開運!なんでも鑑定団【本物よりニセ物の方が高いお宝!?】 2015.03.10


(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました今日もよろしくお願いします。
焼肉屋さん行ったんですけど1人で飯食いに行くもんじゃないですね。
やっぱバレンタインに…。
そこのマスターが60代くらいなんですけどすごい僕のことが好きな男性なんですよ。
「去年以来じゃない?寂しかったわ」っていうポッチャリしたちょっと頭のツルンとしたおじさんなんですよ。
でも時折かわいく見えるんですよ。
「食べ切れなかったらごめんなさい」って言うたら「うん私が食べてあげる」って言うてくれた。
タレントの…
父はテレビ草創期の名司会者
芸能一家に育ちました。
しかし子供の頃は野球やサッカーに夢中で芸能界にはまったく興味がなかったそうです
そして聖心女子大学卒業後父の勧めでスポーツ番組のキャスターのオーディションを受けたところ見事合格し本格的にタレント活動を始めました。
28歳で結婚。
するとその後さまざまな婦人雑誌でカリスマ主婦として取り上げられその表紙を飾った回数が年間トップになったこともありました。
この人気を受け
パン作りや紅茶のおいしい淹れ方などの講座を開きこれまでおよそ3,000人の生徒を指導してきました。
更に2008年にはデンマークのジュエリーブランドトロールビーズの日本総代理店代表取締役に就任
そんな岡田さんプライベートでは二度離婚を経験したものの5年前キャスター時代につきあっていた方と二十数年ぶりに再会し交際に発展。
現在はその方と新たな生活を始めたそうです
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いします。
どうも。
どうぞこちらのほうへ。
どうぞこちらにお願いします。
いや〜もうお金持ちの雰囲気がもう漂っておりますね。
いえいえもう…母がこの番組が大好きで親孝行になりました。
でも元カレと二十何年ぶりに会ってほんでやっぱりっていうことになったんですか?まぁ寂しかったんでしょうね。
はぁそういうこともあるんですね。
俺も元カノと何かあるかもわからないですね。
さぁこちらです。
あら上品。
これはノリタケの食器セットです。
僕らもうノリタケって言われたらとんねるずさんしか浮かばないですからね。
どうしてお持ちになったんですか?これは15年くらい前に私の大学の先輩が2セットあるから1セットを美里さんに譲るわって言って段ボールに入れて持ってきてくださったんです。
帝国ホテルが建ったときフランク・ロイド・ライトっていう建築家が設計をされたときにすごくこだわりで食器までデザインをしたらしい…。
1960年代くらいに建て替えるときに縁故の方にだけ放出したっていう。
すごいきれいですね。
あまり家では使ってなかったんですね。
ときどき。
へぇあっそれじゃあ前結婚されてたときもずっと家にあったんですか?そのときは開けてなかったんです。
じゃああの方は使ってない?使ってないです。
「星3つです!」は出てなかったんですね。
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう。
えっと30万で。
わかりましたまいりましょうオープンザプライス!あら?25万。
あ〜。
あら近い。
ありがとうございます。
ノリタケのフランク・ロイド・ライトがデザインした食器のセット帝国ホテルで使われていたものに間違いございません。
裏のマークも拝見いたしましたけれども臙脂色をしてますね。
復刻版というのは黒いんです。
臙脂色のものというのは帝国ホテルで使われていたものだけということですからそこではっきり区別ができますね。
ただこれ時代が1960年代だと思うんですよね。
といいますのは帝国ホテルの旧館が取り壊しになったのが1967年。
いわゆる業務用の食器ということで傷んだりキズになったりというものは廃棄処分してまた補充をしてということで使われてきてますので実際作られたのは最後の頃だと思うんですよね。
これだけ揃ってるっていうのは珍しいですね。
うんこれからも特別なときにね使っていただきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
辺りはいちめんの銀世界です。
次なる依頼人は趣味の陶芸に没頭しているこの方…
5年前近所に暮らす陶芸家のもとで習い始めたところたちまち夢中になってしまったそうです
なかなかお上手です
物を作ったことがないものですから
十河さんは大手商社に勤務しおよそ20年にわたりヨルダンインドネシア南アフリカなどに赴任。
10年前に退職してからはのんびりと余生を過ごすため東京にご家族を残し茅野市の別荘で一人暮らしを楽しんでいるそうです
今田さんもまだ独身でお一人でお住まいのようですけど
だそうです
父巌さんは朝日新聞社の記者で仕事を通じてその方と知り合ったらしく1950年朝日新聞社が主催したアメリカ博覧会で宣伝を担当。
そのパンフレットを作ることになった際挿絵をその方に描いていただいたそうです
もしかすると値打ちがあるものじゃないかと思っております。
鑑定のほどよろしくお願いします。
果たしてその画家とは?
