死者1万5000人以上に上る東日本大震災から4年。
今も23万人が避難生活を続けています。
こんにちは。
3月11日水曜日のスピークです。
東日本大震災からきょうで4年を迎えました。
震災による死者は、これまでに1万5891人に上り、3194人が避難生活中に亡くなった、いわゆる震災関連死とされています。
そして今なお、2584人の行方が分かっていません。
では、4年目の3月11日を迎えた各地を中継でつなぎます。
まずは、宮城県石巻市の大川小学校から中継です。
てらださんです。
晴れていますが、風が非常に強い状態が朝から続いています。
宮城県石巻市の大川小学校です。
この時間になって、花を手向けて手を合わせる方々の姿が見られるようになってきました。
この大川小学校は、北側におよそ200メートルほど離れた所に、北上川が流れています。
その川をさかのぼってきた津波に、この地区一帯が襲われました。
大川小学校では、全校児童の7割に当たる74人の児童、そして教職員10人が犠牲になりました。
こちらのVTRをご覧いただきたいのですが、震災から9日後の大川小学校の様子です。
当時は、校舎の中にも土砂が入り込んでいる状態でした。
ここは海からおよそ5キロも離れているんですけれども、
では追悼式典が行われる、岩手県野田村から中継でお伝えします。
飛田さんです。
午後に合同追悼式が行われる岩手県野田村です。
外は小雪が降り、冷たい風が強めに吹いて、いてつくような寒さです。
4年前はこの体育館にも津波が押し寄せました。
今は献花台の設置も終わり、静かに遺族の訪れを待っています。
岩手県全体では、5122人が犠牲になり、1129人の行方が分からないままとなっています。
このうち535人が犠牲となった宮古市では、通勤や通学前のけさ6時から、津波の避難訓練が行われました。
訓練では、東日本大震災と同じ規模の、マグニチュード9.0の地震が発生し、大津波警報が発表されたと想定されました。
市民1000人以上が参加し、避難経路や炊き出しなど、避難所の運営方法を念入りに確認しました。
一番命を守ることが大事だよっていうことを教えたかったし、地震って本当にいつくるか分からないので。
県内では、各地で、亡くなった人を悼む人の姿が見られました。
合同追悼式は、このあと午後2時から行われます。
岩手県野田村からお伝えしました。
震災から4年たった今でもおよそ23万人が避難生活を続けています。
復興庁によりますと、震災で自宅などを失い、避難している人は、去年の同じ時期と比べて、4万人近く減ったものの、先月12日の時点で、全国でおよそ22万9000人に上っています。
また、仮設住宅で暮らしている人は、およそ11万5000人で、いまだに多くの人が避難生活を余儀なくされている状況です。
また原発事故があった福島県では、最も多いおよそ4万7000人が、県外へと避難しています。
その福島県では、除染で出た廃棄物を中間貯蔵施設に運び込む作業があさってから始まります。
では現地から中継です。
福島第一原発からおよそ15キロの場所にある福島県楢葉町です。
ここには除染出た廃棄物が、大量に仮置きされています。
ご覧のように、私の身長よりも高く山積みされています。
楢葉町には、ほかにも仮置き場がありまして、町全体としてこの敷地内にある廃棄物の10倍もの量が保管されています。
福島県内には、こういった仮置き場が983か所あります。
除染が進むに従って、今も廃棄物は増え続けているのが現状です。
これまでは、それぞれの場所で保管されてきた廃棄物なんですが、あさってから、双葉町と大熊町で建設が予定されている中間貯蔵施設に順次、運び込まれることになります。
しかし、地権者との交渉は難航しています。
用地の確保、施設への搬入、この2つが同時に行われることになります。
国は30年以内に廃棄物を福島県外に運び出すとしていますが、地権者からは、本当に約束は守られるのか、疑問の声が上がっています。
