news every. 2015.03.09


この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
きょう午前、兵庫県淡路島で家族3人が刃物で刺され、死亡し、別の民家でも2人の遺体が見つかるなど、5人が死亡する事件がありました。
家族3人への殺人未遂容疑で
きょう午前7時過ぎ、淡路島にある民家から警察に入った、一本の110番通報。
ーお父さんとお母さんが刺されている。
すぐに来てください。
この民家に住む家族3人が、刃物で刺される事件が起きました。
周りには、田んぼや畑がある、あちらの家で男女3人が心肺停止の状態で発見されました。
事件の現場は、淡路島の洲本市役所から北におよそ3キロの場所。
田畑が広がる中に、民家が点在しています。
午前7時過ぎ、この家に住む32歳の女性が警察に通報。
警察が駆けつけると、女性の父親である平野浩之さんが、家の外で倒れていました。
浩之さんは心肺停止の状態。
さらに、母親の方子さんと祖母の静子さんも家の中で心肺停止の状態で発見されました。
3人は病院に緊急搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、現場付近にいた平野達彦容疑者を、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたとき、服には血がついていたといいます。
被害者を知る人は。
まあ、真面目ないい人ですよ。
人の悪口言って回るとか、もう、そういうことはないですしね。
3人が死亡した民家の近所に住んでいたという平野達彦容疑者。
一体、どんな人物なのでしょうか。
学校行って、みんなとうまいこといかんかったんだろうと。
それで家にずっと引きこもるようになったんかなと。
小学校か中学校かぐらいだと思うんですけどね。
行っても、まあ出てくることはないですから。
今から20年ぐらい見ておらへん。
家におったのかおらんかったのかも分からんわ。
引きこもって、インターネットに打ち込むばっかりで、悪くいえば、みんなの記憶にないっていうんかね、関心がないっていうんか。
4、5年前から、インターネットで人のこと中傷してるってことは聞いたんですけど。
外に出ることはほとんどなく、家に引きこもり状態だったという平野達彦容疑者。
死亡した浩之さんは、過去に、インターネットで容疑者からある書き込みをされたと、近所の人に漏らしていました。
変な宗教に入ってるから、どうのこうのって書かれたって、私はそんなん入ってないのになって笑いながら。
書かれた本人も、あまり気にもしてませんしね、そういう人やっていうこと分かってるらしいので。
その後、この被害者と容疑者との間にトラブルがあったかについては、分かっていません。
逮捕当初、私がやりましたと話していた平野達彦容疑者。
その後の警察の取り調べに対しては、弁護士に相談しないと話せないと供述しています。
さらに、別の場所でも。
心肺停止の3人が発見されたあちらの家から、南へおよそ50メートル離れた黒い屋根の家で、2人の遺体が発見されました。
この家に住む平野毅さんと妻の恒子さんが死亡しているのが見つかりました。
この2人も刃物で刺されていたということです。
現場周辺からは、まだ凶器が見つかっていません。
警察は、家族3人が刺された事件に加え、民家で2人の遺体が見つかった事件についても、平野達彦容疑者が関与しているかどうか調べています。
それでは現場から最新情報を伝えてもらいます。
藤田さん。
事件が起きました現場です。
現在も依然、広い範囲で規制線が、このように張られています。
亡くなった5人のうち3人が見つかったのは、あちらのお宅です。
そちらでは、平野浩之さん、妻の方子さん、母の静子さんの3人が見つかりました。
