≫フットボールファンの皆さんこんばんは。
アルガルベカップなでしこジャパン、第3戦。
運命の一戦です。
グループ1位突破をかけ強豪、格上のフランス戦です。
≫日本は現在グループ2位ですが同時刻キックオフのデンマークが引き分け以下の場合フランスに勝利した時点で1位通過が確定します。
また、デンマークが勝った場合でもフランスに2点差以上つけて勝てば1位通過がほぼ決定。
また、フランスに1点差で勝利した場合はフェアプレーポイントと呼ばれるイエローカードの枚数などの評価で、1位が決定します。
≫いやいや、永島さん。
とにかくフランスに勝てばいいんです!勝ったことがあるんですなでしこジャパン。
ロンドンオリンピック準決勝。
2ゴール挙げて勝ってますからね。
≫これは期待できますね。
≫できます。
声を枯らす準備はいいですか。
勝利をつかむぞなでしこジャパン!≫雲ひとつない快晴です。
日本の連覇がかかったワールドカップの前哨戦でもある今年のアルガルベカップです。
ポルトガル南部のアルガルベ地方で行われているこの大会。
今日がグループステージの最終戦です。
日本は、あさっての決勝戦に進むための最低条件であるグループ首位の座をかけて今大会優勝候補の筆頭とも言われているフランスと対戦をします。
アルガルベカップ日本女子代表なでしこジャパンフランス女子代表。
解説は成立学園サッカー部コーチ山郷のぞみさん。
そして、元日本代表男子のキャプテン宮本恒靖さんにも今日は加わっていただいてダブル解説でお伝えしていきます。
お二方、どうぞよろしくお願いします。
まもなく両チームの選手の入場です。
日本は今日、首位通過をかけて優勝候補の筆頭ともいわれているフランスとの対戦です。
最近の親善試合ではアメリカもドイツもブラジルも、このフランスの前に完封負けを喫しています。
FIFAランクも日本の4位の上を行く3位までフランスは上がってきました。
日本の佐々木監督はこのフランスを今、世界で最も勢いがあって強いチームと評価していました。
今大会もフランスはここまで2連勝。
日本は1勝1敗です。
日本が決勝進出するためにはグループ首位の座をとることが必要です。
そのグループ首位のためには日本は今日フランスに勝つことが必要最低条件です。
これから両チームの国歌の演奏です。
♪〜
(国歌演奏中)≫今大会はポルトガルに1対0デンマークに4対1。
2連勝のフランスです。
♪〜
(国歌演奏中)≫快晴の空の下アルガルベカップグループステージ最終戦を迎えました。
大一番です。
大会前から日本が最も意識してきた相手フランスとの対戦。
今、世界で最も勢いがあって最も強いチームだというふうに監督も選手たちも話をしています。
今日の日本のスターティングメンバーです。
ゴールキーパー海堀が今大会初出場です。
このメンバーで日本はFIFAランキングは4位。
フランスのFIFAランキングは3位。
フランスに向かっていきます。
ただし日本はワールドカップ連覇がかかるディフェンディングチャンピオンでもあります。
主審はイタリアのカリーナ・リトラーノさんです。
大儀見、菅澤というツートップで始まる今日の一戦です。
さあ、強豪フランスとの一戦を迎えました。
このフランスに勝たない限り日本のグループステージ首位通過はありません。
このフランス戦が、山郷さん非常に大事な一戦になりました。
≫そうですね。
フランスは、チーム戦術プラス個々の能力が非常に高いのでサッカーのテンポも速いと思います。
その中でなでしこは自分たちのサッカーがどれぐらいできるかというところを本当に見たいところですよね。
≫フランスを率いているベルジュロー監督。
そして、日本代表佐々木則夫監督です。
フランスは去年の秋からドイツもブラジルもアメリカもこの辺りの世界のトップクラスを全て2対0と完封しました。
そして順位を上げてきて現在3位というポジション。
対して宮本さん今大会なでしこジャパン、日本代表の過去2試合の戦いぶりはどう評価されていますか?≫ディフェンスラインのところのボール回しなんですが相手からプレッシャーを受けるところもありますし。
あとは、少し裏へのボールが多くてですねちょっと単発になるというかオフサイドになることが多かったと思いますね。
≫特に初戦ということになりますね。
≫そこで、やっぱりフォワードの選手が起点になることで時間を作ってサイドバックを押し上げるそういう動きが出ればもっと厚みのある攻撃になったかなと思いますね。
≫初戦はいわゆる主力組が先発してデンマークの前に完敗を喫しました。
しかし2戦目はメンバーを入れ替えていわゆるサブ組中心で戦ってポルトガル相手に3対0と完勝をしました。
この辺りは、山郷さん選手たちの危機感も恐らくあおられるでしょうしね。
≫そうですね。
≫パフォーマンスを残さなければメンバーに残れないという危機感がこの2戦でメンバーたちにも芽生えたと思います。
今日は宇津木がボランチに起用されています。
宇津木、宮間というコンビ。
≫今日の試合、宇津木選手がかなりポイントになってくるのではないかなと予想しているんですが割と守備的に入る部分があるのでちょっと全体のバランスも見ながら注目したいと思います。
≫ポルトガル戦ではその宇津木が非常に存在感を示していました。
今日は日本菅澤、大儀見というツートップ。
菅澤は昨シーズンのなでしこリーグの得点女王です。
13番の選手が山郷さんの話の中にもあった宇津木。
宇津木は普段フランスリーグでプレーしていますから今日の相手はかなり知っているはずです。
今の対応、宮本さんいかがでしょうか?≫失い方としてはよくなかったんですがうまく、そこみんなで対応しましたね。
≫まず試合の入り方というのが宮本さん、非常に大事になってくると思うんですが。
≫宇津木が今、ボールをうまく散らしているように思いますしサイドバックの近賀が上がったんですがそこを使ってもよかったですよね。
≫フランスのサッカーの特徴というと山郷さん、どの辺りにあるんでしょうか?≫フランスは個人の技術が非常に高いと思うんですが。
しっかりボールもつなぐことができるしスペースの攻撃の部分でも大きく展開できるので特に縦に速いボールなんか注意したいですよね。
奪われた瞬間の攻撃には注意したいです。
≫右サイドバックは近賀。
右のユニットは近賀、大野という日本を長く牽引してきている自慢のコンビでもあります。
日本の入り方の意識は、宮本さん何か感じることはありますか。
≫速くボールを動かしていると思いますしそこの意識はいいと思いますね。
ただ、今は少し幅がない攻撃になりましたね。
そこで大儀見が裏に走るしぐさを出しましたけどもう少しサイドを使えば先ほどから言っているような幅のある攻撃厚みのある攻撃になると思います。
≫立ち上がりから宮本さん結構中央に縦にグラウンダーにパスを通すシーンが多くあるんですが。
≫縦に入れること自体はいいと思うんですね。
それによって相手のディフェンダーは寄ってきますから。
そのとき空いてるサイドを使えればゴール前により進入できると思いますね。
≫この選手が8番のウアラ。
フランスリーグで現在首位のパリ・サンジェルマンでプレー。
ほとんどの選手がチャンピオンズリーグを連覇した経験があるリヨン。
現在、そのリヨンで熊谷もプレーしていますが。
そのリヨンのメンバーが含まれているフランス代表です。
1戦目と2戦目メンバーを入れ替えて3戦目はその1戦目と2戦目のメンバーで結果を残したメンバーが3戦目に起用された形になっています。
ご覧のような状況です。
右サイドバックウアラのスローイン。
昨年はアメリカでも経験を積んできた川澄。
4年前のワールドカップの最中にブレークをした川澄今日もスタメンです。
≫ちょっと、ここ大事にしていきたいですね。
≫フランスはパスをつないできます。
センターバックはビュテルとルナール。
ルナールは187cmあります。
男子でも宮本さんなかなかな身長ですよね187は。
≫そうですね。
かなりのサイズだと思います。
≫この選手は熊谷選手とチームメートでセンターバックを組んでいるという選手です。
≫フランスリーグのリヨン。
現在、リーグでは8連覇中の最強チームですが。
今シーズンは現在のところ暫定2位という状況のリヨンです。
フランス最強チームリヨンのセンターバックでもあるルナールが2番。
普段、熊谷とコンビを組んでいる選手です。
フランスのフォーメーションはご覧のような形になっていますが特に山郷さん9番、トップのルソメーですね。
≫そうですね。
あと、右サイドのダリ選手のサイドからの上がりに注目ですね。
≫前の試合、デンマーク戦でもゴールがあった7番のダリです。
川村が今日センターバックで起用されています。
川村の起用というのは山郷さんどのように感じますか?≫川村選手は、非常にセンターバックとして相手をつぶすという部分では優れていると思います。