さまざまな課題を抱える中、前例のない廃棄物の輸送があさってから始まります。
東京電力福島第一原発では、廃炉に向けた一進一退の作業が進められているものの、新たな汚染水の海洋流出が発覚するなど、いまだに不安定な状況が続いています。
福島第一原発では、先月、2号機の建屋から、汚染された雨水が排水路を通じて、直接海に流れていたことが明らかになりましたが、東京電力は、この事実を去年4月以降に把握していたものの、公表していませんでした。
東京電力は、汚染水の量を減らすために、建屋周囲の地下水をくみ上げて、浄化後に海に放出する計画を立てていますが、漁業関係者が反発していて、見通しが立っていません。
第一原発では、毎日汚染水が300トンずつ増え、これまでおよそ60万トンの汚染水がたまっています。
ALPSなどの浄化設備で、5月中には、汚染水の大部分の処理が終わる見通しですが、処理した汚染水をどうするのかなど、多くの課題は残ったままです。
では次です。
台風並みに発達した低気圧の影響で、きょうも北日本や北陸を中心に、大荒れの天気で、福島県の国道では、大雪のため、車およそ100台が立往生していましたが、先ほど解消されました。
発達した低気圧が北海道付近でほとんど停滞しているため、北日本や北陸で雪や風が強まっていて、午前10時までの24時間に、富山市の猪谷で62センチ、新潟県十日町市で45センチの雪が降りました。
この大雪の影響で各地で被害も出ています。
福島県郡山市の中山峠では、雪で動けなくなった車が道路を塞ぎ、車およそ100台が立往生していましたが、先ほど解消されました。
また秋田市ではけさ、信号に雪が着き、見えづらくなり、路線バスが赤信号で交差点に進入し、乗用車と衝突しました。
また北海道の新千歳空港では、きのうからけさにかけて雪で滑走路が閉鎖され、欠航便が相次ぎ、およそ1200人が空港内で一夜を過ごしました。
体痛いですね。
2時間とかしか寝れなかったです。
あすの朝までに降る雪の量は、いずれも多い所で北陸で80センチ、
先ほど、震災の影響により、現在も仮設住宅で暮らしている方の数を、11万5000人とお伝えしましたが、正しくは8万3000人でした。
大変失礼いたしました。
東京・西東京市でことし1月、車やバイクが燃える不審火が11件相次いだ事件で、警視庁はこのうち1件に関与した疑いが強まったとして、40代の男をまもなく逮捕する方針です。
フードをかぶった男が、捜査員に連れられて出てきました。
器物損壊の疑いで逮捕状が出ているのは、現場近くのアパートに住む40代の男で、ことし1月、西東京市の駐車場で、バイクに放火した疑いがもたれています。
現場付近の半径300メートル範囲内では、1か月で少なくとも11件の放火があり、男は1月7日に発生した不審火の現場のすぐ隣のアパートに住んでいました。
ことし1月、こちらの駐車場で車が燃える不審火がありました。
そして男が住んでいたのは、この駐車場が見渡せる隣のアパートの2階の一室です。
発生直後に撮影された写真には、この男と見られる人影が、部屋から消火活動の様子をのぞいている姿が写っています。
警視庁はけさ、男を任意同行し、取り調べを行っていて、容疑が固まりしだい、器物損壊の疑いで逮捕する方針で、今後、ほかの不審火についても追及する方針です。
兵庫県洲本市の住宅で、男女5人が刺されて死亡した事件で、逮捕された男の自宅から、凶器と見られるサバイバルナイフが押収されていたことが分かりました。
洲本市の無職、平野達彦容疑者は、近くに住む平野浩之さんと家族合わせて3人を殺害した疑いが持たれています。
また、浩之さんの自宅の近くに住む平野毅さんの夫婦も遺体で見つかっています。
平野容疑者については、毅さんが無断で写真をインターネット上に公開されたと、警察に相談していましたが、浩之さんも事件の前日に、にらまれたと、家族に話していたことが新たに分かりました。