依頼人の登場です。
長野県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いやぁ…そうですか?一人のほうがいいですか?そりゃそうですよ。
いやそれはもうね結婚されてるから言える…。
それはそうなんですよね。
認めるの早いですね。
だから1回はねやっぱりして。
失敗してもね。
もしできればね。
それではお宝拝見しましょうこちらです。
あら…。
これどなたの作品なんでしょうか?小磯良平画伯の作品ですね。
アメリカ博のこういう案内のパンフレット作ったんですけどもその挿絵を父が小磯さんにお願いして。
アメリカ博っていうのはアメリカを知ろうっていうあれなんですかね?そうですね戦後1950年ですから。
初めて冷蔵庫だとか電気掃除機だとか見たんですよこのときに。
アメリカ博覧会で見たんですか。
ええ。
これ見たときはいかがでした?どう思いました?特になんとも思わなかったですね。
全然気に入ってませんね。
いやいや…。
ご家族の方はなんかおっしゃってます?いや特に何も言ってないですね。
え?この作品かわいそう。
いや実は私の家が雨漏りするんですよ。
それをちょっと修理したいなと思いましてね。
雨漏りの修理代?そうです。
でも手放したくないな父の思い出みたいなのはないですか?そんなことないですね。
早いです早いです全部否定が。
これ絶対資料的な価値あるでしょ。
アメリカ博ってどんなんやったんやろっていうのがこれ見たら一目瞭然ですもん。
いやどうですかね…。
なんですか!なんすか…。
しばしの間憩うバレリーナ。
鏡を見つめる舞妓
そっと寄り添う少女
その画家が描く女性はいずれもごくありふれた容姿だが清楚で知的でしかもかぎりなく美しい。
画家の名は…
幼い頃から絵が好きで19歳のとき
藤島武二に油絵を学んだ。
23歳のとき『T嬢の像』を描き画壇の最高峰帝展に出品するとなんと特選を受賞。
学生による快挙はそれまでまったく例がなく美術界はおろか日本中を驚嘆させた。
1927年東京美術学校を首席で卒業しその翌年憧れだったフランスに留学。
その際ルーブル美術館で目にしたパオロ・ヴェロネーゼの『カナの婚礼』に衝撃を受け群像表現を極めることそして最も油絵らしい油絵を描こうと固く心に誓った。
そのためには何を置いても自己の表現能力を高めるほかなく小磯は毎日デッサンを描くことを自らに課しこのひたむきな努力は生涯続けられた。
好んで描いたのは女性像だがそこには清らかで明るく温かい光が満ちている。
見る者の心をそっと慰めてくれるような優しい光りである。
恐らくこれは小磯が敬虔なキリスト教徒だったこととも深い関係があるに違いない。
代表作は太平洋戦争開戦前夜に描いたこの『斉唱』であろう。
黒い制服に身を包み横一列に並ぶ9人の女学生。
どんな歌を歌っているのかは不明だがそこには祈りにも似た厳かな雰囲気が漂っている。
これこそ小磯が目指した群像表現の極致であった。
功成り名を遂げた画家としては極めて珍しいが小磯はポスターデザイン雑誌の表紙絵新聞小説の挿絵本の装幀などにも積極的に取り組んだ。
例えば川端康成の『古都』の挿絵を担当した際は川端の原稿が毎回のように間に合わなかったため小磯はいつも先の展開を予測して挿絵を描いた。
担当記者は挿絵のあとを小説が追うという意外な展開に驚き小磯の才能に改めて感服したのであった。
通常これらの仕事は油絵に比べると一段低く見られがちだが小磯にとってはすべて等価で自らの表現行為に優劣は一切なかった。
改めて依頼品を見てみよう。
小磯良平の挿絵の原画11点である。
これは1950年兵庫県西宮市で開催されたアメリカ博覧会のパンフレット用に会場内の予想図をペンと水彩で描いたもので11点のうち9点が実際に用いられたようだ。
アメリカ博覧会はアメリカの政治経済文化最先端技術を広く紹介することにより戦後の日本が一刻も早く復興できるようにと開催されたもので3か月間の会期中およそ200万人もの人々が訪れたと伝えられる
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?1枚10万円としてみんなで100万円くらい。
1枚10万として100万。
まいりましょう。
オープンザプライス!500万!
