NHKニュース おはよう日本 2015.03.10


おはようございます。
7時になりました。
発達中の低気圧の影響で、全国的に風が強まり、各地で雨や雪が降っています。
あすにかけて、広い範囲で雪を伴って、非常に強い風が吹く見込みで、気象庁は暴風雪や高波などに警戒するよう呼びかけています。
伊豆諸島の神津島の現在の様子です。
見通しが悪く、そして海は白波が打ちつけています。
神津島では午前5時前に、31.4メートルの最大瞬間風速を観測。
この時間も、13メートル以上の風が吹いています。
かわって、北海道稚内市です。
こちらも白波が見えます。
発達中の低気圧の影響で、西日本から北日本の広い範囲で風が強まっているほか、北日本などでは局地的に強い雨が降っています。
仙台市では昨夜からけさにかけてまとまった雨が降り、道路が水につかる被害が相次ぎ、立往生する車も出ました。
西日本では上空の寒気の影響で、日本海側を中心に雪が降り、午前6時の積雪は、山口市で5センチなどと、平地でも雪が積もっています。
このあと低気圧は、急速に発達しながら、三陸沖を北上し、今夜にかけて、北海道沖に進むと予想され、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。
このため、きょうは各地で風の強い状態が続き、西日本から北日本の沿岸部を中心に、非常に強い風が吹いて、所によって猛吹雪となるおそれがあります。
あすにかけての最大風速は、北日本と北陸、それに九州南部の陸上と伊豆諸島で20メートルから25メートル、関東と東海、近畿、四国、中国地方、それに九州北部の陸上で、15メートルから19メートル、最大瞬間風速は30メートルから40メートルに達すると予想されています。
真冬並みの強い寒気が南下するため、北海道のほか、日本海側の広い範囲で、あすにかけて雪が強まる見込みです。
あすの朝までに降る雪の量は、いずれも多い所で、北海道東部で70センチ、北陸で60センチ、東海で50センチなどと予想されています。
気象庁は、暴風雪や高波、大雪による交通への影響などに警戒するよう呼びかけています。
では、今後の風や雪の見通しなどについて、気象情報担当の檜山さんです。
あすにかけて、嵐となりそうです。
まずはレーダーで雨や雪の様子見てみます。
仙台など東北の太平洋側、きのうの夜から大雨になりました。
3月にしては、かなりの雨量になりましたが、仙台などはこの雨雲、抜けてきています。
現在は東北の北部から北海道で雨が強まっている所があります。
このあとの雨や雪の予想を見ていきます。
このあと東北の北部から北海道沿岸は雨が強まり、内陸では湿った雪が強まりそうです。
また西日本から寒気が入りますので、西から雪に変わる所が多くなってきます。
夜にはこの北海道東部でまた雪が強まり、オホーツク海側などを中心に、大雪に警戒が必要となりそうです。
そしてこのあと見ますと、日本海側、広くあすにかけて大雪のおそれがあります。
また東海から近畿は、太平洋側にも雪雲が流れ込んで、名古屋など周辺、平地でも雪が積もるおそれがあります。
そして全国的に風が非常に強く吹きそうです。
風の予想を見てみますと、北海道から九州、広く非常に強い風、風速20メートル以上の所が多くなりそうです。
あすにかけて暴風の続く所があるでしょう。
予想される最大瞬間風速です。
北海道は海上を中心に40メートル、東北から九州でも30メートルから35メートルとなりそうです。
看板が落下したり飛んだり、また細い木などは折れるおそれがあります。
外に出るのが危険な所もありますから、警戒をしてください。
また雪を伴って猛吹雪、車の運転が危険なくらいの所もありそうです。
影響をまとめますと、北日本の太平洋側では、沿岸は大雨、内陸は大雪のおそれがあります。
日本海側は広く大雪や猛吹雪に警戒です。
太平洋側、東海や近畿でも雪が積もるおそれがあります。
全国的にあすにかけて、非常に強い風に警戒してください。
東日本大震災の発生からあすで4年です。
けさは、阿部キャスターは、今月21日に駅の営業が再開される、宮城県女川町に行っています。
阿部さん。
おはようございます。
宮城県の女川町。
きのうから雨が降り続いています。
