8話の感想記事は「こちら」
以下、AS、MAL、Reddit、4chan、YTより引用。(DAISUKIで公式配信中です。)
最初から最後まで、それぞれが「大切にしているもの」について
触れられた形になってることに唸った。プロデューサーは最終的に
蘭子にとって何が大切なのか気づいたけど、実際は蘭子だけじゃなく
それぞれ持ち込んだモノから大切なモノが透けて見える構成になってる。
そのうえ、持ち込みに異議を唱えたことで、みくにゃんが誰よりプロ意識
を大切にしてることもわかるあたり・・・ホントによく練られてると思うんだ。
不明
俺が左ね。
不明結局、どのアイドルが何を持ち込んできたんだ?
かな:ティーセット
智絵:四つ葉のクローバーの飾り
卯月:シンデレラガールズの額縁入りの写真
アナ:星座儀
凛 :花
蘭子:幸運のお守り
杏 :ウサギの腰掛け
みく:肉球型ホワイトボード・マグネット
きら:ソファーカバー
李衣:ヘッドホン
ただ残りのカブトムシ枕、ミニゴルフセット、ミニバレーセット
アロマキャンドル、スケッチブックとクレヨン?は謎のままだな。
不明
カブトムシ枕は莉嘉の可能性が高い。彼女はカブトムシを愛してるから。
不明
カブトムシ枕は莉嘉で間違いない。バレーボールはみりあじゃないか?
不明
みりあが持ってきたのはスケッチブックとクレヨンだ。
タヌキ(Raccoon dogs)が彼女のテーマの一つだから。
不明
絵を描く道具はみりあの持ってきたモノだよね。彼女はレッサーパンダ
(red pandas)が好きだし、このアニメの中でも描いたことがあったしさ。
不明
莉嘉 :カブトムシ枕
Pさん:ゴルフセット
未央 :ミニバレーボールセット
美波 :アロマキャンドル
みりあ:スケッチブックとクレヨン
不明
でも、未央はすでにハンバーガー枕と携帯扇風機を持ってきたでしょ?
不明
それは一つだけって言われる前だからカウントされないんじゃないか?
不明
ゴルフもバレーボールセットも両方とも未央の可能性がありそう。
未央は幾つか持ってきたみたいだな。涼しくなるグッズや、みんなで
遊ぶグッズを持ち込んでる点では「打ち解けよう」とすることで一貫
してるんだよね。これはプロデューサーの丁寧口調を改めさせよう
としはじめたときからずっと続いてる傾向だけど。
不明
彼女の場合、言葉の行き違いでこじれたから
それを繰り返さないためにも意図してやってるところがあるだろう。
私物持ち込み提案が、未央からなされてることも面白いよね。
未央が蘭子を説得しにいった場面もそうだが、持ち込んだ小道具は
フルに使われてたよね。凛の持ち込んだ白薔薇やカスミソウはどちら
も「純潔」「清らかさ」を意味する花だし、NGの三人の後ろには幸運を
意味する四つ葉のクローバーがあったりさ。
不明
持ち込んだモノという意味で顕著なのは、プロデューサーの蘭子解読書
もそうだろう。あれなんてまさに、彼がアイドルを理解することをどれだけ
大切に考えてるのかわかる描写なんだし。
不明
あぁ、そう言われてみれば
プロデューサーの「私物」として解釈するのは筋が通ってる気がするな。
何より面白いのはあの解読書を使わなくなる描写が、蘭子の描いた
モノと向き合う準備が整った象徴になってることだと思う。まず、凛から
>言葉とかの前にもっと蘭子に近づいてみたらと言われて解読書を閉じ
そして、次に噴水のシーンで何も言わずに日傘を傾けてくれた蘭子を見て
あの解読書を脇に置いてしまうんだよね。あの瞬間、彼はまさに字面だけ
を追っていたことにようやく気付いたんだと思う。
そして、それを更に暗示するように蘭子の傘を黙って彼女のうえに傾けるんだ。
不明
その話にも通ずることとして、みりあのスケッチブックも物語的に大きな
ポイントだった。蘭子と同じように絵を描いてるって部分でも共通してる
し、それ以上に言葉以外の部分まで観察してるわかりやすい例だと思う。
不明
おぉ~なるほど・・・絵を描いてるから通じ合うって
考えたこともなかったけど、たしかに抽象的なことには強いかも。
だから、蘭子の言葉も理解できてたのか。
というか、みりあというキャラそのものが「白いキャンバス」だからな。
何でも吸収するから、他の子と違う角度で見てるのも当然と言える。
不明
ほら、この男を見てくれ。傘を差してる彼はとっても幸せそうに見える。
不明
P:(うっわスゴイいい傘だなぁ。匠の技《craftsmanship》が見てとれ
るよ・・・それにフリルも決まってるし、何よりも軽い。本田さん
のエピソードではコレを持って行けばよかったかもしれないな。
あとで神崎さんに、どこで売ってるのか尋ねることにしよう。)
不明
プロデューサーが相手の目を見て
話せるようになったのも注目すべきポイントだと思うな。
今回、蘭子の助けになってたのが、アーニャだったのも「言葉だけで
なく気持ちでぶつかってくれる相手を求めていた」ことのイイ現れだな。
言葉がわかるかどうかじゃなくて、本当の彼女を理解しようとしてくれる
かが大事だったし、だからこそ蘭子も彼女に心を開いてたんだよな。
不明
我々が蘭子に触れることは決してないのだ・・・
不明
そこ、純粋に奇妙に感じたんだけど、プロデューサーとは4フィート
くらい離れた状態で言ってたよな。「触られるとちょっといま堕ち
ちゃうから、公共の場じゃ駄目」みたいなことを厨二語(chuunispeak)
で話してるのか?
