高知はいろんな意味で治外法権なんですが、「おきゃく」は最たる例ですね。
祀られている神様からして、ちょっとおかしい
3月7日から3月15日まで、高知市内は「おきゃく」という大規模イベントが開催されます。実に40ものイベントが同時多発的に開催される期間で、土日の盛り上がりは半端ない感じです。
色々突っ込みどころだらけで迷うんですが、まず「べろべろの神様」を祀ります。そしてパレードでは街中で日本酒が配られます。
返杯の旗の下をべろべろの神様が通ります。高知! pic.twitter.com/S7doMV4qAh
— デハラユキノリ (@deharayukinori) 2015, 3月 7
いや、本当にこれがシンボルなんですよ。股間とかもっこりしてるし、ひどいもんです。
土佐のおきゃくに行ってみた。
「土佐のおきゃく」とは、「べろべろの神様」を祭る行事なのにゃ
(= ̄^ ̄=)ノ pic.twitter.com/xlBj4BR0q6
— 里のヤムネコ改サムネコ (@kyamsam) 2015, 3月 8
この無駄に作り込まれた設定!
高知家の一部の酒飲みの間では、夜更け過ぎまで延々とお客を続けていると、べろべろの神様が 降臨するというまことしやかな伝説がある。
ただし、べろべろの神様は正直な神様であるが、気まぐれな神様でもあるため、誰しもが降臨を体験できるわけではない。
2005年にべろべろの神様が降臨をしたという高知市の男性(50歳)によると、「まばゆいばかりの光に包まれ、世界の頂点に立ったような高揚感と周りの風景が幻想的にぼやけて見えた」と証言している。
ただし、「不思議なことに、翌朝には世界中の不幸を一手に集めたような気分になってしまった」と首を傾けながら証言している。
電車のなかで飲みまくる
続いて、電車のなかで飲んで騒ぐイベントが開催されます。こちらのプログラムは、人気すぎてチケットが取れないほど。
(ゆず庵ブログより)
サントリーが主催しているカクテルバー列車では、プレミアムモルツやウイスキーが飲み放題だそうで。酔いつぶれて大変なことになる人もいるとか…。
アーケードの路上で飲む!
極め付けはこれ。アーケード商店街に畳とこたつを設置して、飲んでしまうんですよ。やばい。
この写真w ここ商店街ですよ!
路上なのにめっちゃ盛り上がってる…。
余談ですが、これけっこう道交法的にはグレーゾーンだとか。道路交通法を見ると、たしかに「道路において、酒に酔つて交通の妨害となるような程度にふらつくこと」は禁止と書いてありますね。まぁ、高知の人は酒に強いので酩酊はしていないのでしょう。同じことを、渋谷で勝手にやったら大問題になりそうです。
完全にNGゾーンに入っている「どろめ祭り」
これ写真を撮りに行こうと思ってます。どろめ祭り。もともと香南市で行われている由緒正しいお祭りで、日本酒を一気飲みするスピードを競います。ダメだろ!w
(本家お祭りの風景。オーディエンス多すぎ!CGじゃないですよこれ)
本家の方は、会場に救急車を待機させるという万全の体制で行われるそうです。えぇ、ツッコミはみなさまにお任せします。これが自由の國、土佐です!
楽しすぎます。
他にも無数の面白イベントがありまして、ぼくも8日はゆっくり街を歩いて楽しんでおりました。
中央公園。巨大テントの下には畳が敷かれており、いろいろ万全の状態です。
こうなるわけですね。
すさまじい皿鉢料理の展示。マンボウですかねこれ。
おびさんロードでは野外映画館も!
ハンドメイド品のマーケットなんかも出ています。
ここに人あり、自由あり
サイトをよく見たら「ここに人あり、自由あり」と書いてありました。すばらしいコピーですねぇ。ほんと、この人たち自由すぎです。セブンイレブンに行列するあたりといい、高知はほんと面白すぎる。
「おきゃく」は全国屈指の奇祭だと思いますが、あんまり県外に知られていないのが本当にもったいないです。高知を旅行するなら、この時期は断然おすすめですね。あー、週末が楽しみすぎる!
東京から高知県に移住したよ!
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