そして先ほどのニュースでもありましたが、この女川町でも風が強いんですよね。
時折、体ごと押されるような、強い風が吹いています。
こちら、女川町では、急ピッチで町づくりが行われています。
ご覧のように町全体で造成工事が行われているんですね。
中でも中心になるのが、今、見えてくるはずです。
白い屋根の建物、画面の真ん中辺りにありますね、それがJR女川駅です。
今月21日に、4年ぶりに営業を再開します。
これで鉄道で石巻とつながることになります。
ここ、女川町は、被災地域の市町村の中で、震災発生後、人口の流出が最も激しい町でした。
それだけに新しい駅の完成が地元の皆さんにとって、大切な一歩と受け止められています。
こちら、女川町の将来の予想図です。
見ますと、学校や役場、病院などが、コンパクトに、この町の機能として集められているんですね。
そして年内には、駅前の商店街が完成する予定です。
大きく変わろうとしている町の様子を取材してきました。
駅舎が見えてきましたね。
まず向かったのは、町の中心部にある女川駅です。
地盤のかさ上げなど、復旧工事が進められた結果、4年ぶりに運行が再開されます。
町の中心部が、津波で大きな被害を受けた女川町。
あれから4年、復興に向けた動きが進む中、徐々ににぎわいを取り戻しつつあります。
女川の港にやって来ました。
今、船が着いて、水揚げが始まっているようなんですね、ちょっと見に行ってみましょう。
今年度の水揚げ量は、震災前の9割ほどまで回復する見込みです。
この時期は、春を告げるというオキアミの一種、イサダ漁が行われていました。
今月中には、漁港のすべての岸壁が復旧します。
水揚げの増加に伴い、町の雇用も回復しつつあります。
去年9月に新たな工場を建てた水産加工会社にお邪魔しました。
かつて100人ほどいた従業員は、加工場の再開によって40人にまで戻りました。
阿部さん、女川町では、町の再建が具体的な形として見えてきているんですね。
そうですね。
町づくりが進んでいる女川町なんですが、それにあたって、町の人たちが心に刻んでいることがあります。
それがこの石碑です。
こちらの碑をご覧ください。
千年後の命を守るために。
ここは津波が到達した地点です。
もし大きな地震が起きたら、この石碑より上へ逃げてください。
この文章は、地元の中学校の卒業生が書きました。
ここは海抜16メートルの高台です。
そこに去年秋に設置されました。
この津波の教訓を胸にとどめながら町づくりを進めようとしています。
東北の復興には、行政による町づくりはもちろん、産業の再生にもスピード感が必要です。
しかし、いち早く立ち上がった企業の中には、思わぬ壁にぶち当たっているケースも出てきています。
宮城県塩釜市に工場がある水産加工会社です。
先週、自己破産することを決め、事実上、経営破綻しました。
震災で受けた被害を挽回しようと、新たな工場を建設。
こうした多額の投資が、経営を圧迫することになったと、会社側は説明しています。
この会社は、地域の中核企業で、産業復興のけん引役として期待されていました。
それだけに、地元も衝撃を受けています。
今、被災地では、多額の投資で最新の設備を整えたにもかかわらず、経営に行き詰まる企業が相次いでいます。
名取市にある農業生産法人さんいちファームもその一つです。
復興の先駆者といわれていましたが、去年、経営破綻しました。
この法人は、震災の8か月後に被災した農家3人が設立。
津波の塩害で利用できなくなった農地に、大規模な水耕栽培の野菜工場を建設しました。
元手となったのが、国が被災した企業向けに新たに作った交付金、およそ1億8000万円です。
被災地の復興モデルとして、経団連の幹部も視察に訪れるなど、注目を集めました。
しかし、水耕栽培のノウハウを持っていなかったため、生産はなかなか安定しませんでした。
大量に作った野菜の販売先も確保することができず、売り上げは当初の目標を大幅に下回りました。
大規模な施設を作るために借り入れた、およそ8000万円の負債も重くのしかかり、結局、経営に行き詰まりました。
多額の投資で生じた負担と、新たな販売先の開拓。
被災地の企業が直面する大きな壁です。
どのようにして、この壁を乗り越えたらいいのか。
気仙沼市では、地元の水産加工会社19社が組合を結成。