あと、読みの部分でカバーリングなど熊谷選手がプレッシャーいったあとのカバーリングなんかも非常に読みがいいと思います。
≫去年のアジアカップで起用されて大きく結果を出しました。
≫得点力もあるので期待したいです。
≫昨シーズンなでしこリーグでは24試合で4ゴール挙げていた川村です。
今日の審判はイタリアのヴィトラーノさん。
以下、ギリシャ、ベルギールーマニアという審判団です。
大野も実は昨年は代表6試合で得点がありませんでした。
2003年に代表デビューしましたがそれ以来、初のノーゴールイヤーが去年でした。
去年は大野は海外にいたのでアジアカップにはなかなか呼ばれなかった出場権があまり少なかったということもありました。
やっぱり、山郷さんアタッカーですから得点は取りたいでしょう。
≫こないだも交代されたとき悔しそうな表情を見せていましたね。
このキックはジャストミートしませんでした。
右サイドバックの近賀。
昨シーズンのアーセナルで活躍していた海外挑戦から帰ってきたこの近賀です。
また、古巣のINACに復帰してきました。
アーセナルでは主にワンボランチを務めていたという近賀。
右サイド、ボランチとサイドバックでは全く景色が違うでしょうからフィットするのも大変だと思いますが。
≫ただ、賢い選手なので複数のポジションができるんだと思います。
≫今、ルソメーに出たボールに対して日本の守りは宮本さん、どうでしょうか。
≫非常に囲い込みが早かったのでよかったと思いますね。
あそこで選択肢をヘッドダウンさせることで少なくさせますからね。
≫白いユニホームフランスの9番の選手は要注意。
最終ラインからの攻め上がりを見せてきました有吉です。
左サイドバックも右サイドバックもどちらも務めることができるユーティリティープレーヤーぶりを発揮しています。
今、川澄がワイドに開いてその内側、インラインを有吉が上がってきました。
あの辺りの攻め上がりは宮本さん、もう少し見せたいところでもあると思います。
≫今の外を上がるのも1つオプションとしてあったと思いますが中を上がったことによってより危険なプレーになりましたよね。
非常によかったと思います。
≫そしてコーナーキック、日本。
体格差でいいますとおおむねフランスのほうが上回っている状況の中。
ゴールキーパーブアディです。
175cmのプレーヤー。
ロンドンオリンピックから正ゴールキーパーです。
日本はフランスとはロンドンオリンピックの準決勝以来の対戦ということになります。
そのとき日本は大儀見の左足と阪口のヘッドでフランスから2対1。
先行逃げ切り勝ちを収めて日本女子サッカー史上オリンピックのメダルを獲得した瞬間でもありました。
あれ以来の対戦です。
≫森さん、ピッチレベルのコンディションですがデンマーク戦ではこのピッチに苦しんだということもありまして試合前、コーチ陣も実際にボールを蹴ってその動きを確認していました。
芝には水がまかれています。
今日は日差し、とても強いです。
≫というピッチサイドからはサッカージャーナリスト長く、なでしこジャパンを追いかけている日々野真理さんのリポートが入ってきました。
第1戦のデンマーク戦と同じスタジアムで今日は行われています。
宇津木と有吉、川澄という3人でフランスから見れば右サイドを封じています。
芝は長めという話がありましたが確かに宮本さん、芝がもこもこと動くような感じがありますかね。
≫少し、ボールをうまく動かせていない。
ツートップに対してそういう選択が見られているというところでボールの球出しがよくないですよね。
フランスはハーフウェーラインを越えるようなボールに対して強くプレッシャーをかけています。
そんな意図が見られます。
≫今日の日本のゴールキーパーの先発は海堀。
初戦、山根、2戦目、福元。
187cmのルナールがコーナーキックの流れの中で前線にまだ残っていました。
やっぱり、宮本さん海外チームのなでしこジャパンがいるときはコーナーキックも含めてセットプレー、あまり与えたくないという部分があると思うんですが、特に。
≫しっかりと体をつけておくこと正しい姿勢でヘディングさせないという邪魔をすることが大切だと思いますね。
≫フィジカルの部分では少しどうしても海外勢には劣る日本です。
今日、ゴールキーパー先発は海堀。
山郷さん、佐々木監督はなかなかゴールキーパーは本番の大会前に当確ランプを出さない監督さんでもありますよね。
≫いろいろ試したい部分もあるんでしょうけれどもキーパーとしてはこういうのはもどかしいと思いますね。
選手としては。
その中でそういうこともありながらきちんと、いい準備をすることが大事だと思います。
≫海堀はワールドカップでは正ゴールキーパーを務めていましたがロンドンオリンピックではまた福元。
そしてロンドンオリンピック以降は187cmの山根という若いプレーヤーも使われ始めてきています。
本番のワールドカップへ向けて佐々木監督は各選手を最終的に試している段階。
今大会は澤選手も招集されていません。
澤選手が長くつけていたバックナンバー10は誰にも背負わせないままプレワールドカップであるアルガルベカップを戦っています。
1試合1試合が各選手にとってはサバイバルの場にもなってきます。
海堀、ここはナイスセーブを見せました!相手のエースストライカールソメーの飛び出しに対して海堀が、いいセーブを見せました。
ただ、今の一発ボールを許したのは宮本さん注意しなければならないプレーだと思うんですが。
≫そうですね。
中盤で相手の選手背の高い選手にヘディングで競り負けたこぼれ球からですがそういったルーズボールディフェンスラインの裏に出てきそうなときは早めにラインを下げたほうがいいと思うんですよね。
前のシーンでもあったんですがちょっとラインが高いところのスペースを狙われるのが続いているので。
そこをこの2回のシーンを受けてディフェンスライン考えなくてはいけないですね。
≫ただ、今の海堀のプレーは山郷さん、1つ何か手応えがありましたか。
≫救いましたね、チームを。
≫今もディフェンスライン見えたと思うんですが少し、あそこのボールに対してのディフェンスラインがちょっと高いんじゃないかなと思うので。
ラインを上げ下げするのは悪くないと思うんですがその裏へのケアというものをしっかりすることあとは海堀がしっかり裏を消しておくことができればいいと思いますね。
≫ただ宮本さん、コンパクトには保てていますか?≫ボールに対してプレッシャーがいっている限りコンパクトなのはいいと思いますが相手ボール、どこにでもボールが出てくる状況でコンパクトであってもディフェンスラインの裏にスペースがあるのは危険なので。
そこは少しラインを下げることもあると思います。
≫先ほどはその裏を狙われたプレーが1つありました。
ラヴォジェはモンペリエ所属。
日本の宇津木とはチームメートになります。
日本の宇津木もモンペリエで長くプレーをしています。
フランスリーグで活躍5年目を迎えている宇津木。
熊谷もフランスリーグのリヨンで2013年の6月からプレーをしています。
そのリヨンのチームメートが今回のフランスチームに9人いるという状況です。
そのうちの1人センターバックのルナール、2番。
20番、ビュテルは現在フランスリーグ3位のジュヴィシーというプレーをしています。
ゴールキーパーのブアディもリヨン所属のゴールキーパー。
日本の熊谷と普段、リーグ戦で守備のブロックを作っている選手でもあります。
キャプテンマークは宮間です。
ここで熊谷が対応にきましたがルソメーとのマッチアップ。
この2人は普段、チームメートでもあります。
シュートにいきました。
15番のビュサグリア。
ここまでの前半のこの時間まで宮本さんの目には両チーム、どのように見えますか。
≫中盤での攻防ですね。
日本の宇津木、宮間に対して相手の6番と15番のところの攻防で少し、相手にセカンドボールルーズボール拾われていたりするのでちょっと分が悪いところが出てきてますね。
そうなると前線、深いところにボールを出されていますからそこを、もう少し絶ちたいですね中盤をね。
≫その勝つためにはどういうことが必要ですか。
≫落ち着いてしっかりボールを回しながら前線にボールを入れてからの前向きに中盤をプレーさせてあげたいんですが収まらないので、今。
なかなかよさが生きないですよね。
日本の中盤の2人が。
≫そこには山郷さん大儀見が顔を出しているシーンが何度かありますが。
≫そうですね。
≫山郷さんはここまでの20分間どのようにご覧になっていますか?≫宮本さんがおっしゃったようにただ、フランスも同じような感じに見えますね。
≫熊谷対9番のルソメーというリヨンのチームメート同士の競り合いですが。
このルソメーは現在リヨンで18試合で24ゴールを挙げてリーグ2位の得点ランク。
