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「韓国への愛情増した」=リッパート米大使が退院

時事通信 3月10日(火)15時2分配信

 【ソウル時事】反米・親北朝鮮主義者に切り付けられ重傷を負ったリッパート駐韓米大使が10日、ソウルの病院から退院した。記者会見したリッパート氏は「今回の事件で、韓国に対する愛情は一層増し、米国と韓国の断つことができない絆に対する信頼も強くなった」と強調。韓国語で「雨降って地固まる」「共に進もう」と訴えた。
 ダークグレーのスーツに緑のネクタイ姿で現れたリッパート氏は、米韓両国民や医療チーム、オバマ大統領、朴槿恵大統領らを列挙し、感謝を表明。「韓国人が送ってくれた声援に大きな感銘を受けた。決して忘れない」と語った。
 さらに、「私はこれからも『近所のおじさん』であり、『セジュン(長男の韓国風のミドルネーム)のパパ』だ」と述べ、事件にくじけず、韓国国民と積極的に交流を続ける考えを強調。「ソウルをはじめ韓国は非常に安全だ」と、韓国のイメージが悪化しないよう気遣いも見せた。事件そのものや警護についてはコメントを避けた。 

最終更新:3月10日(火)16時27分

時事通信