共同で冷凍倉庫などを建設し、設備投資の負担を抑える取り組みを始めています。
倉庫の建設にあたって、組合がまず行ったのが、メンバーの企業へのアンケートです。
こちらが調査したものです。
扱う魚の種類や、倉庫を使用する時期を聞いたところ、企業によって大きく異なることが明らかになりました。
例えばサンマやカツオなどの加工を行う企業は、漁獲量が多い秋に多くのスペースを使います。
一方で、ワカメなどを加工する企業は、冬から春に多くのスペースを使うため、ピークが重なりません。
そのため、お互いにスペースを分け合うことで、倉庫の規模を大幅に抑えることができると分かったのです。
さらに販売先の拡大のため、19の加工会社は、さまざまな取り引き先を持つ商社2社とも連携しました。
商社にとっても、多くの種類の魚を扱う複数の加工会社と一度に取り引きできることが連携の決め手になりました。
早速、この商社は販売先の拡大に動き出しています。
この日は、食堂などを運営する会社に、気仙沼産のサメを使った新たな商品の取り引きを持ちかけました。
動き始めた被災地の水産加工組合。
企業の連携によって、復興を実現していきたいと考えています。
では仙台放送局の石井記者に聞きます。
石井さん、震災発生から4年で、業績がなかなか回復しないという企業が多い中、企業どうしが連携するという取り組みは、産業復興のヒントになりそうですね。
リポートでお伝えした気仙沼市の取り組みのように、震災前まではライバルどうしだった企業が手を組んだり、異業種を巻き込んでいくという動きが、被災地では徐々に始まっています。
こうした企業の連携は、各社のコストのダウンや、商品の開発など、大きなめりとがもたらしてくれると期待されています。
1社だけではできなかったことに果敢に挑戦し、産業の復興を目指していくという取り組みに、可能性を感じます。
そうですね。
この産業復興に向けて、国の支援はどうなっているんでしょうか。
国は、被災した企業に対し、補助金を出して、設備を復旧させていくだけでは不十分だと認識しています。
このため重点的に今後、支援していくのが、震災で失った販路の開拓です。
具体的には新商品の開発に取り組む企業に補助を出したり、販路の開拓にノウハウを持つ人材を派遣したりするなど、新たな対策を来年度から始めていきます。
震災から4年がたち、被災した企業を取り巻く環境は、依然として厳しい中、国や自治体の継続的な支援が求められていきます。
仙台放送局の石井記者でした。
さあ、ここまで女川町の町づくりの様子や、被災地の産業復興の取り組みなどをご紹介してきましたが、町づくりにあたって大切なのは、なんといっても、地元の住民の皆さんの声ですよね。
そうした皆さんの声を集めて発信している場所が、こちらにあります。
女川さいがいFMです。
震災発生後に作られたコミュニティーラジオ局です。
仮設住宅でのイベントや、生活情報などをお伝えしているということなんですね。
きょうはこの時間、番組の収録が行われている最中と、特別に許可をいただいていますので、お邪魔してみましょう。
さあ、どんな様子でしょうか。
失礼します、ごめんください。
おはようございます。
収録中、すみません。
よろしくお願いします。
ラジオをお聞きの皆さん、なんとここ、女川さいがいFMのスタジオに、NHKおはよう日本の阿部渉アナウンサーが来てくださいました。
ありがとうございます。
おはようございます。
紹介していただきました。
お邪魔します。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
なんか収録中に生放送にお邪魔するという不思議な関係になってますけれども、まずパーソナリティーのお2人、自己紹介をお願いします。
女川さいがいFMの阿部真奈と申します。
今、大学2年生です。
高校生アナウンサー6号の阿部紗季です。
高校2年生です。
ちょっと待ってください。
偶然ですね、阿部さん、そして阿部。
そうなんです。
女川町、とても阿部が多いです。
トリプル阿部で。
よろしくお願いいたします。
こちらは住民の皆さんの声を集めて放送しているということですが、まとめてくれたんですよね。
そうなんです、こちらです。
ご紹介をお願いします。