(拍手)1枚50万ですよ。
1950年小磯さん47歳もっとも脂がのっていた時代でもちろん油絵もすばらしいんですけれどもそのベースとなるデッサンとしてはその当時最も最高の評価があった方なんです。
非常に軽やかで伸びやかな線が非常に印象的なんですけれどもこれ小磯さんの真骨頂でいずれも短時間に一気に描いてると思います。
それだけに非常に生き生きとしたイメージが今でも伝わってくるんですが象徴的な建造物がしっかりと大地に根ざす表現っていうのは線だけでなかなかできるものではないんですがそういったものがきちっとしっかりと表現されていますしその博覧会をも想像させるあるいは多くの日本人が憧れるアメリカをも夢に見させるような非常にスケール感を感じますよね。
一点一点というよりもまとまってあるっていうことに実は意味がありますね。
小磯さんがこうした仕事をしたっていうことを博覧会の意義も改めて今思い起こすことができますし。
また状態がいいですね。
これ紙っていうのはなかなか保存が難しいんですけどほとんど焼けとかしみとかっていうのが目立ちませんから。
小磯さん実はこういうの珍しいですね。
人物特に女性像とかが多いんですけどこうした風景非常にまた貴重だと思いますね。
雨漏りなんか直しまくりですよ。
屋根変えましょう屋根。
ね?いや貴重なものありがとうございました。
いえいえどうもありがとうございました。
お宝列島日本縦断…
今回の舞台は…
大きな産業や観光の目玉はないが過疎化率が低く奇跡の村と呼ばれている。
その名は
そのためここ大山田神社には一族の氏神が祀られており
1507年下條氏7代目伊豆守家が京から宮大工を招き造営したもので当時の建築様式を物語る貴重な史跡として
下條歌舞伎は300年あまりの歴史を誇る村の伝統芸能である。
1701年名古屋から来た太夫が興行を行ったことが始まりとされその後村人の手により独自に発展。
新たな演目が加えられた。
現在も後継者の育成が熱心に行われており
特産品は一見カブのような親田辛味大根。
水分が少なく貯蔵性に優れていることから江戸時代は尾張徳川家に献上された。
ただ辛いだけでなく特有の甘みがあるため地元ではあまからぴんと呼ばれ薬味として珍重されている
会場は早速行ってみよう!
(2人)出張!なんでも鑑定団IN下條!
まずは美容師歴53年のふだんもずっとこういうお着物が多いんですか?いやたまにですねこの頃はね。
この頃は?今日はちょっと気合い入れました?そう。
馬子にも衣装で頑張ってきました。
昔に比べてどうなんですか今は大変なんですか?やっぱり。
お宝は…
主人が3年くらい前に私へのプレゼントだと言って渡してくれたんです。
すてきじゃないですか〜。
骨董店をいろいろ巡りやっと見つけたらしいのだが作者のことをまったく知らなかったため…
美術年鑑で調べたんです。
そしたらかなり有名な方でしかも年鑑の上のほうの位置にある方だっていうことがわかったんです。
ほうその方が描いた掛軸?かもしれません。
どうしてあの絵をプレゼントしようかなと思ったんですか?結構高かったんじゃないですか?ちょっとそれは秘密まだないしょにしとく。
しかし夫の小遣いではあまり高いものは買えないはずなので本物かどうか少々不安。
本人評価額は夫の懐具合を推理し20万円。
実はこの絵は夫からもらった初めてのプレゼントなのでたとえ偽物でも一生大事にするつもり。
果たして結果は!?