代表での得点も今日が101試合目になるんですが過去100試合で42ゴールを挙げている9番のルソメー。
熊谷とは普段、リヨンでのチームメートでもあります。
率いる監督はフィリップ・ベルジュロー監督。
98年のフランスワールドカップ男子のゴールキーパーコーチでもありました。
≫ここから広げて近賀が回ってくるというようなところで時間を使いたいですよね。
≫17番のティネ。
去年のフランスリーグの得点女王であります17番のティネ。
グラウンダーのボールは海堀がしっかり抑えました。
今大会、初登場の海堀。
4年前の山郷さんワールドカップの決勝では特にアメリカ戦、大活躍でした。
≫そうですね。
海堀選手、本当に集中してゴールを守ってくれていたと思います。
≫あのアメリカとのPK戦2本を止めて優勝の原動力になって決勝のMVPになった海堀。
今のボールは、宮本さん何を狙ったボールですか?≫クロスボールだと思うんですね。
あそこのスペースに落とし込むようなボールでそこに走り込んでもらいたいという。
≫宮間のボールでした。
≫宮間の特徴はああいった空いたスペースへのボールだと思うので。
そこに、うまく走り込んであげることが大事だと思います。
≫今日は宮間と宇津木というボランチのコンビになっています。
阪口はベンチスタート。
そして長く日本を支えてきているボランチの澤はこのアルガルベカップには招集されていませんが澤が背負ってきた背番号10は空いたままで佐々木監督は今大会を迎えています。
≫近賀は今、いいところでボールを受けたと思うんです。
あのときに菅澤に浮いたボールを出すと、やはり相手のフィジカルが強いのでつぶされてしまうのであそこは足元にくさびを入れてもよかったかもしれません。
≫少し胸のトラップを差し込まれるようなボールになってしまいました。
収めることができませんでした。
左サイドバックが有吉。
サイドバックのレギュラー定着を目指しています。
そして4年前のワールドカップの最中にブレークをした川澄。
フランスと対戦できるのは本当にラッキーだと思いますと話をしていました。
このフランスと日本は決勝トーナメント以降でワールドカップでは当たるということになりますが。
仮に両チームともワールドカップでグループステージ首位通過をしたとすると当たるのは決勝戦です。
佐々木監督は、ワールドカップ決勝の前哨戦でもあるという言い方を、この大会前対フランス戦でしていました。
日本がグループステージ首位通過のためには今日、フランス相手に勝つしかありません。
アルガルベカップは4チームずつ3グループに分かれてグループステージを行っていますがそのグループステージの首位3チームのうちの成績上位2チーム同士で決勝戦が行われます。
まずグループ首位に立たない限りは決勝戦に進むことはできません。
そしてグループ首位に立つには今日、日本はフランスに対して勝つしかありません。
≫森さん、勝つための得点というポイントですが中盤の川澄選手はデンマーク戦で受けた修正点として選手同士の距離が攻撃のとき、よくなかった。
しっかりその距離を考えてタイミング、テンポよくお互いを使い合って組み立てること。
そしてワイドを使うことが大切ですねという話をしていました。
≫選手間の距離感があまりよくなかったという話は宮本さん、1戦目、2戦目と各選手が口々にしていたことなんですが具体的にはどういうことになるんでしょうか。
≫少し、パス自体も遠いところを選択しすぎたところがあると思うんです。
もっと近くの選手を使ってリズムを出しておいて近い選手がその周りを動いてあげることでリズムが生まれると思うんですが少し、相手のディフェンスラインの裏そこがスペースがあるのでそこに対するボールが多かったので相手にすぐボールが渡るシーンが多かったですよね。
というよりも、少し自分たちでボールを動かす時間帯を多くすることでリズムがよくなることがありますね。
≫ボールを動かしながら相手ゴールに迫っていきたいとこの試合の前に話をしていたのはストライカーの大儀見。
ポルトガル戦では先制点もあった川村です。
≫この辺りからくさびが入ればいいんですが…。
≫このシーンがよく見られるというか。
やはり、こういったとき足元に入れてあげること。
フォワードの。
そこで前向きの選手がそのサポートしてあげる。
そうすることによってサイドバックがうまく上がってこられる時間を作れると思います。
もちろん、優先順位はディフェンスラインの裏なのでそれはいいと思うんですが。
それとともにそこの足元のボールをうまく混ぜていけばいいと思います。
≫まだ両チームここまで得点はありません。
熊谷がルソメーに対して少しプレッシャーを受けました。
ホイッスルは吹かれましたが。
2試合連続ゴール中のルソメー。
オリンピックの日本戦でも1点差に追い上げる得点を挙げたストライカーでもあります。
ロンドンオリンピックまではチームの中ではスーパーサブ的存在でしたがそれ以降スタメンのストライカーとして定着しています。
フランスリーグでは今シーズンまで7年連続2桁得点を挙げているというルソメー。
日本の川澄は今日が69試合目。
過去68試合で18ゴールを挙げています。
そのうちの2ゴールはあの4年前。
ワールドカップで挙げた貴重な2得点でした。
ヘッドで落としたがジャストミートしませんでしたルソメーのヘッド。
左サイドから切り崩しを図ってきましたフランスです。
ちょっとジャストミートはしませんでしたがただ、山郷さんヒヤッとするシーンでした。
≫そうですね。
簡単に上げさせてしまった部分もありますね。
ただ、中はしっかりマークの確認ができていたと思います。
競るときにはきちんといい状態で競らなきゃいけませんが競るところをきちんと競るようにすればいいと思います。
≫センターバックは普段フランスでプレーしている熊谷。
そして川村。
岩清水は少し足首の軽いねんざがあるという情報が入ってきています。
フランス、左足のシュートビュサグリア。
危なかった日本。
これが代表141試合目というビュサグリア。
29歳のベテランのプレーヤーです。
この1つのミスから大きなピンチがやってきました、日本です。
なんとか最後シュートコースを詰めてかろうじて相手のシュートコースを消した日本ではありますが危ないシーンではありました。
まず、宮本さんシュートのところまでいきたいですね。
≫そうですね。
今、中央に大野がいて近賀にパスを出したんですがこれは悪くないんです。
ただ、そこの近賀のポジションがもう少し熊谷から受けられるようなもう少し高い位置で持つとよりスムーズなボール回しになると思うので。
その自分たちでボールを動かせる状態のときのポジショニングにもう少し気をつけてもらえればよりスムーズにボールが前に運べると思うんですね。
≫今の大野のパスなんかはもうちょっと前にいるんだと思っていたんでしょうかね。
≫そうですね。
そこに流し込むパスとしては悪くないと思います。
≫相手のファウルです。
17番のティネ。
昨シーズンのフランスリーグの得点女王です。
昨シーズン、22試合で25ゴールをフランスリーグで奪ったというティネ。
今日、この試合に勝たない限りは日本は首位通過ができません。
まずはシュートのところまで持っていきたい。
現在、2試合終わったところでフランスは2連勝で勝ち点が6でトップ。
デンマークと日本は勝ち点3ずつ。
得失点差で日本が2位という状況ですが。
今日、デンマークが引き分け以下に終わって日本が勝った場合はその時点で日本の首位通過は決定します。
デンマークも勝って日本も勝った場合はフランスと日本とデンマークが勝ち点6ずつに並んでそのほかの各種条件によって順位は変わってきますが。
とにかく今日は日本は勝つしかありません。
今、世界で最も勢いのあるチームだと佐々木監督が話をしていたフランス。
その相手に勝って首位をとってそして、決勝進出の権利を得ることができるんでしょうか日本。
ここまでゴールに迫るシーンはフランスのほうがいくつか多いところがあります。
日本がシュートに持っていくためには得点を奪うためには山郷さん、あと何が必要になってくると思われますか。
≫フランスのほうも守備のほうでは本当にコンパクトになっていてボールをチェイシングする部分が見られていてなかなかそこをかいくぐることができていないので。
やっぱり動かしているときにちょっと狭いところ、狭いところいっているので、中盤に速く広いボールを上げてサイドから攻めることができると宮本さんが言ったようにパターンが増えると思います。
≫少しワイドに使うことを意識したほうがいいということでしょうか。
≫どうしても細かく、細かくいってしまっているのでちょっと中盤を見ていて逆サイドにいきたいですよね。
なでしこもコンパクトをとても意識していて。
守備の相手の攻撃をスピードという部分では殺してるとは思うんですが。
