太陽がまぶしかったから

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0.92kg で Retina ディスプレイの新しい MacBook 12インチが発表されたけどメインマシン兼用なら MacBook Pro Retina 13インチのがよいのかも

Apple - Mac

新しい MacBook が発表

 本日開催された Spring Forward. においてMacBook Air 12インチと言われて噂されていたマシンについて『Apple - MacBook』のラインで販売されることが発表されました。気になる性能は以下の通り。

  • 12インチ LEDバックライト Retina ディスプレイ(2,304 x 1,440 / 16:10)
  • フルサイズキーボード
  • 最大1.3GHzのデュアルコアIntel Core M プロセッサ
  • 最大9時間持続するバッテリー
  • 最大512GBのフラッシュストレージ
  • 重量 0.92 kg
  • 高さ 13.1mm
  • ゴールド、シルバー、スペースグレイの3種類の仕上げ

 Retina ディスプレイで 0.92g だというのは想像以上の進化です。iPad Air と同じ感じのシャパンゴールドが選べるのも嬉しい13.1mm という薄さは Sony の『Xシリーズ | | ソニー』を思い出します。当時において性能をそぎ落として限界まで薄くした 13.9mm よりも薄いという凄まじさ。

懸念点はCPUと耐久性かな

 懸念点としては、CPUでしょうか、。Intel Core M は駆動するのに 5W の電力しか使わないモバイル用のCPUなのですが、必然的に性能そのものは控えめです。軽さや薄さを維持するためには必要だったのでしょう。そもそも大した作業をしていないという話ではあるのですが、Eclipse や Xcode などの統合開発環境が快適に動かないのは困ります。

 それと、これだけ薄いと持ち歩きの途中に歪んでしまうんじゃないかという懸念もあります。ディスプレイも一面ガラスばりで耐久度が低そうです。また電力供給を含めてUSBポートが1つしかありませんが、最初からUSBハブを使う事になりそうです。これらの懸念点ははレポートを見ながら考えるしかないですね……ってUSB Type Cのアダプターは 9,500円!?

発売日と性能ごとの値段

 発売日は、2015年4月10日となっていましたが、これはアメリカのみで日本だと「注文できません」となっています。選べるモデルと値段は以下の通り。ほぼSSDの容量の違いだけですね。

項目 通常スペック ハイスペック
CPU 1.1GHz デュアルコア
Intel Core Mプロセッサ
1.2GHz デュアルコア
Intel Core Mプロセッサ
SSD 256GB 512GB
メモリ 8GB 8GB
グラフィック Intel HD Graphics 5300 Intel HD Graphics 5300
値段 148,800円 184,800円

 MacBook Air 13インチでメモリを 8GB 、SSD を 512GB にすると 184,800円なので筐体・解像度・CPUなどの適合性の問題になってますね。理想的なスペックや価格ではあるのですが、実際に買うのに際して、新しい MacBook Pro Retina 13インチという選択肢もでてきました。1.58 kg は十分に持ち運べる範囲ですし、メインマシンとしての性能にも不安がありません。

 新しい MacBook はメインマシンとして使っていくのには物足りないでしょうし、ネットや文章を書く用途の持ち運び可能なPCなら今の MacBook Air 11インチで十二分に果たせているから買い換える必要性がないんですよね。これって私だけ? その辺は「持ち歩きのみ」なのか「家でもバリバリ使いたい」のかによって変わってきます。そんなわけで、またしばらくは物欲に支配されながら悩む毎日を送ることになるのでしょう。

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