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乃木坂・伊藤かりん、アイドル初の将棋番組司会「将棋を好きな気持ちは本物」

スポーツ報知 3月11日(水)7時4分配信

 人気アイドルグループ・乃木坂46の伊藤かりん(21)が4月5日からリニューアルされるNHK Eテレ「将棋フォーカス」(日曜・前10時)に総合司会としてレギュラー出演することが10日、分かった。アイドルが将棋番組の司会を務めるのは史上初。伊藤は「初心者ならではの視点で頑張りたいです」と抱負を語っている。

 アイドル×将棋。テレビ史上例のないコラボレーションが実現する。

 目の肥えた将棋ファンたちが熱視線を送る番組で総合司会を務めることになった伊藤は「まだまだ初心者のレベルなのに選んでいただいて、とてもうれしいです!」と喜びを表現。期待と不安に包まれた胸中を「驚かれる方もいらっしゃると思います。至らない点も多いかと思いますが、将棋を好きな気持ちは本物なので精いっぱい努めさせていただきます!」と語る。

 「将棋フォーカス」には今年2月にゲストとして1度出演したが、新年度のリニューアルで司会に大抜てき。つるの剛士(39)と岩崎ひろみ(38)からバトンを受ける形で、2週ごとに交代で出演する棋士の山崎隆之八段(34)、中村太地六段(26)とともに進行を担う。

 幼少期に祖父からルールを教わった程度だったが、昨年4月にBSフジの番組「将棋ウォーズカップ芸能界最強決定戦」への出演を機に将棋に熱中。羽生善治4冠の入門書などを熟読して棋力向上に努め、昨年12月からは専門誌「将棋世界」の上達講座連載「かりんの将棋上り坂↑」にも登場している。戸辺誠六段(28)の指導を受け、日本将棋連盟公認アプリでアマ4級に認定。初心者を卒業し、基本中の基本となる知識と技術を体得したレベルまで成長した。初段を目標に棋力向上に励みながら、同僚メンバーへの地道な“普及活動”も行い、佐々木琴子(16)を将棋にのめり込ませた実績もある。

 新しい挑戦を始める今、2つの目標を胸に秘める。「いつか乃木坂が日本一のグループになれた時、私も駒のひとつになっていられるようアイドルとして頑張りたいですし、私なりに将棋の普及にも貢献できたらと思っています。両取り(同時に2つの駒を狙う将棋の技術)で頑張っていきます!」。夢を語る言葉にも、将棋用語が含まれていた。

最終更新:3月11日(水)7時6分

スポーツ報知