そこからおよそ50メートルほど離れた黒い屋根の家では、平野毅さんと妻の恒子さんが遺体で見つかりました。
逮捕された平野達彦容疑者も、近所に住んでいたということで、現場周辺では、のどかな場所で起きた事件に動揺が広がっています。
今、画面が捉えている、この白い建物が、容疑者の家、平野達彦容疑者の家です。
平野容疑者について、知っているという近所の人もいるのですが、最近は姿を見ていないと言い、自宅に引きこもって生活をしていたようだと話しています。
平野容疑者については、おととし10月まで、兵庫県明石市内の病院に、精神疾患で入院していたことも分かっています。
調べに対して、弁護士に相談しないと話せないと供述しているということで、警察は、動機など、詳しく調べる方針です。
以上、現場でした。
強かん事件の裁判のやり直しで、無罪となった47歳の男性が、国や富山県に損害賠償を求めた裁判で、富山地方裁判所はきょう、争点となっていた富山県警の捜査の違法性を認め、県におよそ1900万円を支払うよう命じました。
この事件は、2002年、富山県氷見市内で発生した強かんと強かん未遂事件で、タクシー運転手だった柳原浩さん47歳が誤って逮捕されたもので、2年余り服役したあとに真犯人が見つかり、誤認逮捕が判明しました。
柳原さんは2007年に、再審・裁判のやり直しで無罪となりましたが、警察の違法な捜査で犯人にされたとして、2009年に国と県、そして取り調べを担当した警察官と検察官に対して、1億440万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしていました。
6年にわたり、捜査の違法性が争点となってきたこの裁判で、阿多麻子裁判長はきょう、取り調べで虚偽の自白が作り出されるなど、警察の捜査に違法性があったとして、県に1966万円の支払いを命じました。
しかし、柳原さんを起訴した検察などへの請求は退けました。
この判決を受けて、柳原さんは、警察の捜査の違法性が認められたことは評価できるとする一方、弁護士は、今後、えん罪を繰り返さないための判決としては、甘い判断だと述べました。
東日本大震災からあさってで4年を迎えます。
宮城県気仙沼市の沖合で、ことし1月に見つかった遺体の一部が、東日本大震災で行方不明となっていた当時73歳の男性と分かり、きょう、遺族に引き渡されました。
警察によりますと、身元が判明したのは、気仙沼市本吉町の無職、小野寺徳男さん当時73歳です。
ことし1月に、気仙沼市の日門漁港からおよそ3キロの沖合で、漁をしていた男性が遺体の一部を見つけました。
警察がDNA鑑定などを行い、小野寺さんと特定しました。
発見した男性は、自分の兄とおいも行方不明なので、身元が特定されてよかったと、小野寺さんの遺族に思いを重ねていました。
機械でそのまま上げると、潰れたりなんかするから、あとは静かに船さ上げて。
早く見っかってね、よかったなと思った。
小野寺さんの遺体はきょう、市役所で長女に引き渡され、4年ぶりの再開を果たしました。
もう少しで4年ということなんですけども、それを目前に、まさか見つかるなんては、夢にも思っていませんでした。
あの日からさかのぼって、私たちはこういうふうに生活してたってことを話ししたいと思います。
東日本大震災では、全国でいまだに2589人が行方不明となっていて、宮城県ではこの4年の間に遺体の一部がおよそ200見つかっています。
このうち身元が分かったのは、ことしは初めてだということです。
東日本大震災からまもなく4年。
地震発生の兆候を事前に知るすべはあるのか。
今、地震予知への関心が、かつてないほど高まっています。
しかし、その研究には限界も見え始めています。
地震予知研究の最前線を取材しました。
都内にあるマンションの一室。
こちらは、どのようなことを今、作業されてらっしゃるんでしょうか?
