国際激流と日本

中国軍の脅威、
目の前の危機と受け止めているのは日本よりも米国ワシントンの討論会で日米の認識ギャップが浮き彫りに

2015.03.11(水)  古森 義久

中国が2隻目の空母を建造か、市公式アカウントに投稿 即削除

中国は近年、防衛費を大幅に増額している。中国東北部・遼寧省大連港に係留された同国初の空母「遼寧」(2014年7月6日撮影)。すでに第2の空母建造に取りかかっているとの情報もある〔AFPBB News

中国の軍拡による直接的な脅威は、どう見ても米国よりも日本にとってのほうが深刻なはずだ。地理的な距離を見ても、尖閣諸島奪取に意気込む様子を見ても、激しい反日言動を見ても、中国の軍事力の増強は日本を威圧している。

 だが日米両国の受け止め方を比べてみると、日本よりも米国側の方が、中国の軍拡を脅威と受け止める度合いがずっと高いのである。ワシントンのある討論会でそのことが印象づけられた。日本側の中国の軍拡への認識は鈍いと言わざるを得ないのだ。

いまに始まった話ではない中国軍の日本本土攻撃能力

 この日米ギャップが露呈したのは、2月27日、ワシントンのリベラル系の大手研究機関「ブルッキングス研究所」が開催したシンポジウム「中国の安全保障・外交政策=日米の見解比較」においてであった。その主な内容はタイトルどおり、日本と米国が、中国の安保がらみの動向をそれぞれどう見ているかについての比較だった。

 シンポジウムでは米国側から5人、日本側から4人の民…
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