やはり、先ほど宮本さんがおっしゃっていたように裏のケアフリーな状態のときには裏で何をするべきかというのは整理しないといけないですよね。
≫シュートを狙ってきた。
11番のラヴォジェ。
そして海堀です。
今大会は初出場。
ゴールキーパーもポジションを試されている状況です。
≫大野選手のところを狙ったと思いますけど惜しかったですね。
≫今のを、しっかりスムーズに組み立てておきたい日本。
≫でも、くさびのボールが入ってそこに宮間が前向きにサポートに来るというところまではすごくよかったと思います。
そこから大野への裏のボールを選択するのかもしくは後ろから上がってきた近賀を使うのは宮間の判断なんですがその精度さえ伴ってくれば崩せることにつながると思うんですね。
≫ファウルをもらいにいきました。
フランスゴールを脅かすようなシーンはまだここまではありませんが。
フランスのゴールを割らない限りこの試合を取らない限りアルガルベカップグループステージ首位はなくなります。
3つのグループに分かれて行われているグループステージ。
その首位に立った3チームの中で成績上位2チームどうしで決勝戦が行われます。
それ以下のチームは決勝戦ではなくて順位決定戦に回ることになります。
決勝進出のための権利のグループ首位をこの試合でフランスを倒して日本は手に入れなければなりません。
ただし、相手は今世界で最も勢いがあるチームのフランス。
伸びてくるボールを蹴ってきましたがゴールキーパーはブアディ。
世界でもナンバーワンともいわれているこのフリーキックの持ち主である宮間。
最後、ぐっと伸びてきました。
最後、スクランブル状態になりましたがゴールキーパーが押さえています。
大儀見に、まだ今大会ゴールはありません。
2戦目は出番がありませんでした。
近賀が少し高い位置をとってきました。
オフサイドフラッグが上がっています。
宮本さん、日本の崩しの意識どうでしょうか。
≫近賀にボールが入ったとき大野がスペースに出てそこで縦に出せなかったので宇津木にいったん返してからパスコースをふさがれたので。
でもオフサイドになりますねこのシーンは。
それは仕方ないと思いますがそこで宇津木に入ったときにもう少し中央のパスのコースを作ってあげられれば違った攻撃につながると思うので。
あそこの近賀までボールがいった高いゾーンまでいったことはいいと思いますね。
≫そこまでは各選手感じてはいました。
≫逆に、日本が自分たちがボールを持っているときにいい形に持っていけないというときには相手ボールを奪って速く攻めるというようなプランに変えてもいいと思うんですね。
それをやろうとしているんですがもちろん相手もレベルが高いのでなかなかとりきれないんですが、そこの守備の迫力というのももう少し出してもいいかなと思いますね。
≫日本の守備も決して下がって守って受け止めるわけではなくて高い位置からくるところがあります。
重心はそんなに下げてはいませんが。
≫ああいうところから打ってきますのでフリーなのでラインを下げてしまうんですがまず、1人ボールにはいけないと思うのでコースを切るということを心がけたいですね。
≫17番は日本の絶対エースである大儀見。
今日の宇津木は、ここまで宮本さん、どうでしょうか。
≫守備に回る時間が多いですよね。
もう少し前線に絡むような時間を見せてもらいたいですね。
そういったプレーが増えないと日本のチャンスになかなかつながらないかなと思います。
≫普段リーグ戦で戦うことが多い相手が今日、ピッチの向こう側にいます。
まだ26歳ですが16歳でもう代表に呼ばれているのでもう代表キャリアは10年になります。
ワールドカップではサブメンバーでした、宇津木。
4年たった今大会こそ定位置をとろうという思いはあると思います、宇津木。
今日、センターバックスタメンに起用された川村。
≫近賀が引っ張るほうがいいと思うんですね。
≫1ついいリズムが一瞬垣間見れた日本。
これは先ほどのフリーキックのシーン。
宮間からのボールでした。
オリンピックで日本がフランスから得点を取ったときも宮間のフリーキック絡みからの得点でした。
フリーキックでボールを入れてこぼれたところ、大儀見が左足でスライディングシュートがありました。
過去の対戦成績は3勝3敗。
勝ち負け、勝ち負けを交互に繰り返して通算成績は五分と五分。
ロンドンオリンピックでは準決勝では日本が2対1とフランスを倒しました。
日本女子サッカーがオリンピックで初めてメダル獲得を決めた瞬間の相手がフランスでした。
あのフランス戦が終わったあとの澤選手の涙というのは今でも印象的でもありました。
≫非常に厳しい戦いのあとのコメントなのでとても重みのある言葉でしたね。
≫そのオリンピックの準決勝以来の対戦でもありますがただ、オリンピックでも日本は勝ちましたがその試合でもフランスが打ったシュートが27本。
日本が4本。
耐えに耐えて勝ったオリンピックの準決勝のフランス戦になりました。
≫森さん、今佐々木監督が指示を出しまして川村選手をボランチに入れて宇津木選手を後ろに下げるようですね。
先ほどから何度か首を傾げていましてちょっとやりたいことがやれていないという監督のストレスみたいなものも感じられましたね。
≫宇津木と川村を前後入れ替えるということでしょうか。
宇津木もサイドバックや更にはセンターバックというポジションで。
≫川村選手は自分のチームではボランチのポジションでプレーすることがほとんどなのでそんなに支障はないとは思うんですが。
監督の意図としては何かあるんですかね。
≫確かに、20番の川村がボランチのポジションに上がって宇津木がセンターバックに下がってきています。
もともと川村はサッカーを始めたときはサイドハーフだったそうなので攻撃的なポジションからだんだん下がってきてセンターバックまでやるようになったという川村です。
今、宇津木がセンターバックを下りて川村がボランチに1列上がってきています。
シュート、決まった!苦しい時間が続いていた日本ですが川澄のゴールで先制点を挙げました日本!この試合、勝たなければ首位がない日本。
決勝進出のための最低条件でもあるグループ首位通過。
それをつかむためにはフランスを倒さなければなりません。
少し苦しい時間も続いていましたがこの前半の時間が押し迫ってきた中で大儀見、菅澤がよくボールをつなぎました。
≫思い切って打ちました。
≫そして川澄。
今日が代表69試合目。
代表19ゴール目を挙げた川澄。
前半の43分。
この時期にフランスと対戦ができるのは本当にラッキーですと話していた川澄の先制点で日本がリードをしました。
≫いい時間帯に取りましたね。
≫しかも、宮本さん。
ちょっとうまくいかないなということも何度かあった時間帯だったと思うので。
≫そうですね。
ただ、この試合で初めてぐらいですね菅澤と大儀見のコンビネーションが見られましたからね。
そこでうまく収まらなかったんですが、菅澤は。
しっかり後ろの川澄に落としました。
シュートも難しかったと思うんですがうまく流し込みましたね。
≫菅澤も相手のチェックを受けながらボディーバランスを崩しながらしっかり川澄にボールを落としてそれをしっかりゴールの枠に決めた川澄。
1対0、日本が先制をしました。
フランス相手です。
前半の43分に川澄の得点。
1対0日本、リード。
≫宇津木をあそこに置いたっていうのは後ろからのビルドアップを改善するというのも1つあるかもしれないですね。
今の縦パスを左足で蹴れるっていうのはなかなか難しいプレーだと思うんですけど宇津木ならできるということですね。
≫宇津木はレフティ。
ここでまた1つ、いいポジションでフリーキックのチャンスを得ます日本。
前半のアディショナルタイムはとりませんでした。
前半の43分に川澄の得点で1対0。
今日、勝たなければこのグループ首位通過がない日本。
フランスに対して1点リードで前半を折り返します。
それでは前半のハイライトご覧いただきましょう。
このグループ首位をかけてフランスとの対戦。
フランスは2連勝で今日の試合を迎えています。
日本は1勝1敗。
日本は勝つことがグループ首位を決める最低条件です。
前半の12分左サイド、川澄有吉が上がっていきました。
クロスを上げることはできませんがこのランニングは宮本さんいいランディングでしたね。
≫非常にいいタイミングで上がりましたしペナルティーエリアの中に入れましたよね。
いいプレーでした。
≫今日、左サイドバックで起用されている有吉。
鮫島はベンチスタートとなりました。
前半の16分です。
競り合って落としてここは日本、1つ危ないシーンを作られる場面。
ビュサグリアから、裏。
日本のディフェンスラインも宮本さん高いのでその背後のケアですね。
≫そうですね。
それは特にリードしている後半気をつけないといけないです。
≫そして、山郷さんいいところで川澄の生まれることになるわけですが。
