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【プロ野球】

松坂 きょう巨人戦先発 恋女房・細川の思いも生かす

2015年3月10日 紙面から

 恋女房の思いを生かす−。ソフトバンクの松坂大輔投手(34)が10日、2度目の実戦登板となる巨人とのオープン戦(長崎)に先発する。

 天気予報では、長崎の最高気温は5度で雪が舞う可能性もあるという。松坂は「(寒い)らしいですね。冷蔵庫より寒い。温めていくしかないな」と苦笑いで出陣した。

 G戦に向けて調整を進めていた8日には、「温かい気持ち」ももらっている。西武時代からの女房役から“恋文”を受け取った。西戸崎合宿所での練習を終え、帰路に就こうとしていたとき、細川からメモを手渡された。内容こそ明かされなかったが、阪神戦を映像で見た細川なりの気付いた点と助言だったようだ。メールや無料通信アプリ「LINE(ライン)」などでのやりとりが一般化する中、手書きで心のこもった手紙。心を動かされないはずがない。

 キャンプ中から何かと気配りしてくれる細川に対し「よく見てもらっているなと思う。昔、受けてくれた人だし、僕の見えないところも見ている。新しいことを言ってもらえるのではなく、僕が思ってることと一緒のことを言ってもらえるので、ありがたい」と感謝した。

 その細川は右手親指骨折のため開幕絶望。バッテリー復活がお預けとなった松坂は「やっかいな場所ですから」と気遣った。直接ボールを受けてもらうことはできないが、メモという形でアドバイスを受け、修正点もあぶり出せた。好投で応えることが細川への恩返しにもつながる。

 4日の実戦初登板から中5日。前回の3イニングを伸ばし、4イニングの登板が予定されている。阪神戦では「ふわふわした感じ」と序盤2イニングは不安定な投球が続き、ラスト1イニングでようやく実力の一端を発揮した。「今日のような感覚は最初だけ。次からは落ち着いて投げられる」と話しており、巨人戦では本来の姿が見られそうだ。 (小畑大悟)

 

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