ジャカジャン!はい!
よかった〜!ご主人もひと安心
白鳥英雪の作品に間違いありません。
出身は長野県の小諸です。
二十歳の頃に伊東深水の弟子になるんですね。
昭和20年から25年くらいの間に小諸で描かれた作品ですね。
この時代は信州の独特のすがすがしさが画風に表れていて高い評価を与えていいと思います。
白鳥九寿男というのが本名ですね。
その寿という字が印章に押されています。
若干ちょっとシミがありますけども初期の非常にすがすがしいいい作品だと思いますぜひ大事にしてください。
続いては結婚を機に隣町から引っ越してきた理由はあったんですか?こちらに来る?村営の住宅の家賃が安い?はい。
どういう感じなんですかそれは?2LDKの間取りなんですけど…。
しかも駐車場2台込みなんです。
地元の消防団に加入すると誰でも入居できるとのこと。
更に下條村では子育て支援にも力を入れており高校生までは…
え!すごいじゃないですか。
お宝は…
祖父が一応遺してくれたものなんですけれども戦後の食糧難の時代にこの壺と交換したんじゃないかって。
うち農家だったのでお米や野菜を求めて来てくれた方がおったらしくて…。
その後座敷に飾っているとこれを目にしたなじみの骨董商が…
いくらで買いたいって言ったのその人は?それが…。
300万で!
しかし祖父は即座に断り以来押し入れにしまい込んでしまった。
今ならどのくらいするのだろうと思い最近こっそり…
インターネットとかで調べたら本物だったら…。
そこでもし高ければこの際思い切って売ってしまいたい
やっぱ一戸建ての家が…。
これが家になるんですか?
本人評価額はその頭金として300万円。
下條村は土地代も安いのでとりあえずこのくらいあれば十分。
ここは一つでっかい夢を見たい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
なんで売らなかったんでしょうね。
古伊万里をコピーしたインテリア商品なんです。
高台なんかを見ますとね円く蛇の目になってますよね。
こういうことはありえないですね。
もっと自然体でもって高台ができてる。
それから白い部分がタイルを見るような純白の白さですね。
本物のはもうちょっと青みがあってやわらかみがあるんです。
もしね江戸時代前期18世紀頃の古伊万里だとしたらね250万円くらいでしょうね。
続いては大変ですよねでも。
そうです朝1時10分に起きまして…。
雨とか雪とか天候は関係なく?そうです。
またちょっと夕方というか夜ちょっと寝てと。
はぁ〜大変だ。
3時間3時間3時間。
熱が出たとかないんですか?例えば自分で。
いや僕は精神力で休んだことはないです。
はぁ〜!
お宝は…
20年ほど前地元で開かれた骨董市でひと目惚れし購入したもの
どのへんが気に入ったんですか?おいくらだったんですかこれは?いやあの…。
ちょっとないしょです。
ワンにしといてください。
ワン?
100万円のことらしい。
実はこれまで絵を何十点も買ってきたが妻が怖いのですべて蔵に隠している
奥様って今日いらっしゃってるんですか?来てます。
あそこにおりますけど。
優しそうな奥様じゃないですか。
え!?いかがですか?でも聞いてお値段ね。
これダメだったらもう今夜はちょっとケンカになりますね。
蔵のほうでね。
本人評価額は買ったときと同じく100万円。
この真冬に蔵に追いやられ一人凍えながら夜を過ごすのはあまりにもつらい。
それだけは何としても避けたいが果たしてどうなるのか?
