2015年3月9日20時06分
天皇陛下は9日午後、皇居・宮殿で、ドイツのメルケル首相と約20分間にわたり会見した。首相との会見は2007年以来2回目。
宮内庁によると、首相は「今年は戦後70年であり、戦争がない時代を望んでいたが、現在ウクライナで深刻な事態が生じていて心配している」と混迷するウクライナ情勢に言及。天皇陛下は「早く解決することを希望する」と話したという。また、天皇陛下は「日本にとっても戦後70年の年だ」と述べ、「長崎、広島の原爆は影響が長く続いている」などと語った。
気候変動の影響も話題に上った。首相はドイツでブナの木が育たなくなったと話すと、天皇陛下は「日本でも東京などでは新しいブナの木が育たなくなった」と話したという。
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