スピーチのポイントは大きく分けて2つあります。
この2つがポイントです。
なるほど。
まずは話したい事をはっきりさせるためにスピーチメモを作ってみましょう。
スピーチメモ?じゃあみんなでスピーチメモ作ってみましょう。
(一同)オ〜!まずはスピーチのテーマ「いち押しの○○」の「○○」を考えましょう。
これがスピーチの主題。
つまり一番言いたい事になります。
主題が決まったら主題について…どんどんふせんが増えているのはうめゆいさん。
テーマは何でしょう。
これがテーマだね。
(結衣)はいこれがテーマです。
(岩崎)かなり重複してるよね。
似たようなふせんがあっても気にしなくて大丈夫。
後から整理すればいいんです。
こう出してるうちにどんどん自分の中で整理されてくる事はありそうだね。
見てると。
(結衣)そうですね。
(岩崎)後から要らなくなってくるのありそうだよね。
ふせんがある程度たまったら「はじめ」「なか」「おわり」の3段に分けてスピーチの構成を考えていきます。
どんな話をどんな順番で話すのかふせんを並べて考えるんです。
「はじめ」と「おわり」は一番言いたい事。
そして残りは「なか」の部分に整理していきます。
いくつかのグループに分けて話す順番を考えましょう。
この時グループのまとまりに小見出しを付けると整理しやすくなりますよ。
これでもさ…順番がまだ…
(岩崎)あ〜そうかそうか。
なるほどね。
後で順番ごとに縦に並べていけばいいのかな。
最初これだよね。
しゃべるとしたらね多分。
そうですね。
ふせんを並べ替えながら聞き手に分かりやすくまた興味が持てる構成を考えてみましょう。
順番を入れ替える事でスピーチの印象ががらっと変わります。
う〜ん随分まとまってきたようですね。
何個ぐらいのグループに分かれそう?
(圭祐)今のところだと…3つくらいに分けようかなって考えていて…。
スムーズだね進み具合が作業の。
結構悩んじゃうかなとか思ったけど。
(槙尾)今こっちへやったのは何?これ要らないやつ?
(槙尾)もうそういうのも出てきた?みんな真剣。
発表が楽しみです。
人前で話すのは苦手怖い。
そんなあなたに社会人の先輩がスピーチで緊張しないコツを教えます。
体に力をぎゅっと入れてそれを5秒ぐらい続けて一回一気に力抜くと割と落ち着いたりするんで…。
「緊張」いう言葉を削除する。
頭から。
それ見てると「あの人緊張してる」みたいな感じになって自分が緊張してる事を忘れられるんで…。
出されたお茶をお酒だと思ってそう自分に思い込ませて僕は緊張を和らげてます。
みんなドキドキに負けるな!
(理乃)言葉の…。
(一同)言葉のプロに聞いてみよう。
当時最年少として芥川賞を受賞。
明治の作家を思わせる難しい文体が話題になりました。
平野さんが作品を書く際に構成する時にメモを書くというのを今日お持ち頂いているという事なんですけども…。
そうですね。
構想する時に書くメモと行き詰まってるような時に書くメモまたちょっと違うんですけどこれはどっちかって言うと…人が自殺する時にどういう事を感じてるのかというような事を図にしながら考えた事ですね。
図になってるんですね。
そうですね。
枠のある紙だと僕は駄目で…関連があるっていうのを矢印で結んでいったりする方が頭が整理されるんですよね。
醍醐味っていうのはやっぱり…書いていくうちにやっぱりこう…こんな事まで書けちゃったなっていう…。
それがやっぱり書いていて面白いところっていうか…。
半分はもちろん僕が書いてるんだけど…今日の演習はスピーチ。
前半では話す内容をはっきりさせるために盛り込む要素や話す順番を考えました。
ところで先生スピーチのポイントってもう一つありましたよね。
聞き手を意識した話し方をする。
これですね。
聞き手を意識した話し方ってどんな話し方なんですかね。
先ほどの岩崎さんのはず〜っと下を向いたまま原稿を読み上げてるだけでしたよね。
(岩崎)駄目だね〜。