期待することとして、60代女性、美容室店主の方は、町外の方にいっぱい来てほしい!町外からのお客さんが大事だと思う。
もう1つ、駅が出来て、そこから町がつくられていき、やっと人間らしい生活、元にあった生活に近づきつつあるのがうれしいと、これも40代女性の方ですね。
そして。
逆に不安なこともあります。
女川から人が減ってしまうのが不安。
あとは40代男性、開業してからはにぎやかになると思うんですけど、だんだん薄れてきて、お客さんが来なくなるのが寂しいということでしたね。
期待と不安がどちらもあるわけですね。
紗季さんはどうですか、この駅の再開については。
そうですね。
私、建築科に行っているんですよ、学校で。
それで駅の構造が楽しみだなというのもありますけど、後は皆さんと一緒に、温泉にまた入れるのがとても楽しみです。
温泉が一緒になってるんですね?そして真奈さんは、東京の大学に進学しているということですが、このふるさと、女川、このあとどんな町になってほしいですか?
そうですね、今、女川町、どんどん人がいなくなっているので、この駅の再建も含めまして、どんどん、女川町にほかの県から人が来れる、明るい町になっていってほしいなと思っています。
そうですか。
2人の笑顔のような、あふれるような、すてきな町になってほしいですね。
ありがとうございます。
きょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
そこでなんですけれども、女川さいがいFMで合言葉がありまして、皆さん、きょうもがんばっぺって最後にみんなで言ってるんです。
頑張ろうと。
それを阿部さんにもご一緒していただきたいと。
分かりました。
いいですか。
よろしくお願いします。
では、それでは皆さん、きょうもがんばっぺ。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
がんばっぺ、元気をもらえることばですね。
女川町から阿部キャスターでした。
4年前の巨大地震のあと、宮城県から福島県にかけての沖合の海底では、ひずみを解消するためと見られる地盤の動きが、これまで考えられていたよりも、ずれ動いておらず、ひずみが十分に解消されていない可能性があることが分かりました。
専門家はさらに解析を進めるとともに、北日本から東日本の太平洋側では、今後も津波を引き起こすような大きな地震が起きるおそれがあり、引き続き注意が必要だと指摘しています。
4年前、東北の太平洋沿岸で発生した巨大地震。
陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込み、プレート境界が大きくずれ動き、地震が発生。
その後も陸側のプレートが、東の方向へずれ動いていました。
たまったひずみを解消していると見られています。
国土地理院によりますと、こうした変動によって、この4年間で、宮城県の牡鹿半島で東へ95センチ、茨城県北茨城市では、東へ48センチ動いています。
国土地理院の水藤尚主任研究官です。
GPSの観測で、ほとんどが東向きにずれ動く中、東北の沖合にある陸側のプレートの一部が、逆の西向きに動いていることに注目し、解析を行いました。
その結果、この地域の変動は、地下深くのマントルの動きが強く影響している可能性のあることが分かりました。
さらに分析したところ、震源域周辺のうち、宮城県から福島県にかけての沖合の海底では、これまで考えられていたよりも地盤がずれ動いておらず、ひずみが十分に解消されていない可能性があるということです。
このほかにも、震源域の北側の岩手県から青森県にかけての沖合や、南側の茨城県から千葉県にかけての沖合でも、ひずみが十分に解消されていない可能性があるということです。
水藤主任研究官は、北日本から東日本の太平洋側では、今後も強い揺れや、津波を引き起こすような大きな地震が起きるおそれがあると指摘しています。
東日本大震災の発生から4年となるあすは、福島県富岡町から中継でお伝えします。
ビール各社が力を入れているノンアルコールビールで、国内シェア1位のサントリーが、2位のアサヒビールの主力商品について、自社が持つ特許権を侵害していると主張して、製造や販売の差し止めなどを求める裁判を起こしたことが分かりました。