こちらは、解析しました地震の予測情報を、ユーザーに配信するという、そういう作業を行っています。
この会社は、大学などと共同で地震の予測をしています。
これは契約者に送られる予測情報。
1週間ほどの間に、どのエリアで、どのくらいの規模の地震が起こるか、週2回、契約者に送っています。
どのような仕組みで予測しているのでしょうか。
この会社では、上空にある電離層に向け電波を発射し、戻ってくる時間を計算しています。
地震が起きる前になると、この電離層の高度が低くなるという説に基づき、電波の到達時間が短くなると、地震が起きると予測しています。
地震が起きますと、ユーザー数っていうのが増える傾向にあります。
現在、契約している会員はおよそ1万人ですが、ことしに入り、会員はおよそ2000人増えました。
20年前の阪神・淡路大震災。
この地震は、活断層が動いたことで発生しました。
そこで国は、全国の活断層の特定を始めたのです。
神奈川県の三浦半島。
岩場を走る一本の裂け目。
実はこれ、地表に露出している活断層です。
この断層によって起きる地震の発生確率は、ここ30年以内で最大11%と予測されています。
国は、こうした110か所の活断層で発生確率を発表しています。
しかし。
国の調査で分からなかった未知の活断層が動き、大地震が相次いだのです。
もっともっと地下には、M7級、マグニチュード7クラスの大地震を起こす断層が潜んでいると。
今はまだ、活断層がどういうふうに今後動いて大地震を起こすかという予知、予測をするのは非常に難しいです。
そして4年前には、東日本大震災が発生。
今度は海溝型の巨大地震の予知が課題になったのです。
京都大学の伊藤准教授。
震災の前にスロースリップという現象が起きていたことに注目しました。
海溝型の大地震は、海のプレートと陸側のプレートの間に出来たひずみが、一気に解消されることで起こります。
一方、スロースリップは、体に感じるような大きな揺れはありません。
プレート間のひずみがゆっくりと解消されるからです。
東日本大震災の震源域では、このスロースリップが起きたあとに、ひずみが一気に解消され、巨大地震につながったと伊藤さんは考えています。
スロースリップが発生している場合、少なくとも地震の発生確率が上がっているというふうに考えて、私は間違いないと思います。
将来、発生が予想される南海トラフ巨大地震。
巨大な津波が太平洋側を襲い、最悪32万人の死者が出ると想定されています。
今、国はこの巨大地震を、スロースリップをヒントに予知しようとしているのです。
この研究所では、スロースリップを捉えるため、想定される震源域の海底に、多くの地震計を設置。
その海底地震計は、すでに体には感じない、僅かな動きを捉えていました。
これが巨大地震の前兆のスロースリップなのか。
慎重な分析が続いています。
現象っていうのは、実際、観測されていて、それが一体何者であって、それが大きな地震とどういう関係があるのかっていうのは、これからいろんな研究を重ねていく必要があるところだと思います。
ただ、国の地震予知は、判りづらいと指摘する専門家もいます。
30年以内に何%という確率予測を、政府の地震調査委員会はやっておりますけれども、それだけではあまり役に立たない。
そこで、
東海大学の地震予知センター。
長尾教授が地震予知のために考えたのが、地下天気図です。
全国にある1000か所以上の地震計のデータをもとに作成しています。
これは、現在の地下天気図。
地震活動が活発になっている赤いエリアが太平洋側に、一方で、地震が少なくなっている青い部分が、日本海側に広がっています。
長尾教授によると、地震が少なくなっている青いエリアでは今後、地震が起こる可能性があるといいます。
実際に、先月17日、岩手県で最大20センチの津波を観測した地震では、地下天気図に変化が起きていました。
星印が先月の地震の震源地。
去年6月ごろ、周辺では地震活動が少ないことを示す、青いエリアが広がっていました。
そしてことしに入ると、青のエリアがなくなり、地震活動が活発になりだした所で、マグニチュード6.9の地震が発生したのです。
しかし、すべての地震を的確に予想できるわけではないといいます。
今のわれわれの解析が完璧ではないですし、地震活動がふだんと違うんだよというようなことを、まず皆さんに啓発していくのが、最終的な予知につながる第一歩だと思います。
東日本大震災からまもなく4年。
地震の兆候を捉えようという取り組みが広がっています。
ウクライナ情勢などを巡る、首脳会談が行われています。
基本的価値を共有する、非常に重要なパートナーとして、一層緊密に連携をしていきたい。
安倍総理大臣は現在、きょう来日した、ドイツのメルケル首相と、総理官邸で会談しています。
ウクライナ情勢への対応や、過激派組織イスラム国への対策などについて、意見交換しているほか、来年日本で開かれるG7サミットの成功に向けた、協力関係の強化も確認することにしています。
両首脳はこのあと、共同記者会見に臨みます。
景気回復に、明るい兆しが見え始めました。
景気に敏感な小売りやサービス業の従業員などに聞く、2月の景気ウォッチャー調査で、内閣府は景気の判断を、8か月ぶりに上方修正しました。
近畿地方のレストランから、春節で中国からの来客数が増加したとの声や、北海道のスーパーからは、2015/03/09(月) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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