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 水産庁九州漁業調整事務所(福岡市)は、鹿児島県トカラ列島・宝島沖の排他的経済水域(EEZ)で操業していた韓国のはえ縄漁船が漁獲量を過少記載していたなどとして、8日に漁船を拿捕(だほ)し、韓国籍の船長(46)を漁業主権法違反(操業日誌不実記載など)容疑で現行犯逮捕したと9日発表した。船長は容疑を認め、担保金の支払いを保証する書面を出したことから8日に釈放された。

 発表によると、漁船は「308マングム」(29トン、乗組員10人)。1月24日~2月7日、タチウオの漁獲量を実際よりも371キロ少なく操業日誌に記載したなどの疑いがある。