いまさらかようやくか、Google が iOS版の Google カレンダーアプリをリリースしました。Google アカウントのほか iCloud や Exchange との同期にも対応し、複数アカウントの複数カレンダーを統一して扱えます。
ビューは一日分、三日分、予定だけが縦一列に並んで見やすい「予定」(Agenda)の3種類。1日表示と3日表示では左右スワイプで前後を確認できますが、Android版のようにピンチズームはできません。また現在は iPad 最適化レイアウトは含まれておらず、互換モード表示になります。
純正Googleカレンダーでなくても、他社の予定表アプリにも Google アカウントの予定はインポートでき、また最近ではマイクロソフトのOutlook (旧 Acompli) など、マルチアカウント対応で使いやすいカレンダーを統合したメールアプリもあります。
そのなかで Google 純正カレンダーらしい機能といえば、Googleマップを組み込んで地図表示、地図や写真で見やすい予定背景、Google+ の誕生日インポート、さらに Gmail からの自動予定追加など。
Gmail からの追加は Google Now カードなどですでに導入している機能。航空会社からのフライト予約メール、ホテルやレストラン、コンサートの予約など、Google が対応するサービスや企業からの定型メールを読み取って自動的に日付・時刻・場所などを入力します。
Gmailからの予定追加を使いたくない場合は設定からアカウント単位でオフにできます。カレンダーを共有している場合も、自動追加はデフォルトで自分にしか見えません。また会社や学校の Google Apps for Work / Education では Gmail から自動追加を使いたくても有効にできません。
Google カレンダー (App Store)