どこどこどこ?まさかの顔出しだ!そうなんです。
私川島海荷も塾生として事故のあった原発から20キロの地域に入って学びます。
次回の未来塾見て下さい!
(テーマ音楽)アルプス山麓の小さな村。
この村で1738年キリスト像が涙を流す奇跡が起きたといわれます。
オーストリア国境に近いドイツのアルプス山麓の村ヴィース。
この小さな村の教会に伝説のキリスト像が保管されています。
1730年隣町の修道院の修道士が「鞭打たれるキリスト」の木の彫像を作りました。
しかし鎖やロープにつながれて血を流した痛々しいキリストを見た人々はショックを受けてしまい彫像は近所の屋根裏にしまい込まれてしまいました。
数年後ヴィース村に住む農婦マリア・ローリーがこの像を見つけ自分の寝室に運び込みました。
そして1738年6月14日マリアは驚くべき光景を目にします。
キリストが涙を流し始めたのです。
マリアとその家族は「これは事実だったのか」と教会から証人喚問を受け調書がとられました。
うわさはたちまち広がりました。
この「涙の奇跡」については調査がなされ私は真実であったと信じています。
「鞭打たれるキリスト像」が突如その目に涙を浮かべたのです。
救世主が涙を流すという事は私たちへのとても意味の深いメッセージなのです。
「聖書」の中でも「イエスは何度か涙を流した」との記述があるのです。
マリアの家に巡礼者が訪れるようになり隣に小さな礼拝堂が造られました。
巡礼者が増えるにつれ更に大きく立派な聖堂の建設が計画されました。
こうして1746年ヴィースの聖堂が造られたのです。
現在も教会を訪れる人は後を絶ちません。
日曜日のミサは1時間置きに行われます。
巡礼聖堂はドイツ人建築家によりロココ様式の華麗な装飾がなされました。
「鞭打たれるキリスト像」を安置するための祭壇も完成しキリスト像はここに移されました。
(聖歌)頭上にはキリストが自らの死によって我々に命を与えた事を象徴する像が置かれました。
ペリカンの像です。
ペリカンの母は何も餌がないと自らの胸を裂き心臓の血でヒナたちを養うといわれたからです。
ペリカンは人類救済のため十字架で血を流したキリストの象徴なのです。
キリストの涙の伝説は200年以上たった今も人々に信じられています。
伝説はこの土地に住む人々の間に広まり信仰されました。
その事をとても誇りに思います。
将来の世代も誇りに思ってくれる事と思います。
アルプスの寒村に起きた1つの奇跡。
村は巡礼地となり奇跡の物語を風景の中に包み込んでいます。
2015/03/11(水) 11:25〜11:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ヴィースの巡礼聖堂〜ドイツ〜」[字]
涙を流すキリスト像 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
涙を流すキリスト像 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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サンプリングレート : 48kHz
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