Appleの新製品が発表になった
Appleの新製品が今朝発表されました。
世間の注目はApple Watchだと思います。
Apple Watch:http://www.apple.com/jp/watch/
今朝のニュースでも取り上げられていましたが、まだ現状ではこのApple Watchで「何ができるのか?」というのが明確に理解されていないと思います。あくまでも私の理解なのですが、Appleは時計業界に乗り込んでいこうとしているのではないかと感じます。一番高い時計が何と218万円(税別)です。218万円ですよ。でも高級時計では200万円超の時計は珍しくありません。確かに高級時計業界はスイスに本社を置き、エレガントなデザインや機能で、今や時計機能というよりファッションを重視しているのが現状の時計です。時計業界は歴史と伝統があるように思われていますが、100年を超える会社はほんの一握りです。そういう意味においては時計業界に新風を吹き込むつもりでAppleが取り組むのは何の不思議でもありません。
Appleが携帯電話に進出したのが2007年。当時Appleが言っていたのは「携帯電話を変える」でした。Appleが作ったということでウェアラブル端末ということばかり注目されていますが、私が感じるのは単純に「時計」を作りたかったのではないかと思います。そこに付加価値を付け、時計という概念を変えたいのではないかと。そんな気がします。だから他の携帯端末を作っている会社がしきりに携帯との融合性を説いていましたが、Apple Watchはちょっと違う気がしています。
詳しい説明はAppleのウェブサイトを見てほしいのですが、この時計はたくさんの事ができます。これが我々の生活をどう変えてくれるのか、そこに興味があります。でもパッと見た感じの印象は「価格が高いな」ということです。一番安い価格が税抜きで42,800円からです。為替レートは122円で計算しているようです。
それからちょっと気になったのがバッテリーの駆動時間です。18時間しか持たないので毎日の充電が必要になります。時計を実際に使う人にとってはとても煩わしい作業になるのではないかと思います。
Apple Watchもさることながら、私が一番興味を持ったのが「MacBook」という新型のNotebookが何の前触れもなく発表になったことです。
MacBook:http://www.apple.com/jp/macbook/
AppleのNotebookのラインアップは
MacBook Air
MacBook Pro
の2種類でしたが、ここに新たにMacBookというラインアップが加わりました。MacBook Airが出る前まではMacBookとMacBook Proの2種類だったので、「復帰」といった方がいいかもしれません。
Keynoteをみる限りはすばらしいコンセプトのNotebookでつい買ってしまいそうになりました。激薄で激軽で3種類ものカラーバリエーションを持ち、最新のCore M搭載、Retinaディスプレイや新型のキーボードや新型のトラクパッドなど全く新しいNotebookとなっています。ただ既存のMacBook Airと極めて似たコンセプトになっており、将来的にMacBook AirがMacBookになるのではないかとすら思ってしまいます。難点をいえば、
1. USB-Cという新しい拡張端子がまだそんなに広がっていない
2. 拡張端子が充電端子と共用。それも一つだけ
3. 価格が高すぎ。税抜き148,800円は正直ないと思う。
ということでしばらく様子見ですね。
今回MacBook Airなどもマイナーチェンジになっていて、最低価格がMacBook Air 11インチ128GBモデルで税抜き¥102,800〜となっています。昨日までの価格が82,000円くらいだったので、一気に20%も値段が上がりました。このまま高嶺の花になっていくのでしょうか?
AppleはPCからタブレット、携帯電話などの事業を拡大し、時計にも乗り出してきました。今回の発表でもう一つ気になったのが医学研究をサポートする「Research Kit」なるものが発表になったことです。またCar Playなど自動車業界への進出も噂されています。Steve Jobs亡き後、心配されたAppleですが、iPhone6が過去1年で一番売れた携帯端末になるなど業績は絶好調です。そしてiPhoneユーザーの満足度は何と99%もの人が満足と答えているようです。Android携帯でここまで満足度が高い携帯はあったでしょうか?今後ももっとワクワクとする製品やサービスを提供していって欲しいです。
でもくどいようですが、値段が高くなっているのはいただけません。
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