≫この川澄のゴールで日本は1対0とリードしてこれから後半を迎えます。
アルガルベカップ決勝進出のための条件であるグループ首位。
その首位のためには今日、日本フランスを倒すことが必要最低条件です。
なお、裏のカード同時刻キックオフで行われているデンマーク対ポルトガルでデンマークが引き分け以下に終わって日本が勝った場合その時点で日本の首位が決まります。
このままいきますと日本はこのグループの首位が決まり決勝進出の権利を得るということになります。
決勝そのものは3グループに分かれて行われているこのグループステージのうち首位の3チームの中で成績上位の2チーム同士での戦い。
そのほかの結果がどうなるかは日本のこの試合のあとに行われる各会場の結果を待たなければわかりませんが。
このままデンマークが引き分け以下に終わって日本が勝った場合日本はこのグループ首位が決定。
決勝進出の権利を手にすることになります。
さあ、FIFAランクでいうとフランスが3位日本が4位。
ここのところの状況ではフランスが非常にいい…。
最初のシュートはフランスのルソメー。
いきなり後半立ち上がり打ってきました。
フランスのエースストライカーです。
点差はわずかに1点。
この後半日本は交代はありません。
フランスは右サイドのアタッカーでプレーしていた7番のダリに代わって13番のディアニが入ってきました。
これが代表4試合目。
過去3試合で1ゴールを挙げている19歳という若い選手がフランスは入ってきました。
後半のスタートになりますが山郷さんこの後半、日本が大事なことはまず、どのようなことになるでしょか。
≫まず失点しないことですね。
しっかり守備から入ってチャンスがまたきたときにきちっと決めるという。
≫ラストパスを許しました日本です。
点差、1点差しかありませんからね。
≫集中して入りたいですね。
≫ここは立ち上がり、フランスの最初のシュート。
そして、ここもフランスが日本を攻め込んでいる形で後半は幕を開けています。
ボランチ、ベテランのビュサグリアがコーナーキック。
相手には2番のルナールという187cmという長身の選手もいます。
セットプレーは日本、要注意です。
コーナーキックはフランスが3本。
ルナール、頭ではなくてライナー性の低めのボールで足で合わせてきました。
ただ、この選手がフランスのセットプレーコーナーキックなどでは大きな武器になります。
187cmのルナール。
オリンピックの前に日本は一度フランスと親善試合をしていますがその親善試合でもこのルナールが日本から得点を奪っています。
そのときにはフランスが日本を倒しました。
立ち上がりは宮本さんフランスがまず攻めてきましたがこの後半、何が日本にとって大事になってくるでしょうか。
≫もちろん失点をしないこと。
相手は最初パワーを持ってくると思うので失点しない、そしてうまく時間を進めることが大事だと思いますがまた、宇津木が前にいったりしているんですねポジションが。
どういう意図かちょっとわからないんですがうまく開始10分、15分辺りの時計の針を進めてほしいですね。
≫入りはフランスは宮本さん、圧力をかけてきていますね。
≫やはり前に出てきていると思いますね。
前半の途中からボランチの宇津木とセンターバックの川村の前後を入れ替えるというポジションチェンジもあった日本。
そして立ち上がりは今度はフリーキックを受ける立場、日本。
≫集中したいですね。
≫よく収めました、海堀。
初戦は山根2戦目、福元3戦目は海堀を起用しています佐々木監督。
ただ、2番のルナールが走り込んできました。
≫ちょっとブロックしてあげたいですねキーパーとしては。
永里選手がついていたので声がかかってもきちんと体を入れてフリーな状態で持たせてあげるという。
フランスのパスがうまくいきませんでした。
日本にとってはラッキー。
後半の立ち上がりはまずフランスが1つ圧力をかけてきました。
こういった1つのミスにつけ込んでいきたい日本です。
20番、センターバックのビュテルのパスが直接ラインを割ってしまいました。
日本には宮間という世界に誇れるキッカーがいます。
日本、2本目のコーナーキック。
オリンピックでも宮間のセットプレーから日本はフランス相手に得点を奪っています。
そのオリンピックの準決勝以来の対戦です。
海堀、よく出た。
海堀が出てボールを蹴り出していきました。
手間ひまかけずフランスも前に一気にきた今のシーン、海堀のクリア。
日本のディフェンスラインの裏は注意しなければならないという話は前半の宮本さんの解説の中にもありました。
立ち上がりはフランスがいきなりシュートを打ってくるという後半の幕開けにもなりましたが。
前半の43分に川澄のゴールで日本が1点先制しています。
そして同時刻キックオフの逆のカードポルトガル対デンマークは前半を終わって0対0という状況です。
この後半の入り方、山郷さんどう見えますか?≫ちょっと押され気味ではありますよね。
セットプレーも相手に与えてしまっているので。
≫PK…。
エリアのギリギリだったと思いますが…。
≫厳しいですかね…。
≫ギリギリのところだったとは思いますが…。
右サイドバックの近賀。
前半43分に川澄のゴールで1点リードで後半を迎えていた日本。
しかし、ここで相手にPKを与えてしまいました。
1対1試合は振り出しに戻ります。
フランスからすればいい時間に追いついたということになりますが。
さあ、山郷さんここからですね、勝負は。
≫はい。
近賀選手、切り替えてまた自分のプレーを戻してほしいですね。
≫フランスからすればこの試合は引き分け以上でグループC首位通過が決まります。
後半、早い時間に日本は追いつかれました。
ちょっと、宮本さん立ち上がりからフランスの圧力を受けている中で同点に追いつかれたとそれで精神的なダメージもあろうかと思いますが。
≫そうですね。
ただ、まだ時間はありますから。
相手も少し戦い方を変えてくる可能性もありますのでここで、またパワーを持ってくるのかそれとも少し引いた中で試合を進めるかわからないのでもう一度、落ち着いてやるべきだと思いますね。
≫1対1、試合は振り出し。
同点に追いついています。
日本はこのフランスに勝たない限りこのグループ首位はありません。
前の試合ではゴールを割った菅澤。
この後半、日本メンバーチェンジはありません。
上がれ、上がれというキャプテンの宮間。
≫少し今みたいなラフなボールを入れて押し込まれている陣地を回復するという意味もあるかもしれないですね。
≫後半の立ち上がりからプレッシャーを受けている日本。
≫森さん、今日の試合に関してチームで戦うということを選手たちかなり強く強調していまして先ほどの失点直後からベンチに座っているキーパーの福元選手が切り替えて、切り替えてそして、大丈夫などといろんなコーチングの声より一層大きくなってきています。
≫このフランス戦は佐々木監督がワールドカップの決勝戦の前哨戦かもしれないというような言い方をしていました。
アルガルベカップという1つの大きな大会のタイトルもかかっていますがこのフランスというこの時期にやる、フランスとやるワンマッチという意味でも非常に、選手たちは大きな意味を感じている試合でもあります。
ワールドカップ前に、山郷さんできれば苦手意識を植えつけておきたいという部分も選手たちにはあるでしょうしね、やっぱり。
≫はい。
でも、ただたくさん課題を持ってもう一度、みんなで修正するということは大事なので。
特に、なでしこは修正能力が高いと思うので。
≫後半になって早い時間にフランスが同点に追いつきました。
≫森さん、修正という点でいうとデンマーク戦で感じたずれ。
その答えが一体なんなのかということを選手たちが話していましてその答えはこのピッチにこそあるものではないかと大儀見選手は話していましたね。
≫特に選手間の距離感のずれだったり感覚のずれみたいなものを選手たちは試合が終わったあと口々にしていました。
川村がセンターバックに戻ってきたんですね。
川村がセンターバック宇津木がボランチのポジションにまた入っています。
まだメンバー交代そのものはありません。
前半43分に川澄のゴール。
そして、この後半に入ってフランスがPKで同点に追いついているという状況です。
日本は勝たない限りこのグループ、首位はありません。
フランス、モンペリエで5シーズン、プレーをしている宇津木。
フランス代表にはそのモンペリエのライバルチームリヨンやパリ・サンジェルマンといった強豪チームのメンバーが多く含まれています。
シュートは最後の最後で打たせなかった日本。
ちょっと宮本さんフランスが攻め込んできますね。
≫そうですね。
スピード、パワーというのを感じますね、中盤での競り合いで。
少し、大野が状況悪い中でボールを受けたんですがそこを、やはりパワーでボールを奪ってしまいますからね。