20年ほど前地元の骨董市でひと目惚れし100万円で購入したもの。
もしも偽物なら怖い妻が激怒。
この真冬に蔵に追いやられ凍えながら夜を過ごすことになりそう。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
やった〜!奥さんもこの笑顔
今日はあったかいお布団の中で。
ええよかったです。
蔵じゃなくてよかったです。
蔵じゃなくてね。
平山郁夫の作品に間違いありません。
昭和の58年に井上靖のエッセイ集全部で10巻出てます。
その表紙絵がこの作品です。
井上靖と平山郁夫というのは非常に実は親しい間柄でこのエッセイ集のなかで平山郁夫の仕事というのは自分が文字でやろうとしているところとどこか一点つながるところがあるというふうに非常に親近感をこめて語っていますのでそのなかでできた作品ということで史料的にも非常に貴重な作品といえると思います。
ラクダが描かれてますね。
平山郁夫の作品といえばやはりシルクロード。
そのなかでもラクダっていうのは有名なものでファンの方は非常に憧れるんですね。
ぜひ大事にしてください。
続いては仕事一筋だったため独身のずっと独身なんですか?ええ。
今おいくつでいらっしゃるんですか?女性とかそんなにあまり縁がなかったんですか?憧れますねそういう生き方も。
アハハハ!大変じゃないですか?だってごはんとか作ったりとか。
お掃除とか洗濯とかは?
お宝は…
実は本職は塗装業で数年前ある家の外壁塗り替え工事を請け負った際無造作に置かれていたもの。
主に聞くと祖父の遺品だがまったく興味がないというので
その代金が約50万ばかりありましたもんで。
お仕事をした工事ねいわゆる工事の代金が50万円。
どのへんが気に入ったんですか?これは。
きれいな顔してますよでも。
ほらほら…。
骨董は特に好きではなくまた詳しくもないがひと目で名品と見抜いてしまった。
本人評価額はとりあえず塗装代と同じく50万円。
もしもこれが本物なら数百万円はかたい。
しかし一応工事はしたので濡れ手で粟ではないはず。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
あっちゃ〜!
20世紀の前半に数多く作られた偽物のひとつです。
当時のお土産品といってもいいかもしれませんね。
姿が悪い。
もっと顔がふっくらとしてるんですよ。
当時の美人っていうのはこういう瓜実顔じゃないんですね。
それから唐時代の宮廷に仕える官女ですから冠をしてることはない。
官女の位っていうのは髪の形で表されるわけです。
スカートのあたりの線黒い線とか赤い塗りがひょろひょろしてますね。
なんか弱々しいですね。
もしほんと1200年くらい前の加彩俑だったらそりゃあ500万円はしますよね。
続いては定年後骨董収集にのめり込んでしまった10年ちょっと前なんですが座敷に飾る絵がひとつくらいほしいなというふうに思って画廊へ寄ったのがきっかけで。
それから何点くらいお買いになったんですか?結構買われたんですか?お金に換算すると。
そりゃちょっと今日は女房から家族来てるんでね言いたくないんです。
お宝は…
1年くらい前に出入りの画商が来まして…。
おいくらでお買いになったんですか?これ。
これ買ったっていうの奥様に言ったんですか?
この絵で特に気に入っているところは…
枯れた草の一枚一枚見ても丁寧に描いてるし全体を見て品があるかなと。
というわけで本人評価額は本物と信じ200万円。
この番組を見ていると菱田春草の作は偽物ばかりなので妻からは絶対買わないよう釘を刺されていたのだが果たして結果は!?
どうぞ頑張れ!
う〜ん残念
残念ながら菱田春草の贋作。
明治31年に展覧会で銅賞をとった『武蔵野』というのがあるんですね。
恐らくその絵を真似て描かれたもんであろうということが言えると思います。
手前の秋草本来はもっと描くはずですね。
その向こうに霧が描かれてますけども恐らくこれは秋草を描く手間を省くために描いたのではないか。
手抜きというふうに言えると思いますね。
本物なら3,000万はすると思いますね。
今晩でも奥様になんて話ししましょうかね。
口きかないでしょうね。
口きかないですか。
最後は写真館を営んでいる結構この地元の皆さんなんかも知ってる方多いんですかね?つい最近来ていただいたお客さんもおいでになりますしお世話さまになってます。
尾曽写真館は昭和8年父が創業。
現在は村の結婚式や運動会なども撮影している。
お宝は
その修業を終え晴れて独立することになった際師匠が記念として手渡してくれたもの。
なぜ2つあるかというと…
実は同じくその写真館で下働きをしていた女性と恋仲になり結婚。
というわけで独立祝いと結婚祝いを兼ねて師匠がとても大事にしていたこの2点の焼物を心を込めてプレゼントしてくれたのであった。
本人評価額はごくごく控えめの30万円。
これまで大きな波風が立つこともなく去年無事金婚式を迎えることができた。
これが本物だと更に嬉しいが果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
大幅アップ!
