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教諭、態度悪いと小6投げ飛ばす 豊田、背骨折るけが

 愛知県豊田市の市立中山小学校で、男性教諭(42)が4日、部活動中の態度が悪いとして6年生男子児童を投げ飛ばし、体育館の壁にたたきつけるなどし、背骨を折る3週間のけがをさせていたことが分かった。

 学校などによると、児童はバスケットボール部に所属。4日の放課後、6年生部員の「お別れ試合」が体育館であり、6年生チームと男性教諭を含む教職員チームが対戦した。

 試合終了後、審判から整列しあいさつを促されたが、児童が無視するような態度をとったため男性教諭が注意。体育館外へ出るよう指示しても従わなかったため、児童をつかみ、もみあいの末、体育館外の人工芝のテラスに投げ飛ばした。体育館に戻った児童がボールかごを蹴るなど抵抗したため、再び児童の胸ぐらをつかんで体育館の壁にたたきつけた。

 お別れ試合には4〜6年の部員約80人が参加していた。6日の全校集会で清水篤実校長が一連の事実を報告。男性教諭は「みんなを怖がらせてしまった」と謝罪したという。7日のPTA実行委で保護者にも報告した。取材に対し清水校長は「体罰がないよう指導してきたが、結果的に不十分だった。再発防止を徹底する」と話した。

 児童は学校を2日休んだが、現在は通院しながら通っているという。市教委は4日に学校から報告を受けていたが、県教委に報告していなかった。担当者は「児童の復帰を見極めた上で報告すべきか判断する予定だった」と話した。

(中日新聞)

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