アサヒビールは、サントリーの特許権は無効だと反論して、争う姿勢を示しています。
サントリービールの親会社、サントリーホールディングスが裁判の対象としたのは、アサヒビールのノンアルコールビールの主力商品、ドライゼロです。
訴えによりますと、サントリーは、糖質やエキス分などを一定の範囲にしたノンアルコールビールを開発し、おととし10月に特許権を取得しましたが、ドライゼロがこの特許を侵害していると主張しています。
サントリーは当初、話し合いによる解決を求めましたが、ことし1月、東京地方裁判所に訴えを起こし、ドライゼロの製造や販売の差し止めなどを求めています。
これに対しアサヒビールは、サントリーの特許権は無効だと考えている。
これまでの話し合いで、当社の考えを理解していただけず非常に残念だ。
裁判を通じて、サントリーの訴えが認められないことを主張していくとコメントしていて、きょう午後、始まる裁判で争う姿勢を示しています。
ビール市場が縮小傾向にある中、ビール各社は、ノンアルコールビールに力を入れていて、去年の売り上げは、トップがサントリービールで、アサヒビールがドライゼロのヒットで追い上げています。
裁判の結果によっては、シェア争いにも影響を与える可能性があります。
次は、安全保障法制の整備を巡るニュースです。
政府は、外国軍隊への後方支援などを定める恒久法に盛り込むとしていた、自衛隊がイラクで行った復興支援のような活動については、後方支援とは性質が異なるといった、与党側の指摘を受けて、PKO協力法の改正で対応する方向となりました。
政府は、国際社会の平和と安定のために行う、自衛隊による外国軍隊への後方支援は、新たに恒久的な法律・恒久法を制定したいとしていて、当初、この恒久法にこれまで特別措置法で対応した、自衛隊がイラクで行った復興支援のような活動も盛り込みたいとしていました。
しかし、こうした政府の方針に対して、自民、公明両党から、武力行使も行う外国軍隊への後方支援と、復興支援のような活動は、性質が異なり、同じ法律で対応するのは、国民に理解されないのではないかといった指摘が出ていました。
このため、政府は復興支援のような活動は恒久法には盛り込まず、国連のPKO活動について定めたPKO協力法を改正して、自衛隊を派遣できるようにする一方、恒久法は後方支援に絞り込む方向で検討することになりました。
政府はPKO協力法の改正にあたって、受け入れ国の同意などのPKO参加5原則は基本的には変えない方針ですが、武器の使用は要員の防護に限るとしている点などについては、新たにいわゆる駆けつけ警護などの活動を可能とするため、見直すことを検討しています。
戸建ての住宅やマンションの新築やリフォームで、省エネルギーの一定の条件を満たす場合、ポイントを受け取って商品券などに交換できる、省エネ住宅ポイントの申請の受け付けが、きょうから始まります。
省エネ住宅ポイントは、消費増税の影響で落ち込みが続く住宅市場の活性化などを目的に、国土交通省が、およそ2年半ぶりに復活させた制度です。
その制度の詳しい内容です。
まず新築の場合、法律で定められた省エネの基準を満たすと、30万円分に相当する30万ポイントを受け取ることができます。
次にリフォームの場合です。
例えば窓に内窓をつけるなど、断熱性のものに改修すると、窓1枚当たり、最大2万ポイント。
トイレを節水型にする場合は、2万4000ポイントと、設備によって異なりますが、合わせて最大で30万ポイントを受け取ることができます。
さらにリフォームに合わせて筋交いを入れるなど、耐震工事を行う場合はポイントが加算され、最大で45万ポイントを受け取ることができます。
対象となるのは、去年の12月27日以降に契約し、来年3月31日までに着工する工事が基本で、受け取ったポイントは、地域の特産品や商品券などに交換できます。
ポイントの申請はきょうから郵送のほか、全国の建材会社や設計事務所など、およそ1000か所の窓口で受け付けます。
受け付けの規模は900億円余りで、なくなりしだい締め切られる予定です。
次は、NHKの世論調査です。
来月行われる統一地方選挙について、非常に関心があると答えた人は19%で、前回・4年前と比べて、11ポイント低くなっています。