また逮捕されたとき、平野容疑者は凶器を持っていませんでしたが、警察の捜索で、犯行に使われたと見られるサバイバルナイフが、平野容疑者の自宅から見つかっていたことも分かりました。
警察は平野容疑者が5人を刺したあと、一度自宅に戻ったと見て、調べています。
愛知県豊田市の小学校で今月、男性教諭が6年生の男子児童を投げ飛ばすなどして、大けがをさせていたことが分かり、愛知県警が傷害の疑いで調べています。
今月4日、豊田市立中山小学校で、放課後、体育館で開かれたバスケットボール部の試合のあと、男性教諭が6年生の男子児童を投げ飛ばしたり、体育館の壁にたたきつけたということです。
男子児童は、背中の骨を折るなどする大けがです。
この日はバスケットボール部のお別れ試合が行われていましたが、男子児童の試合後の態度を巡り、男性教諭ともみ合いになったということです。
男子児童の保護者が、警察に被害届を提出していて、愛知県警は、傷害の疑いで、男性教諭から事情を聴くことにしています。
イギリスのテレビ局、スカイニュースは10日、フリージャーナリストの後藤健二さんの殺害を見たという、過激派組織イスラム国の元メンバーのインタビューを放送しました。
イスラム国の元通訳と名乗る男は、また、3、4人が後藤さんの遺体を車に乗せて運んだと証言したほか、殺害ビデオの撮影方法などについて説明しています。
また後藤さんをアブサダと呼び、外国人の人質にアラブ名を与えて、仲間のように扱うことで安心させていたと話しています。
続いてワールドトピックスです。
パレスチナ自治区ガザで、4回目のたこ揚げ大会が行われました。
全国のニュースでもお伝えしましたが東日本大震災からきょうで4年です。
近畿でも各地で大地震を想定した避難訓練が行われました。
京都市の商業施設では午前9時半に大地震が発生したという想定で訓練が行われ客や店員が揺れから身を守るために机の下に入って安全を確認した後、店の外へと避難しました。
一方、和歌山県串本町では、沖合いで震度7の地震が発生し、津波が来るという想定で訓練が行われました。
海沿いを走るJRの電車が緊急停止し乗務員がはしごを使って乗客を降ろした後、乗客たちは高さ30メートルの高台へ駆け上がりました。
南海トラフ巨大地震で串本町には数分で津波が到達するとされ和歌山県が避難ビルの整備などを進めています。
大阪府豊中市で6歳の男の子の行方がわからなくなってきょうで12日目です。
警察はきょう範囲を広げて捜索を続けています。
豊中市に住む疋田逞大ちゃん
(6)は先月28日の午後4時40分頃、通っていた豊中市若竹町の障害児支援施設「結」で職員が目を離した隙に行方が分からなくなりました。
自分で施設の裏口の鍵を開けて裸足で外に出ていったとみられています。
今までに有力な情報はなく警察はきょう90人態勢で近くの公園などの大規模な捜索を行っています。
逞大ちゃんには軽度の知的障害があり、自分の名前や住所を言うことはできないということです。
逞大ちゃんは当日鮮やかな色のトレーナーを着ていました。
逞大ちゃんは丸刈りで身長115センチの細身で警察は情報の提供を呼びかけています
京都の平岡八幡宮では、室町時代に描かれたとされる「花の天井」が期間限定で公開されています。
境内に白い椿が咲き始めた平岡八幡宮では、本殿の天井にも色鮮やかな花が咲いています。
京都最古の八幡宮といわれる平岡八幡宮では、室町時代・足利義満の頃に描かれ、江戸時代末期に修復されたという「花の天井」が毎年、春と秋に期間限定で公開されます。
訪れた人は、宮司に神社の歴史などを聞きながら、天井に咲く四季折々の花をゆったりと味わっていました。
「花の天井」は5月17日まで公開されています。
2015/03/11(水) 11:30〜11:55
関西テレビ1
FNNスピーク[字]
最新のニュースをお伝えします。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:23240(0x5AC8)