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 高校1年の女子生徒(16)のスマートフォンに無断で遠隔操作できるアプリを取り込んだとして、広島県警は11日、岡山市北区中井町2丁目の岡山大大学院自然科学研究科助教、渡辺寛容疑者(31)を不正指令電磁的記録供用容疑で再逮捕し発表した。容疑を認めているという。

 サイバー犯罪対策課などによると、渡辺容疑者は昨年12月、広島市中区のホテルで女子生徒のスマホに、遠隔操作で「LINE」の会話や位置情報の取得、写真撮影や音声録音ができる二つのアプリを無断で取り込んだ疑いがある。渡辺容疑者宅のパソコンを解析した結果、女子生徒のスマホにアクセスした記録やLINEの会話、スマホの写真などが見つかったという。女子生徒とはオンラインゲームを通じて知り合ったという。

 広島地検は9日、渡辺容疑者をこの女子生徒に対する強姦(ごうかん)と強制わいせつの罪で起訴した。(根津弥)