NHKは今月6日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行い、調査対象の66%に当たる1075人から回答を得ました。
この中で、東日本大震災からあすで4年になるのを前に、震災復興に関する安倍内閣の対応を評価するかどうか聞いたところ、大いに評価するが4%、ある程度評価するが38%、あまり評価しないが41%、全く評価しないが12%でした。
また国の原子力規制委員会が安全性を確認した原発は運転再開を進めるという政府の方針に賛成かどうか尋ねたところ、賛成が23%、反対が41%、どちらともいえないが30%でした。
一方、来月行われる統一地方選挙にどの程度関心があるか聞いたところ、非常に関心があるが19%、ある程度関心があるが45%、あまり関心がないが25%、全く関心がないが6%でした。
前回・4年前に統一地方選挙を控えた2月に行った調査と比べて、非常に関心があると答えた人は11ポイント低くなっています。
ではスポーツは西堀アナウンサーとお伝えします。
おはようございます。
白鵬、初日白星も、体勢を崩す危ない場面がありました。
佐田の海とは初顔合わせです。
さあ、どうなる?おー、どうなる?おお。
下がりながら土俵際の上手投げ。
一方、こちらは珍しい大技を得意とする、宇良。
前相撲でデビューしました。
身長1メートル72センチ、力士としては小柄な宇良。
アマチュア時代の得意技が、こちら、相手を後ろに投げ落とす、い反りです。
十両以上では20年余り出ていません。
さあ、注目のデビュー戦は。
出るか?い反り。
おお。
突き落とし。
い反りは出ませんでしたが、白星で飾りました。
正攻法でいきましたね。
そうですね。
い反りもいつかぜひ見られるといいですね。
そうですね。
続いてはサッカー女子のなでしこジャパンですね。
ことし6月に開幕するワールドカップの前哨戦、アルガルベカップの第3戦は、強豪フランスとの対戦。
課題の残る内容となりました。
押され気味の中、前半43分、ゴール前の連係からでした。
最後は川澄。
日本の持ち味、素早いパス回しからのゴールで1点をリードし、前半を折り返しました。
しかし、後半もフランスのペース。
同点に追いつかれ、さらに25分でした。
決められてしまった。
日本、後半だけで3点を失い、逆転負けです。
この時間のスポーツをお伝えしました。
次は健康に役立つ情報をお伝えするけんコン!けさは高木アナウンサーです。
おはようございます。
きょうのテーマはこちら、災害のときでも、栄養バランスのとれた料理を。
あすで東日本大震災から4年になります。
そこで今回は災害で電気、水道、ガスがストップした場合でも、家で手軽にできる料理をご紹介します。
こんにちは、NHKの高木と申します。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
管理栄養士の今泉マユ子さんです。
災害のときのために、こうして自宅に缶詰や水などを備えている今泉さん。
東日本大震災をきっかけに非常食を使ったさまざまな料理を考え、提案してきました。
まずは火を使わなくてもできる、缶詰と野菜の料理です。
さばの缶詰を、そのまま袋に入れます。
薄切りにしたタマネギを入れて、レモン汁、オリーブオイルを加えて混ぜます。
器にラップを敷けば、お皿も洗わずに済みますね。
さばには、ビタミンEが含まれていて、血行をよくすることが期待できます。
レモン汁にはクエン酸があり、疲労回復の効果も。
いただきます。
カセットコンロで火が使える場合、温かい料理もできます。
具だくさんのすいとんです。
まず、水を張った鍋に、刻み昆布、野菜などを入れます。
にんじん、大根など、冷蔵庫にある野菜で大丈夫です。
火をかけて煮立ったらかつお節を入れて、味付けにはいわしのかば焼きの缶詰、さらに煮ていくんです。
次にすいとんのだんごを作ります。
袋に小麦粉を入れて、水を加えて、それをよくもみます。
菜箸を使ってすいとんを入れていきます。
火が通れば、出来上がりです。
これ、いわしのかば焼きの甘さが食欲をそそる一品です。
すいとんからは炭水化物、野菜からはビタミン、ミネラルなどがとれます。
おいしい。
本当においしそうですね。
そう、深い味わい。
で、おふと砂糖、牛乳があればお菓子もできちゃいます。
お菓子も?