センターバックの20番のビュテルの対応でした。
この川澄のゴールで前半43分日本がまず先制しました。
ここはフランスメンバーチェンジを行います。
ボランチの15番のビュサグリアに代わって今日、スタメンも予想された10番のプレーメーカーのアビリが入ってきました。
この選手もフランス最強チームであるリヨンのプレーヤーでもあります。
熊谷のチームメートでもあります。
代表、今日で142試合目。
現在フランスリーグでは8連覇中のリヨンの中心プレーヤーの1人である10番のアビリが入りました。
≫森さん、日本サイドも安藤選手、阪口選手が今、監督に指示を受けています。
≫まだ日本この後半の時間帯でメンバーの交代はありません。
安藤と阪口が監督から指示を受けているというピッチサイド日々野真理さんからのリポートです。
ここはセーフティーファーストに川村がタッチラインに蹴り出していきました。
前にいく迫力みたいなものを山郷さんフランス感じますね。
≫思い切って海堀選手も出て行ったんですがちょっと芝生にボールがとられたかちょっと判断のところが難しかったと思いますね。
≫そこを川村が蹴り出していきました。
日本は阪口と安藤がすでにユニホーム姿スタンバイをしています。
フランスのエースストライカーのルソメーに対して1枚のイエローカードです。
再確認しますが今のイエローカードは6番のアンリだったようです。
失礼しました。
6番のアンリへのイエローカードでした。
そして、ここで、日本メンバー交代が行われました。
宇津木に代えて阪口の投入。
そして大野に代えて安藤。
これはそれぞれ、山郷さん同じポジション同士の交代ということで恐らくいいでしょうかね。
≫だと思います。
≫ボランチとそして、右のサイドを変えてきた日本。
≫大野選手、またちょっと悔しい思いをしての交代だったと思います。
昨年は代表6試合出場で得点がなかった大野。
アタッカーとしては得点が取りたいところだったと思いますがここは安藤にバトンタッチ。
そして宇津木に代えて阪口への交代。
少ない機会の中でなるだけ多くの選手を試したいという意図もあるかもしれませんが。
このポジションボランチと右のサイドを代えたというのは何か佐々木監督の意図としてくみ取れるところはありますか?≫中盤でのボールの競り合いのところでもう少し拾いたいというところでの阪口の投入かもしれないですし安藤に関しては、少し大野がフィジカルのところで負けていた部分があるので安藤のスピードを生かすというのもあるかもしれませんね。
≫メンバー交代をフランスも2人日本も2人、行っています。
前半から大儀見がかなり中盤のところにくさびのボールをもらいにいくシーンが何度かあります。
後半になってフランスが1点追いつきました。
1対1、フランスは引き分け以上でこのグループの首位が決まります。
日本は勝たない限りこのグループの首位はありません。
ご覧のように安藤が右そして阪口がボランチのポジション。
それぞれ宇津木と大野スタメンのメンバーが務めていたポジションにそのまま入っています。
川村はまたセンターバックのポジションに戻っています。
ルソメーのシュート。
しかし、ここは海堀。
シュートコースをよく見ていました。
何度か宮本さん、前半からこのフランスのショートカウンターのシーンがあるんですが。
≫危ないシーンではあるんですが。
ルソメーが中に切り替えした時点でしっかりと海堀がポジションを替えていましたから非常に落ち着いてボールをとれたと思います。
≫落ち着いてルソメーのシュートをキャッチした海堀。
ちょっと出血があるでしょうか…。
先ほどから入ってきた阪口との競り合い。
今日はベンチスタートだった阪口。
そして、他会場ですがデンマークが先制をしました。
デンマークが引き分け以下に終わって日本が勝ちますと日本の首位が決まったんですがデンマークがポルトガルに対して先制をしました。
このままいきますともちろん日本は勝ち点1止まり。
グループ3位にとどまるということになります。
他会場の結果も気になりますがとにかくフランスに勝たないと日本はグループ首位。
すなわち決勝進出の権利を手にすることができないということになります。
後半開始早々与えられたPKを決めたこのフランス。
今日、スタメンの川澄。
この川澄が前半に先制点を挙げました。
4年前のワールドカップはまだ代表に入れるかギリギリのところだったという4年前を振り返る川澄。
そして4年経って責任というのは確かに大きくなったような気がしますと話をしていました。
安藤も今大会初戦でゴールを飾っています。
ドイツリーグで挑戦を続けるベテランの安藤。
今年のワールドカップに出場すれば、5大会連続出場ということになります。
澤が招集されていない今大会この安藤が一番経験を持っているプレーヤーとなります。
初戦のデンマーク戦では一時は同点に追いつくゴールも挙げている安藤。
コーナーキックの本数は3本ずつというここまでの展開です。
阪口が待っていました。
後半の21分。
ファーサイド、阪口が待っていたところ。
この阪口に期待するところは山郷さんどの辺りになりますか?≫阪口選手は、本当に中盤でリスク管理のところでは本当にバランスよくとれる選手なので。
その中で宮間選手と攻守のバランスも含めて攻撃的にいってほしい部分と判断して守備に回るというところが彼女の特徴だと思いますね。
≫2年前のオリンピックではこの阪口のヘッドでフランスから得点も奪っています。
≫全部狙っていますよね。
≫2試合連続ゴール中のルソメー。
ミドルシュートを狙ってきました。
打てるとなれば積極的にフランスも打ってきます。
少し宮本さん後半に入ってから日本が押される展開がちょっと目立っているんですが。
≫フィジカルを生かした速い攻めがだんだん出てきていますし日本としてはプレッシャーを受けている中でうまくボールを前に運べていないですよね。
しかも、相手がどんどん出てくるので守備面でワイドのハーフである安藤だったり川澄が深い位置まで下がって守備をするというところで。
なかなか出ていけないですよね。
距離が遠いので。
≫中盤で宮本さん、なかなかボールがつながらないんですよね。
≫そうですね。
奪ったあと一度下げてしまうともう一度プレッシャーを受けるので。
奪ってから、しんどいんですが前に出ていきたいんですよね。
≫それは事前の合宿でも何度も繰り返していました。
相手のハイプレッシャーをかわして前にボールを出す裏をとる練習というのを日本は練習で何度も繰り返してはいたんですが…。
ここで、ホイッスルが吹かれました。
ちょっと山郷さんいやなところでボールを失いましたね。
≫そうですね。
≫なんとかギリギリオフサイドで救われた日本。
前半にもありましたが何度かフランスもショートカウンターでヒヤッとするシーンがある日本。
ルソメーのシュート!日本、逆転を許しました…。
≫完全に崩しましたね。
≫勝たなければ日本の首位がないこの一戦。
フランス、逆転、2対1。
ワンタッチプレーで日本の守備陣を完全に崩したフランス。
今、フランスで最も得点力のあるプレーヤーが崩して得点を決めていきました。
≫シュート力としてはとてもすばらしかったと思うんですけどキーパーとしては悔しいですよね。
正面のちょっと高めなので。
難しいとは思いますが。
止めたかったですよね。
≫という、長く日本のゴールマウスを守ってきた昨年限りで引退された元なでしこジャパンの山郷さんですが。
2対1。
さあ、日本いよいよ苦しくなった。
フランスは後半から自分たちのリズムをキープしています。
日本は勝たなければならないわけですから最低でも、あと2点が必要です。
このティネも得点力があります。
118試合で過去51ゴールを挙げているというティネ17番の選手。
改めてもう1回聞きますが宮本さん、日本の対応としては何が必要になってくるんでしょうか?≫フランスのパス回しの質が上がっているのは事実だと思うんですよね。
でも今しっかり頑張ってマイボールにしてから相手の裏を突かないとどうしても相手が前向きのプレッシャーをかけてきてるので、どうしてもプレッシャーをまともに受けてしまってボールを奪われてからスピードに乗ってカウンターをされていると。
2点目の失点も大儀見の足元に入ったのをつかれてそこからくさびが入ってから裏に出されての失点なのでやはり、相手に裏を気にさせるというボールが必要になると思います。
≫相手をひっくり返していくような?≫近賀が前に来るじゃないですか今、奪われましたがダイレクトではたいて裏をとることができればいいと思うんですが。
≫まさにその練習をポルトガルに入る前の合宿でも国内組を中心に行っていた日本。
≫こういうふうにボールを、ある程度の高い位置まで持っていったあとまた相手ボールになってしまうとまた次、守備の時間になるのでそこは厳しいというのであればマイボールの時間にするという考え方を変えるところですね。
