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比較的高濃度の汚染された雨水 約750トン流出3月11日 0時31分
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水をためるタンクを囲うせきから、比較的高い濃度の汚染された雨水が、推計でおよそ750トン外に流れ出たことが分かりました。東京電力は、海につながる付近の排水路は地下に埋設されていることから、海には流れ出ていないとみて原因などを調べています。
汚染された雨水の流出があったのは、福島第一原発の敷地の西側にある「H4」と呼ばれる汚染水をためるタンクのエリアで、58基あるタンク全体を囲う外側のせきです。
この場所では、今月5日、比較的高い濃度の汚染された雨水が検出されたため、排水路につながる弁を閉じ、雨水がたまる状態になっていました。東京電力によりますと、たまった雨水の水位は9日午後10時半の時点で15センチでしたが、10日午前8時すぎには8センチに低下していたということで、せきの外に水たまりが2か所あったことなどから、汚染された雨水がせきから流れ出たと判断しました。
流出した量は、推計でおよそ750トンで、せきの水からはベータ線という放射線を出す放射性物質が、最大で1リットル当たり8300ベクレルの濃度で検出されたということです。
せきの中の水はすでに回収され、海につながる付近の排水路は地下に埋設されていることから、東京電力は海には流れ出ていないとみて原因などを調べています。
この場所では、今月5日、比較的高い濃度の汚染された雨水が検出されたため、排水路につながる弁を閉じ、雨水がたまる状態になっていました。東京電力によりますと、たまった雨水の水位は9日午後10時半の時点で15センチでしたが、10日午前8時すぎには8センチに低下していたということで、せきの外に水たまりが2か所あったことなどから、汚染された雨水がせきから流れ出たと判断しました。
流出した量は、推計でおよそ750トンで、せきの水からはベータ線という放射線を出す放射性物質が、最大で1リットル当たり8300ベクレルの濃度で検出されたということです。
せきの中の水はすでに回収され、海につながる付近の排水路は地下に埋設されていることから、東京電力は海には流れ出ていないとみて原因などを調べています。