マンサクが満開です。
我が家では、マンサクが散ってから桜、ですかね。
大昔の昨日、足立区に行ったような記憶があるけど、今夜は中野区にしてみました。
これがさ、誰も知らないような新店に駆けつけるとか、数量限定メニュー狙いとかなら「さすがふらわさん」ってなりそうですが、そうでないところが「さすがはふらわさん」ということで。
大江戸線西新宿駅から歩くこと五分で製麺rabo@西新宿五丁目(渋谷区本町)、この店から歩いて10分の嗟哉(あなや)@初台の元店主さんお店です。
何でも、スナックのお昼に間借りで営業していたら、スナックが隣りに移転してしまい、昼夜営業になったとか。
嗟哉がそうであったように、こちらも内装は店主さんの手作業で、聞いた話しですが店主さんの前職は大工だったとか。
厨房を囲むカウンター9席のみ、殆どのお客さんがグラスを重ねているようです。
メニューはラーメン、中華そば、支那そば、塩ラーメン、つけ麺、それぞれスープを変えているようです。
ラーメンよりもつまみメニューの方が多く、駅からちょっと歩くので、近くに住んでいる(働いている)人にとっては隠れ家的な位置付けなのでしょう。
口頭注文、後会計、程なくしてラーメン700円。
サブタイトルに「濃厚魚出汁」とあるように、魚粉では無い魚介出汁がかなり強め、ベースは豚骨スープでしょうか、総じてすっきりした後味です。
塩気を強く感じますがとても美味しく、この手のスープを提供されるラーメン屋さんは探してみると少ないですね。
自家製の中細麺はしっかりとした味わい、こんなに麺が美味しいならスープは薄めがいいんじゃないのかな。
トッピングはチャーシュー、メンマ、斜め切り白ねぎ、茹でほうれん草、板海苔一枚、薬味ネギがスープに沈めてあります。
さらっと食べてしまって御馳走様でした、飲みに来たいけれども付き合ってくれる友達はいそうもないな。
住宅街を30分弱歩いてみたわけですが、何回か川を渡ります。
場所的に都庁が見えるかと目を向けてみると、そっとライトアップされていますね。
今頃になって老舗有名ラーメン店を回るよシリーズ、昨日に引き続き、今日はラーメン武蔵家中野本店@新中野(中野区中央)、97年創業ですのでそろそろ二十年になろうかという。
東京には(祖は同じですが)全く異なる二つの武蔵家があって、一つは本牧家筋のたかさご家で修業された人が店主を勤める「中野武蔵家」、全国に30店舗ほど展開され、独立されたお店は数え切れないほど。
もう一つは本牧家筋の六角家で修業された人が店主だった(今は洞くつ家の店主)「吉祥寺武蔵家」、本店と関連店が数店舗。
吉祥寺武蔵家は「武蔵の国」でも違和感がありませんが、こちらはなぜ新中野家ではなく武蔵家なのだろう。
メニューはラーメンのみ、つけ麺とか油そばが無いだけでなく、塩も味噌も用意されていません。
ライス(ちなみにガス炊き)は二杯まで無料サービスで、カウンター台にはキュウリのキュウちゃんが用意されています。
「タダなら食べずにはいられない」好奇心旺盛な私以外のお客さんは、全員、食べていました。
真っ直ぐ奥に伸びるカウンター15席、自身でお冷やを汲んでラーメンの出来上がりを待ちます。
私以外が全員「固め」ですので、私以外全員に抜かれて提供されたラーメン700円、コールは「柔らかめ」。
スープに馴染むように柔らかく茹で上げられた酒井製麺の中太麺、直系店でのみ食べられる酒井製麺特注麺には及ばないけれども、個人的にとても好みでかなり美味しい。
鶏脂を殆ど感じない低温調理されたかのような薄いピンクの豚骨スープ、醤油ダレとの境目が味分けられないほど一体感、個人的には「豚骨醤油」と言う四字熟語だと考えています。
正直、チャーシューも茹でほうれん草も板海苔も不要に感じるほどのスープと麺の出来映え、だからといってチャーシューもほうれん草も美味しかったです。
さらっと食べてしまって御馳走様でした、日曜日の夜は「酒井の太麺」が50食ほど販売されるされているそうです。