そこも必要だと思います。
≫時間も気になってきます。
引き分けではだめです、日本。
勝たなければなりません。
≫日本ベンチですが田中明日菜選手と鮫島選手が呼ばれています。
≫田中と鮫島が呼ばれているという日本です。
田中は最終ラインのボランチもできる選手。
鮫島は左サイドバックでの起用が予想されます。
同時刻キックオフの裏のデンマーク対ポルトガルもデンマークがリードしているという状況。
日本がフランスに勝ってデンマークが引き分け以下に終わると日本の首位通過が決まるという1つの条件があります。
ただ、この後半に入って日本は2失点。
フランスに逆転を許しています。
まずはフランスに勝たないと首位の可能性がありません。
≫ここのフランスの守備がいいとは思いますね。
すぐに囲み込みますし。
≫すぐにフランスがマイボールにする時間が早いですよね。
≫そうですね。
≫シュートまではいけない日本。
手元の時計で後半の30分が経過しています。
久しぶりにフランスのゴール前にボールが送り出されるシーンがありました日本です。
左の攻撃的なポジションを担っていたラヴォジェ11番のプレーヤーに代わって23番のアムラウィが入ってきました。
13試合でまだ得点はないという選手ですがパリ・サンジェルマンの選手。
阪口も右サイドを見張っています。
日本、懸命にディフェンスの対応戻りました。
戻ってきたのは大儀見ですか。
山郷さん、ここまできますね大儀見がディフェンスに。
ただ宮本さんここまで戻らざるを得ない状態でもあるんですね。
≫そうですね。
ちょっと不用意なスローインのミスでしたからもったいないですよね。
≫森さん、日本ベンチは先ほどの2にんに加えて高瀬選手を投入しようとしていますね。
≫更に前線で高瀬もスタンバイさせているという日本です。
大きくここでメンバーを代えてくるでしょうか。
中盤でなかなかパスがつながらない今日の日本。
逆にフランスのカウンター。
ここで日本、ファウル。
普段、フランスリーグのリヨンでプレーをしている熊谷。
相手チームにはチームメートが何人もいる今日の状況です熊谷。
浦和からドイツのフランクフルトに渡って2013年の6月からフランスリーグのリヨンでプレーしています。
日本、メンバーチェンジ。
3人、一気に代えてくるでしょうか。
田中、鮫島、そして高瀬でしょうか。
すでにピッチサイドにスタンバイしています。
セットプレーになるとまた187cmの2番のルナールという選手がいますフランス。
苦しい状況でもなんとかつないでチャンスを作り出そうとしている日本。
日本、メンバーチェンジです。
菅澤に代えて、まず高瀬。
この2人は同い年でもあります。
プレースタイルも非常によく似ている者同士。
刺激し合うライバルでもあります。
そして、川村に代えて田中。
最終ラインの交代です。
そして近賀に代えて鮫島ですから恐らく鮫島は左に入って有吉が左から右に回るというフォーメーションが予想されます。
今の交代で高瀬、そして田中、鮫島が入ってきました。
鮫島はやはり左サイドバック。
有吉が右サイドバックに回っているものと思われます。
熊谷と14番の田中明日菜というセンターバックのコンビに代わっています。
ディフェンスラインは右から有吉センターバックは熊谷。
田中。
左に鮫島。
そしてボランチに宮間と阪口になって右の攻撃的なポジションに安藤左に川澄前線が高瀬と大儀見と代わりました。
いいボールを入れてきましたがあと一歩というところでした。
このボールは宮本さんいいボールでしたね。
≫そうですね。
精度の高いボールでした。
少しトラップが大きくなったので相手に体を入れられてしまいましたが。
≫あとわずかというところでもありました。
2対1、1点を追いかける状況に変わっている日本。
首位のためにはあと最低でも2点が必要です。
この10分以内にあと2点を取れるか日本。
ボランチのアンリが1列前に飛び出してきました。
ここは海堀が落ち着いて対応します。
残り時間がなくなってきます。
少なくなってきています。
なかなか山郷さんフランスのゴールに近づくことができない状況になっているんですが。
≫高瀬選手なんかは本当に馬力のある選手なので。
≫ティネ、シュート!フランス3点目!佐々木監督が言う今、世界で最も勢いと強さを持っているチームがフランスだ。
その言葉どおりの展開をこの後半は、日本は目の前で展開されています。
昨シーズンのフランスリーグ得点女王のティネのゴール。
これでフランスが3対1。
今の失点シーンも宮本さん日本の不用意なところから失点を許しているところがちょっと悔やまれるところではあるんですが。
≫前半も同じようなシーンがありましたし、立ち上がり。
芝が長いのか少しボールのスピードがスピードが緩くなってしまうのでそういうところも意識してやらなければいけないですし。
後半、この時間になってやってはいけないことですよね。
ピッチのことはわかってなきゃいけないですし。
≫後半に入って日本は3失点。
コーナーキックです。
残り時間との戦いを考えると非常に苦しい日本ではありますが。
≫諦めずに、得点。
これチャンスですよね。
まだわからないですよ。
≫まずは1点ずつ。
左足でクロス。
キーパー、はたくのが精いっぱい。
≫なかなか普通にコーナーキックで上げても中の選手は背の高い選手が多いのでショートなんかは有効だと思います。
≫1つ変化をつけてきました日本のコーナーキック。
2点ビハインドとなっている日本。
しかし今はチャンスです。
日本、入ったが…。
オフサイドか…。
≫でも、正確なボールだったんですけどね。
ちょっと、もったいないというか惜しいですね。
≫オフサイド、日本…。
一瞬、ゴールマウスをこじ開けたかに思えましたが幻のゴールに終わりました。
一瞬、しかしフランスをひやりとさせた日本。
フランスも2点のリードがあります。
受けて立つ側の気持ちに回ってしまえば日本も攻め込むタイミングがあるかもしれませんがまた1人、フランスはここで怖いプレーヤーを入れてきます。
18番のデリー。
この選手も過去82試合で57ゴールという非常に高い得点能力を誇っているデリー。
ここにきてアタッカーを入れてきましたフランス。
日本の先ほどの大儀見のヘッドはオフサイド。
3対1。
日本が追いかけてる点差2点は変わりありません。
縦に速くという日本。
時間との戦いにもなってきています。
これは先ほどのシーン。
大儀見がラインを気にしていったん戻ったんですが少し足りませんでした。
1点ももうやるわけにはいきません。
時間もありません。
有吉の対応です。
今日得点を取っている9番のルソメー。
有吉は左から右に変わって今日はフル出場ということになりそうです。
やはり、ここまで見ても山郷さん、フランスの強さを感じますね。
≫本当に技術、高いですしスピードもありますし。
1つ1つが速いですね。
トラップからクロスだったりも。
≫何度も何度もひやりとするようなミスがある日本。
残り1分を切っています。
ワールドカップの決勝本番では両チームとももしグループ首位通過となれば決勝で当たるということになるという日本とフランス。
ワールドカップの前哨戦でもあるこのアルガルベカップ。
日本はこのあとニュージーランドイタリア、国際親善試合とキリンチャレンジカップを経て6月の本番に向かっていくわけですが決勝トーナメントでも進出なれば大きなライバルになるであろう日本の連覇の前に大きなライバルとなるであろうフランスとの戦いで今日の試合はそのフランスの強さというのを日本は目の当たりにしています。
この選手のヘッドで2012年の親善試合では日本は失点を許してしまっています。
デリー。
≫アディショナルタイム4分です。
≫4分があるというアディショナルタイム。
後半に入って日本が3失点です。
かつて鮫島もフランスリーグでプレーをしていました。
2011年にはモンペリエでプレーをしていた鮫島。
川澄も去年はアメリカリーグに渡って海外での経験を積んできました。
少し、宮本さんパスがずれるんでしょうか。
なかなかつながらないんですが。
≫イメージが先行してしまうというかそのイメージを変える判断を変えるというのもこの試合を通していくつかの場面で変えたほうがいい場面もあったと思いますし。
でも持ち味であるキックの精度であったり相手の裏に出すということはいいことなのでそれを持ちつつもでも状況によってはそれをやめるということも必要だと思いますね。
≫やめてもう1回、出し直すという。
アディショナルタイムを使ってフランスはメンバーを代えます。
3試合連続グループステージは全てゴールということになりました9番のルソメー。
4番のトレッティ。
モンペリエで活躍している日本の宇津木のチームメートになりますそのトレッティとの交代です。
