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 「彫りが深い」「二重まぶた」など縄文人の特徴を持つ人ほど、肌にシミができやすい。こんな関係をポーラ化成工業と国立科学博物館、山梨大が共同研究で明らかにした。発掘された骨や歯に残されたDNAの分析から、縄文人がシミになりやすい遺伝子型を持っていたことも確認した。

 ポーラの本川智紀・上級主任研究員は「縄文人は弥生人に比べてシミのできやすい肌だったようだ」と話している。14日からマレーシアである人類遺伝学の学会で発表する。

 社員244人について、シミの原因になるメラニン色素の生成にかかわる遺伝子を調べた。約7%がシミをつくりやすい遺伝子型(シミ型)で、多くが縄文人の特徴を持つ人が多いとされる北海道、東北、九州に偏っていた。