不明
あんまり馴れ馴れしくしないでってことを厨二語で言ってるモノと解釈
してたよ。要するに彼女のリアルな部分を掘り下げないでってことかと。
不明
そこは物理的に触れるって話じゃないよ。あんまり近づきすぎて秘密を
見透かさないでってことを言ってる。彼女にとってはハンバーグが好き
かどうかは自分を見透かされたようでただ恥ずかしくなる瞬間だからね。
彼女は自分のイメージを維持するために絶えず盾を設置して、自分を
見透かされないようにしてるんだ。これはあの奇妙な落書き帳を見せ
ないようにしてたことからもわかる。
不明
自分はまだ問題の本質を理解できてないんだけど
この闇は彼女にとってレベルが高すぎたってこと?
不明
それがCDのジャケットになるのは流石にイヤだったんじゃないか?
俺だってイヤだし。
不明
何より重要なのは、彼女のイメージをただ変えてもらいたいというよりは
彼女のイメージを理解してくれる人を求めてるってことだろう。悪魔でも
血でも骸骨でも死でもなくて天使に近いイメージなんだけど、しゃべり方
のせいでみんなから不気味なものが好きだと思われてるから尚更。
その点、プロデューサーの象徴的な台詞にも現れてる。彼は当初
「重要なことですか(Does that matter)?」と言ってたけど、全て
のやり取りを通じて「重要なことなので(It does matter)」と言える
ようになった。わずかな差だけど両者には実に大きな違いがある。
みんな、彼女の厨二語にばかり目が行ってるけど、それはまさに今回
プロデューサーが陥ってた罠なんだよ。彼女の厨二語ではなくてその
先の蘭子という女の子を理解しようとすることが大事だって話だしさ。
不明
ところで、蘭子がヴァルカン式挨拶をしてなかったか?
不明
長寿と繁栄を。
不明
すでに蘭子やプロデューサーの書いた本が重要な役割を果たしたことに
触れられてるけど、最後に蘭子の描いた書をPが閉じたのが感慨深かった。
これは、文字通り彼女の夢物語(PV)が一旦幕を下ろした描写であると共に
プロデューサーが蘭子という女の子を見はじめることの示唆でもあるから。
不明
蘭子についてちょっと混乱してるんだけど、彼女はダークな美学を
持っているけど、それは必ずしもホラーではないってことなのか?
これは厨二扱いしていいものなのかな。
不明
彼女がアーティスティックな堕天使を欲してたことはエピソードに
よく現れてると思う。
不明
蘭子の空想はある意味、神性や魔法および一般的なスピリチュアリズム
の観念に近いと思う。その上であのエンディングを見ればわかるように
たとえ闇の中であっても全てに太陽の光や虹の輝きを見ているようだね。
不明
プロデューサーは彼女のゴスをステレオタイプなゴシックホラーとして
受け取ってたけど、実際にはゴシックロリータに沿ったモノだったんだ。
ゴシックホラーだと恐怖、暴力中心で、画的にもホラー成分が多くなる。
ゴシックロリータの場合、ヴィクトリア様式の穢れなき寓話や、ローマ
カトリックのシンボル/イメージに通じている。その上で彼女の抱えてる
ゴスロリっていうのは、「心の中で思い描く理想」と「肉体的な現実」
との狭間で揺れ動いてる女の子、つまり少女らしさのメタファーとして
描かれてるように見えるね。
ふむ、蘭子って、ごく普通の女の子がゴシックを纏っているだけ
ってことなんだね。心の中まで厨二とはちょっと違うようだし・・・
でも、それこそが彼女の魅力なんだな。
不明
そうそう、蘭子をただ厨二としてカテゴリーしてしまうと彼女という
キャラの本質から離れてしまうんだ。それが彼女の奥深さだと思う。
21歳 女性
蘭子は蘭子だからね。
海外の皆さんは、大事なものの解釈もまた深いですね。
…武内Pが大事なものを持ち込むとしたら、自分の名刺だろうなあ…とか思った次第。