名作といっていいと思います。
これ湯呑みのほうは若いときの作品で恐らく昭和6年に栃木県に益子に窯を築いた頃だと思うんです。
中側に藁灰の灰を使った白濁釉を入れて外側を蝋抜きにしてますね。
濱田さんの最も得意とした作り方ですね。
それからその角瓶これが寸法は小さいけど実にいい。
濱田さんが74歳で文化勲章をもらう。
それから84歳で亡くなるまでの10年間くらいの間の作品だと思う。
蝋抜きでもってそこへ丸文様を描いてますね。
そしてその中にサトウキビの絵とそして唐辛子を赤絵とグリーンで描いてますね。
口の作りといい肩の白いところといい形が実にメリハリ効いてる。
益子の土の力強さとそして健康的な美しさですね。
箱が恐らくこれ持ってた方がわざわざしつらえてそれで濱田庄司に箱書きをお頼みしたものだろうと思う。
大切になすってください。
出張鑑定IN下條村はこれにて無事閉幕
次なる依頼人は太極拳を教えているこの方…
左手を前に押し出します。
12年前ごくごく軽い気持でやってみたところすっかり夢中になってしまい今では週3回教室を開くまでになったそうです
そしてもう1つの趣味が…
5年前機械メーカーを退職後ふと子供の頃熱中していたことを思い出し…
改めて見てみたら
1年前切手の専門書を読んでいたときのこと。
とても興味深い記述を見つけたため…
すると自分がとんでもないものを持っているとわかりびっくり!山内さんによるとそれは今まで番組に出たことが一度もないそうで更に…
ぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。
依頼人の登場です。
長崎県からお越しのどうぞこちらのほうへ。
どうぞお願いします。
あら自分のを見てみたら持ってた?持ってました。
だいぶVTRの中ではハードル上がってますけどもね。
ああいうふうにやれって言われて。
ないしょ!それは言っちゃダメなんです!こちら。
なんていう切手ですか?大正時代に作られた菊20銭という切手なんです。
偽物を持ってきました。
なんですか…。
偽物ダメですよ。
じゃあお帰りください。
それすごい偽物なんですか?この切手は偽物のほうが本物よりも高いんです。
価値のある切手なんか結構偽物出たりするじゃないですか。
なんでこれは珍しいんですか?実際に使おうとしたらしいんです。
偽物ならいくらなんですか?私が見たカタログでは85万とか…。
え〜っ!85万…。
本物ならいくらなんですか?1万1,000円とか…。
え!全然違うじゃないですか値段が。
これを偽物だと思うポイントは何なんですか?まず紙が粗末らしいんですよ本物に比べて。
これは薄い感じが感じですね。
あとは縦の寸法がちょっと短い。
測ってみたらちょっと短い。
本物と比べて?3番目が大日本帝国の「本」という字があるんですけど三角の交点の間あたりに点が本物はあるんです。
これはない。
細かいですけどねこれ。
すみませんすみません。
もうちょっとそっち行ってもらえませんかね。
今日の依頼人ぐいぐい来るんすよ。
切手は郵便料金を前納した証しとして発行される有価証券でありこれを偽造することはもちろん犯罪である。
しかし紙幣に比べると額面が低くまったく割りに合わないため現行切手の偽造事件は近代郵便制度発足以来例がなく収集家垂ぜんの希少品のみが標的とされていた。
ところが
横浜元町郵便局の局員が一通の書留郵便に貼られた切手の色がやや薄いことに気づき直ちに内閣印刷局に届け出たのである
それは中央に菊花紋章が大きくあしらわれていることから通称菊切手と呼ばれる額面10銭の普通切手で数日におよぶ調査の結果紙質や印刷細部の違いから偽物と断定された。
そしてその後わずか24時間のうちに主犯格の古物商切手販売人共犯の写真技師印刷業者らが次々と逮捕され10銭と20銭の偽造切手が大量に押収されたのであった。
当時この2つの切手は主に国内の書留と外国郵便に用いられており外国郵便の扱いが多い横浜という土地柄を狙った犯行であった。
これを受け逓信省はすぐさま偽造対策に着手し翌年には紙にすかしと着色繊維を加えた新切手を発行。
また当時の郵便法では…
とはいえやはりこれは取るに足りないまぬけな事件であり社会の注目を浴びることはまったくなかった。
しかし日本切手の大収集家で当時神戸在住のトレーシー・ウッドワードは事件後すぐさま横浜へ向かい何らかの方法で
そのうち1枚は使用済みの単片にし更にもう1枚は事件のほとぼりがさめた2年半後自分宛の郵便物に貼り投函したのである。
恐らくウッドワードはやがて時が経てばこの偽造切手が日本の郵便史を研究するうえで極めて貴重な資料になることをいち早く見抜いていたのであろう。
この偽造切手はウッドワードが入手した以外にもごくわずかだが市場に出回ったらしく2005年のオークションでは…
落札されている。
改めて依頼品を見てみよう。
未使用の菊20銭偽造切手である。
本物と比べると山内さんが言うように全体的に印刷がぼやけており…
また「本」の字の第一画と三画が交わる部分は本物には点があるが依頼品にはない。
これはひょっとすると大発見か?