日本は完全に崩された失点シーンでもありました。
これもまた宮本さんもワールドカップ本番でもこのアタッカーが活躍しそうですね。
≫そうですね非常に決定力ありますし雰囲気を感じますよね。
≫リーグ戦でも18試合で24ゴールを挙げているリヨンのストライカーでありますフランス代表エースストライカールソメー。
アディショナルタイムは4分。
しかし、日本は追いつくまでにはあと2点が必要。
今日、勝たないと首位通過がないという状況でした。
シュートまで持っていきましたフランス。
ヘッドには力がありませんでした。
少しでもボールを前に進めたい日本ですが守備に回らざるを得ない状況です。
鮫島と海堀のコンビネーションでした。
鮫島も右ひざの故障が長く続いてほぼ2年間、代表の戦線に戻ってくることができませんでしたが去年10月のカナダ遠征からまた再び代表のラインに戻ってきました。
日本、残り時間でひと太刀浴びせたい。
ここでタイムアップ。
日本対フランスは3対1。
勝たなければ首位がなかった日本ですが後半に3失点。
日本、フランスの前に屈しました。
グループステージは1勝2敗勝ち点3。
順位そのものは他会場の結果を待つことになりますがこれで日本の決勝進出は少なくともなくなりました。
この試合は、山郷さん非常に課題を見せつけられた日本のゲームということになりましたが。
≫ほとんど何もできなかったんじゃないでしょうか。
課題の残る試合ですよね。
≫大儀見も懸命に中盤に下りてきて味方をフォローしようとはしていましたがなかなか、宮本さん自分たちのリズムが作れなかったその最大の要因はどこになりますかね。
≫やはり1つ1つのプレーの精度であったり簡単なミスをなくすであったりフィジカルのコンタクトのところをもう少し強くするところを上げていかなければワールドカップ本大会は厳しいんじゃないかと選手も感じたと思います。
そういったことを再確認できたということではポジティブに捉えるといい経験になったといえると思いますね。
≫この経験を糧にして果たして、いかにして6月の本番に向かっていくんでしょうか。
もちろん、このあとまだ中1日置いて順位決定戦も日本のアルガルベカップには残されています。
ここで感じた課題を残りひと試合でどう見せていくか。
佐々木監督のインタビューです。
≫佐々木監督にお越しいただきました。
まず試合を終えて監督の感想から聞かせてください。
≫敗れてしまいましたがそういう意味では前半とか自分たちのサッカーというのを表現した中で結果が出ましたので。
あとはプレーコンディションとかフィジカル的な要素ってやっぱり日本の選手たちもまだまだ仕上がってない中でスタミナ切れ。
やっぱり、集中力がね。
疲れてくると切れてしまうと。
そういう意味ではさまざまな観点で修正しないといけないのもわかりましたし通用するところもわかりましたしその中で今日の試合は意義がありましたし。
しかし、この3−1で敗れたということは強く受け止めてみんなで一丸となってチームを成長させてワールドカップにつなげたいと思います。
≫前半、宇津木選手と川村選手を入れ替えたあの辺りはどういうことを改善したかったんでしょうか?≫後ろで動かすのはまだ宇津木のほうがいいと。
前で狙うのは川村のほうがあの時間帯、いいということでちょっと変えてみたんですがね。
≫次は順位決定戦ということで大事な試合になると思いますが具体的に感じた課題をどう生かしたいと感じていますか。
≫90分間の中でメンバーは代えられるといえどやはり少し今50分ぐらい過ぎると非常にトーンダウンしてしまう傾向があるのでこの辺はしっかり受け止めてスタミナを日本の選手は日本に帰って欧米でやっている子はそれなりにスタミナが必要。
ゾーンプレスが、やっぱりねスタミナがないと落ちますからそういうことも含めて成長させたいと思います。
≫ありがとうございました。
続いてキャプテンの宮間選手にお越しいただきました。
まず試合を終えて今の率直な感想から聞かせてください。
≫今日は、入りは3試合の中では一番よかったかなと思ったんですが本当に、負けてしまって情けないですし何も言葉がないです。
≫その中でもできたこと、できなかったこといろいろある中でできた部分というのはどんなところだったんでしょうか。
≫攻撃、得点シーンもよかったと思いますし前回よりは意図した攻撃ができた中で守備面でリスク管理であったり今日のような世界トップクラスの選手がいる相手に、あんなに簡単に失点してしまったところが課題だと思います。
≫ただ、攻撃のチャンスも作った中で改善できていたポイントはどんなところですか?≫ちょっと、失点のところは残念ではありましたけどもそれ以外のところでパスが前回よりは意図を持ってつながったと思いますし攻撃のつながりは前回よりあったと思います。
≫次は中1日で順位決定戦。
まだ対戦相手はこれからですがきっと重要ないい相手となると思いますがどの辺りを大事にしたいと思われていますか?≫とにかくワールドカップに向けてチーム一丸とならなければいけない時期だと思うので今日の敗戦もきちんと糧にできるようにもう一度この試合の笛が鳴ったときから次に向けて準備ができたらいいなと思います。
≫ありがとうございました。
続いてゴールを挙げた川澄選手にお越しいただきました。
まず、試合全体を振り返って。
≫じれずにやっていて先制点を取れた中で後半、ああいう形で3失点してしまったのですごくもったいない試合だったなと思います。
≫まず得点シーンのよかった部分どうでしょう。
≫あそこのシーンは左右に振りながらすごく多くの選手が関わって最終的にアシストしてくれた菅澤選手が粘ってボールがこぼれてきたのであれは日本らしい得点だったんじゃないかなと思います。
≫ありがとうございました。
≫お疲れさまです。
≫前半のあのゴールすばらしいゴール。
流れるようななでしこジャパンらしいプレーが見られた前半から。
宮間キャプテンもおっしゃってましたがちょっと後半がくっと。
リスク管理そして、ミスからの失点。
でもこれは課題が見えた。
これでミスは防げます。
≫日本はこのあと11日、水曜日に順位決定戦が残っていますから残り1試合これは必ず勝利していただきたいですね。
≫もちろんです。
だってディフェンディングワールドカップチャンピオンですからね。
ここで意地を見せずしてどこで見せるんだということになるわけです。
≫期待しましょう。
2015/03/09(月) 23:00〜01:10
関西テレビ1
アルガルベカップ2015なでしこジャパン×フランス代表<PERFECT S…[字][デ]
(変更の場合あり)
今大会優勝候補の呼び名が高いフランスとの大一番を迎えるなでしこジャパン!W連覇へ真価問われる一戦に挑む!
詳細情報
正式タイトル
アルガルベカップ2015なでしこジャパン×フランス代表<PERFECT SPORT>
おしらせ
(荒天中止の場合)
23:00〜25:10
「映画・007ダイ・アナザー・デイ」
番組内容
なでしこジャパン注目の年がついに到来!6月に行われる女子ワールドカップ(以下女子W杯)に世界女王として連覇に挑むなでしこジャパンが、今年最初の公式戦『アルガルベカップ2015』に出場。その注目のW杯前哨戦をフジテレビ系列(一部地域を除く)で日本戦全4試合独占生中継する。
ポルトガル南部のアルガルベ地方で毎年開催される“代表チームによる女子サッカーの国際大会”として、W杯、オリンピックに次いで
番組内容2
格のある大会。
今年は世界ランキング1位のドイツをはじめアメリカ(2位)、フランス(3位)、スウェーデン(5位)、そして日本(4位)と世界トップ5が集う、まさに「プレ女子W杯」!
今大会、日本とグループリーグで対戦するのはデンマーク、ポルトガル、フランスの3カ国。今夜第3戦で対戦するのは強敵フランス。昨年10月にはドイツ、11月にはブラジルに勝利し、現在「世界最強」の呼び声が高く、大注目の
番組内容3
対決が実現。
一方なでしこジャパンは、宮間あや、川澄奈穂美、大儀見優季、熊谷紗希らを中心とした豪華な顔ぶれで挑む。
女子W杯連覇へ向けた前哨戦、『アルガルベカップ2015』をお見逃しなく!
(ランキングは2月6日現在)
出演者
【スタジオMC】
ジョン・カビラ
永島優美(フジテレビアナウンサー)
【解説】
宮本恒靖
山郷のぞみ
【実況】
森昭一郎(フジテレビアナウンサー)
【ピッチリポート】
日々野真理
スタッフ
【プロデューサー】
松岡正修
【ディレクター】
浅野翔太郎
【制作】
フジテレビスポーツ部
ジャンル :
スポーツ – サッカー
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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