(槙尾)独り言みたいですもんね。
じゃあどうしたらいいんですかね。
まずはですね…それから話の内容に合わせて…それから岩崎さんはスピーチの初めから終わりまでず〜っと同じ調子で話をしていましたよね。
確かにそうだった。
ですから話の内容に沿って…ちょっと待って下さい。
これって恋人に話をする時と全く一緒ですよね。
何でよ。
全然違うでしょ。
いやそれは…そのとおりなんですね。
(槙尾)そのとおりなんですか!?聞いてる人たちみんなを恋人だと思って大切に話をする。
そうするときちんと話が伝わるんじゃないでしょうか。
そうなんですか。
よしじゃあみんな今回は私を恋人だと思ってスピーチしてみて。
じゃあまずはうめゆいさんお願いします。
はい。
私がいち押しするのは猫ちゃんです。
猫ちゃんといっても私が家で飼っているねるという名前の猫ちゃんなんですけど…。
私は…近くの公園で拾ってきたのがその猫ちゃんだったんですけどねるって名前を付けた由来が私が寝る事が大好きなのでねるって名前を付けたんですよ。
そしたら毎日のように寝るようになっちゃったんですよ。
猫ちゃん自体も。
それとあと…そう!事件が起きたんです。
私の梅村家で事件が起きましてねるたんが家出をしたんです。
いつかは分からないんですけどいつの間にかねるたんがいなくなっていまして…。
ねるたんの息がほんのり臭くてそこがすごく大好きです。
そんなねるたんを愛してます。
ありがとうございます。
(槙尾)ありがとうございました。
皆さんどうでした?じゃあ理乃ちゃん。
えっと〜「事件がありまして」とかそういうふうに言ってたのが「えっ何だろう」って気になるのですごいまねしたいと思いました。
ありがとうございます。
先生いかがでしたかね?はい。
うめゆいさんがいかにねるたんの事が大好きかよく伝わってきたと思うんですね。
もっと欲を言えば「ある日事件が起きました」。
この置き所ですね。
これをもっと後に持ってくる。
いち押しですから私が好きな所をもっと早めに。
こんなかわいいこんな大好きなねるたんがある日いなくなったっていうとスピーチ自体に起伏が生まれてクライマックスが出来る。
そういうスピーチになったんじゃないかなというふうにも思いました。
もうちょっとみんながねるたんに感情移入したところで事件が起きてたらもっと「えっ!」ってなってたんでしょうね。
次にスピーチするのは圭祐君。
圭祐君はスピーチの「なか」の部分を4つのグループに分けました。
僕の今いち押しの乗り物はローラーコースターです。
ねえまあ理由は4つあるんですけれどもまず1つ目はやはり乗り物としての性能なんですよね。
乗り物としての性能いろいろ挙げられますが…。
またいろいろなジェットコースターがありまして回転みたいのが入ってるものもあってですね逆さまになる時のこの頭に血が上っていく感じがたまらないですね。
まあ以上からジェットコースター…ローラーコースターというのは五感を使って楽しめるという事で僕が今いち押しの乗り物なんです。
はいありがとうございました。
身振り手振りもねすごかったしよかったですよね。
じゃあ中江さんどうでしたかね。
いや…思った以上にすばらしいなと思ったんですが一つ言うとちょっと一本調子な感じもあるかなと思ったんですね。
でも4つに分けてローラーコースターの良さっていうのが伝わってきました。
そして瑞生君どんなスピーチになったのかな?僕のいち押しの食べ物はもずく酢です。
もずく酢はとにかくおいしい!おいしいです。
そしてさっぱりしてます。
テーマは大好きなもずく酢について。
でも苦手な人もいるのでお薦めの食べ方などを盛り込んで共感を得られるようにしました。
さあどうでしたかね中江さん。
あの〜ホント生き生きしててすばらしいなと思ったんです。
あとは好きになったきっかけみたいなのが聞けたらもっとよかったなっていうふうに思いましたけどでも全体的にとても明るくてよかったなと思います。
(瑞生)ありがとうございます。