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?さっき200万とか出ましたけどきりのいいところで100万。
いってみましょうか。
偽物であってくれと願いながら。
それでは100万でいきましょう。
オープンザプライス!どうだ?あっ3,000円!本物?ん?これは?残念ながら本物です。
残念ながら本物。
偽物ではありません。
まず大日本の「本」の字に点があるなしこれは本物のなかにも点のないものがあります。
そうなんだ!非常に少ないですけどねあります。
それから紙質ですがねアート紙と新聞紙というたとえがいいんじゃないでしょうか?偽物のほうはねザラザラしてるんですよ。
それで丸い穴のような透かしが見えるんですよ。
それでこの切手でいちばん見やすいのは上の横にギザギザ目打ちといいますけどね偽物は今まで発見されてる10銭も20銭もね全部20ミリの間に12穴があいてるんですよ。
この切手は13あるんですこれ。
それから菊の紋章の十六弁があるんですが弁と弁の間にね本物は2本あるんですよ。
こういうふうにね…。
そこを描いてる?ええ描いてるんですよ。
ところが偽物はねこうこうこう描いたうえにねちゃっちゃっとこう。
あっなるほど。
だから偽物のほうがちょっと太く見えやしませんかしら?なるほど見えますね。
太い。
太い太い。
この切手がなぜ今おっしゃられたように寸が短かったり紙質があれだったりするのはね本物の切手をいっぺん水に浸けてるんですよ。
それで糊を落としてあるんです。
糊を落としたうえに薄くまたね糊を引いてるんですこれ。
というのは本物に売るときに糊がなければ高い値段がつかないんですよ。
今までに発見されてるのがね…。
偽物ならこれいくらくらいついたんですか?150万なら今売れるでしょう。
ただこれに出くわすのはね6億円の宝くじに当たるのとどっちが確率多いでしょうかね。
じゃあ宝くじ買うかな。
ということで残念ながら本物でした。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
また何かありましたらぜひ遊びに来てください。
ということで「鑑定団」また来週ですさようなら。
2015/03/10(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【本物よりニセ物の方が高いお宝!?】[字]

こんな物があっていいのか?番組史上初!「本物よりも偽物の方が高い」という謎のお宝が登場!驚きの鑑定結果が!!▽亡父が遺したパンフレットの挿絵はあの有名画家の作!!

詳細情報
番組内容
【番組史上初!本物よりも偽物の方が高い!?謎のお宝登場】
1年程前、1冊の本を読んでいたところ、とても変わった品物についての記述が目に留まった。こんな物があっていいのか?常識ではとても考えられないが、その品物はなんと「本物よりも偽物の方が高い」という。
番組内容2
念のために、自分の収集品を改めて見直したところ、なんとその品物を自分が持っていることに初めて気がついた。見れば見るほど間違いない!これは大発見か!?番組史上初の大珍品がスタジオに登場!!
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【ゲスト】岡田美里
【進行アシスタント】吉田真由子
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
高橋宣雄(「タカハシスタンプ商会」社長)
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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