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【プロ野球】

由規 3・11に志願の先発 復興への祈り込め

2015年3月10日 紙面から

3・11に先発するヤクルト・由規=甲子園室内練習場で(竹村和佳子撮影)

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 復活への祈りを込めて、仙台出身のヤクルト・由規投手(25)が、東日本大震災から丸4年になる3月11日に先発する。高津投手コーチから、次回登板が11か12日あたりになると言われたとき、迷わず「11日に投げさせてください」と志願したという。「震災から4年たち、僕自身も3年間(公式戦では)投げていない。復興にかけるわけではないが、復活の年にしたい」と決意を語った。

 震災で仙台育英高時代にバッテリーを組んでいた先輩を亡くしていることもあり、3・11には特別な思いを持ち、震災の復興支援ソング「花は咲く」にもボーカルとして参加している。「この日に希望して投げるということを、いい意味で意識して投げたい。どこまで投げられるようになったか、東北の人に伝えられたら」と話した。

 11日オリックス戦(京セラドーム大阪)では、先発で3イニング投げる予定。前回登板から中16日空くが、「前回は真っすぐが思うように投げられず、変化球が多かった。自分の持ち味がなんなのかもう一度考えて、真っすぐにこだわって投げたい」とテーマを掲げた。

 高津コーチは「開幕ローテを争う候補の1人。中6日で回るのは無理だと思うが、投げ終わってからの状態や内容を見て、いろいろなバリエーションを考えている」と話し、登板後は登録抹消し、中10日以上で回る変則ローテのプランもあるようだ。

 由規は「開幕も近づいているので、結果にもこだわりながら自分の投球をしたい」と、復活への階段を一歩ずつ踏み締めていく。 (竹村和佳子)

 

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