私は私のいち押しの季節春についてお話しします。
春といったら皆さんどんな言葉が思い浮かびますか?いきなり質問から始めた理乃さん。
聞き手を意識したスピーチの工夫です。
やりますね!あとお魚もシラスとかサワラ…サワラの西京焼きは最強においしいと思います。
あらかじめ話す内容を整理しておいたのでみんなうまくまとめる事ができました。
あの〜俺から一個いいかな。
(生徒一同)はい。
(槙尾)どうしたの?急に。
何何?すごいよかった。
(一同の笑い声)先生やっぱスピーチって難しそうですけどコツさえつかんじゃえば上達していきますよね。
そうですね。
基本をつかむ事が大事です。
今日学んだ事はあくまでも基本です。
分かりやすく人に話を伝えるという事。
これはコミュニケーションの基礎です。
実社会で求められるスピーチになりますとその場の空気とか臨機応変な対応とかそういう事も必要になってきます。
それに対応できるためにはやはり基本をしっかりと今の時期に身につけておく事です。
先生ありがとうございました。
(生徒一同)ありがとうございました。
皆さんスピーチしてみてどうでしたか?圭祐君。
はい。
やっぱり話す前ってすごく緊張するんですよね実は。
そんな中で実際に話してみると聞いてる人たちの温かい笑顔だったりとかうなずいてくれたり反応してくれたりっていうのがすごく分かって。
聞き手が…じゃあうめゆいさん。
(結衣)はい。
話したい事を自分なりにまとめるだけで話しやすくもなりますし相手に伝わりやすくもなりますし…。
だからこれから意識して生活していきたいと思います。
う〜ん確かに思ってる事を一度書いてみるのは大事ですよね。
あとやっぱり僕はみんなのを見てて基本を押さえてる事で自分の中に自信を持てればスピーチもうまくいくんじゃないかなと思いました。
あの〜ちゃんとね身振り手振りを使って…。
もう実践してる訳ですよね。
すばらしいと思います。
分かりやすい話し方ができれば日常生活ふだんの会話にも役立ちますね。
スピーチ上手は話し上手への道ですね。
そうですね。
では…。
これでみんなもスピーチの達人じゃ〜!じゃ〜!さようなら〜。
(一同)さようなら〜。
まず話す内容をはっきりさせましょう。
与えられたテーマから…スピーチの構成は…3段構成で考えます。
「はじめ」と「おわり」には主題や結論を示します。
「なか」は聞き手に分かりやすく興味が持てるように展開の順序を工夫しましょう。
本番は誰でも緊張します。
事前に納得がいくまで準備練習をしてから臨みましょう。
2015/03/09(月) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 国語表現「スピーチの方法」[字]
読む、書く、聞く、話す。あらゆる教科で必要な表現の基礎力を養います。ユニークな演習や様々な分野で活躍する表現の達人へのインタビューで、表現のコツを学びます。
詳細情報
番組内容
今回は2分間スピーチに挑戦する。何をどんな順番で話せばいいのか、そのために役立つのがスピーチメモだ。ふせんを使ってスピーチを構成する方法について学ぶ。「言葉のプロ」のコーナーには芥川賞作家の平野啓一郎さんが登場。創作の際に使ったメモを紹介する。【出演】中江有里・かもめんたる、【ゲスト】平野啓一郎、【講師】幸田国広(東洋大学)
出演者
【講師】東洋大学准教授…幸田国広,【ゲスト】平野啓一郎,【出演】中嶋理乃,梅村結衣,大野瑞生,斉藤圭祐,【司会】中江有里,かもめんたる,【語り】田中杏沙
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他
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サンプリングレート : 48kHz
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