こんにちは。
正午のニュースです。
ひがしにっぽんだいしんさいと東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から、きょうで4年です。
震災関連死を含む犠牲者は2万人を超えています。
各地で追悼の祈りが続いています。
けさ、東北の被災地には雪が降りました。
朝早くから手を合わせる人が続いています。
津波で息子を亡くした男性です。
静かに目を閉じて、祈りをささげました。
児童と教職員合わせて84人が犠牲になった石巻市の大川小学校です。
みんな元気だからね、安心して。
被災3県で合同で号外を作成しています。
東京では、東北の3つの新聞社が合同で企画した震災4年の特集記事を掲載した号外が配られました。
避難指示区域の福島県浪江町の請戸地区では、警察が重機を使って川底を掘ったり、地中レーダーに反応があった場所を、スコップやくわで、丹念に掘り起こしたりしていました。
警察庁のきのうまでのまとめによりますと、行方不明者は6つの県の2584人となっています。
宮城県南三陸町では、ダイバーによる海中の捜索が行われました。
参加したダイバーの中で、最年少の三浦秀斗さんは、今月、高校を卒業したばかりです。
卒業後、すぐに漁師として働き始めていて、地元のために何かできないかと、捜索に参加しました。
多くの人が、大切な人を悼みました。
大川ゆかりさん。
中学2年の息子、駿さんを亡くしました。
当時、野球部のエースだった駿さん。
墓石にはマウンドで投げる姿が刻まれています。
岩手県陸前高田市にある寺です。
境内に並ぶ石像には、震災で亡くなった人たちの姿がかたどられています。
岡本啓子さんは、中学校の同級生だった親友を亡くしました。
はい、大好きなお酒飲んでね。
堀子朝子さんです。
岩手県宮古市の仮設住宅で暮らしています。
漁師だった夫の活朗さんを津波で亡くしました。
毎月、墓参りをしています。
きょうも静かに手を合わせていました。
山形県米沢市です。
原発事故の影響で、およそ1000人の避難者が暮らしています。
市内のホールに、献花台が設けられました。
避難生活を余儀なくされている人は、全国でおよそ22万9000人となっています。
復興に向け、決意を新たにする人の姿も。
宮城県女川町で被災したスーパーの再建を目指す佐藤広樹さんです。
家族4人を含む従業員8人が、津波の犠牲になりました。
震災の発生から4年がたったけさ、かつて店があった場所を見下ろす高台に立った佐藤さん。
大規模な造成が進む女川町で、早ければ2年後に店を再開する予定です。
各地で地震や津波に備える訓練が行われています。
国が公表した南海トラフ巨大地震の被害想定で、最大17メートルの津波が押し寄せるとされている、三重県尾鷲市にある小学校です。
2時間目が終わったあとの休み時間に、津波に備えた抜き打ちの避難訓練が行われました。
松山市では、被災地の復興を支援するためのチャリティーバザーが開かれています。
毎年、この時期に行われているもので、今回、用意されたのは、衣類や食品などおよそ3万点。
バザーの収益の一部は、被災地に寄付されます。
一方、望月原子力防災担当大臣は、原発周辺地域の事故に備えた避難計画作りなどを支援する、内閣府の職員らを前に訓示しました。
被災地では、追悼と復興への祈りが続いています。
次です。
発達した低気圧の影響で、全国的に風が強く、北日本や東海、北陸などでは雪も降り、荒れた天気となっています。
北日本や北陸では、あす明け方にかけて、猛吹雪になる所がある見込みで、暴風雪や高波などに警戒が必要です。
発達した低気圧の影響で、全国的に風が強くなっています。
北海道南部の江差町では、ミキサー車が横転しました。
青森県八戸市では、午前9時半ごろに33.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。
岩手県雫石町では、きょう午前、河川敷の工事のために、公園に設置されたプレハブ小屋が、強い風で横倒しになり、男性1人が下敷きになりました。
警察によりますと、男性は意識不明の重体だということです。
北日本や東海、北陸などの山沿いでは、この24時間におよそ50センチから60センチの雪が降り、太平洋側の平地でも、雪が積もっています。
午前11時の積雪は、福島県会津若松市で48センチ、盛岡市で22センチなどとなっています。
けさ、福島県郡山市の国道では、雪によるスリップが相次ぎ、一時、最大で90台以上の車が動けなくなりました。
その後、除雪が進み、立往生の状態は解消しました。
北日本の日本海側や北陸では、あすの明け方にかけて、雪や雨を伴って強い風が吹く、荒れた天気が続き、猛吹雪になる所がある見込みです。
あすにかけての最大風速は、北日本と北陸の陸上で20メートルから23メートル、海上で25メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想されます。
あすの昼までに降る雪の量は、いずれも多い所で、北陸で80センチ、東北で60センチなどと予想されています。
気象庁は、暴風雪や大雪、高波に警戒するよう呼びかけています。
自民、公明両党の幹事長らが会談し、新年度・平成27年度予算案について、国会の審議日程が窮屈になっており、年度内に成立させるのは難しい状況だという認識で一致したうえで、景気への影響を抑えるため、できるだけ早期に成立させる方針を確認しました。
この中で両党は、新年度予算案について、あさって、衆議院予算委員会で、締めくくりの質疑などを行って裁決したあと、衆議院を通過させ、来週16日から、参議院予算委員会で審議を始める方針を確認しました。
ただ会談で、自民党の佐藤国会対策委員長は、今後、地方交付税法の改正案などの予算関連法案、いわゆるひいれ法案も今月31日までに成立させなければならないが、日程的に窮屈であることは確かだと述べ、両党は国会の日程が窮屈になっているとして、予算案の年度内に成立させることは難しい状況だという認識で一致しました。
その上で、両党は、景気への影響を抑えるため、予算案をできるだけ早期に成立させる方針を確認しました。
また会談では、国の補助金を支給された企業などからの政治献金を巡る問題が相次いで指摘されていることを受けて、国会議員が法律の順守を徹底するとともに、各府省が企業側に対し、補助金の支給決定から1年以内は原則として献金ができないと周知することが必要だという認識で一致しました。
スペインで、過激派組織IS・イスラミックステートの指示に従って、スペイン国内などでテロを計画していたとして、男2人が逮捕され、捜査当局は、過激な思想が若者の間で広がらないよう、摘発を強化しています。
スペイン内務省は10日、北アフリカのモロッコにあるスペインの飛び地、セウタで、モロッコ系スペイン人の男2人を、テロを計画していた疑いで逮捕したと発表しました。
2人はインターネットを通じて、ISの戦闘員と連絡を取り合い、その指示に従って、スペイン国内や近隣の国で、テロを計画していたということです。
スペインでは、先月にもISに加わるよう、インターネットを通じて若者を勧誘したなどとして、4人が逮捕されたほか、今月7日には、スペインに住むモロッコ人の女が、ほかの女性を勧誘して、シリアへ向かおうとしたとして逮捕されています。
こんにちは。
2015/03/11(水) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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