牛乳とお砂糖を入れてください。
入れちゃいますね。
お願いします。
入れました。
で。
お砂糖です。
そこにおふを入れてしみこませます。
アルミホイルの上にバターを入れまして、先ほどのもの、おふの両面を焼いていきます。
なんかすでにいい香りがするぞ、これ。
きな粉をからめて完成です。
もう、手で食べて。
うん!お菓子ですね、これ。
電気止まったときに、バターや牛乳は大丈夫ですか?
そうですね、冷蔵庫にあるもの、早く悪くなるものから先に使っていくといいということなんですね。
そうですね、これは災害時に食べるものですけど、見ていたら、本当においしそうで、もう今、おなかすいてきました。
今泉さんがおっしゃっていたのは、災害時の厳しい状況の中だからこそ、おいしいと感じることが、生きていく力につながるということなんですね。
そして、ふだんから試しておくことも大事。
定期的に作ることで、缶詰などの賞味期限切れを防ぐことができる。
そして、使った分だけ新たに足していけば、常に新しいものを備蓄できるということなんです。
これを機会に備蓄についてもちょっと考え直してみるのもいいかもしれませんね。
けんコン!でした。
では続いて気象情報です。
きょうは各地で荒れた天気に注意が必要ですね。
渡辺さん。
そうなんです。
東京・渋谷は久しぶりに青空戻ってきたんですが、実は全国的にきょう、お天気、大荒れなんですね。
風が各地で強まって、今もちょっとぴゅーっと冷たい風が、時々吹いてきます。
寒さ対策、忘れずになさってください。
この風なんですけども、沿岸部で非常に強まって、北海道から九州にかけて暴風、そして雪を伴って猛烈にふぶくおそれがあります。
おまけにこの時間、雨も強まっているんです。
こちらご覧ください。
現在、東北の太平洋側や北海道の一部で、雨足が強まっていまして、この時期としては大雨になっています。
雪どけも進みますから、川の増水など、警戒をしてください。
では今後の予想を見ていきましょう。
寒気が西から流れ込んでいまして、午前中は九州でも雪。
吹雪に警戒してください。
北陸や東北の日本海側も夕方、そして今夜には、広く雪に変わってきそうです。
太平洋側も近畿や東海など、平地でも雪の積もる所があるでしょう。
特に大雪に警戒が必要なのは北海道の東部です。
あす朝までに70センチの湿った雪が降るでしょう。
これに非常に強い風が加わると、猛烈にふぶきます。
天気図です。
低気圧が急速に発達して、北日本付近に近づき、動きが遅くなります。
あすにかけて沿岸部中心に暴風となり、広い範囲で最大瞬間風速30メートルから35メートルです。
ふぶいて車の運転、危険なほどです。
警戒をしてください。
では予報です。
2015/03/10(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼急速に発達する低気圧の影響で10日にかけて全国的に風が強り、北日本を中心に猛吹雪になるおそれ▼東日本大震災の発生から4年。様変わりする宮城県女川町から中継。

詳細情報
番組内容
▼急速に発達する低気圧の影響で10日にかけて全国的に風が強まり、北日本を中心に猛吹雪になるおそれが。暴風雪や高波などに警戒必要。最新情報を詳しく▼東日本大震災の発生から4年。様変わりする被災地のひとつ、宮城県女川町から中継。厳しい経営が続く水産加工会社などの被災企業。経営破たんのケースも。“産業復興”への道は?▼災害のときでも栄養バランスのとれた料理を。缶詰などの非常食を使い、家で手軽にできる!
出演者
【キャスター】近田雄一,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

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