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チベット族女性が焼身自殺 中国四川省で 抑圧的な民族政策に抗議
中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で5日、47歳のチベット族女性が中国政府の抑圧的な民族政策に抗議して焼身自殺したと米政府系放送局ラジオ自由アジアが9日までに伝えた。
8日には同県で18歳の僧侶が、亡命中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の中国帰還を求めてデモ行進した後、警察に連行されたという。
中国のチベット族居住地域では2009年以降、チベット族の僧侶らによる抗議の焼身自殺が頻発。最近は減少していたが、アバ県では昨年12月にも、チベット族女性が焼身自殺しており、政府の締め付けが強化されている可能性がある。(共同)