【BOX】三浦、V4戦でKO宣言!「一発で終わらせるパンチを」
2015年3月10日6時0分 スポーツ報知
WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司が、5月1日の4度目の防衛戦(東京・大田区総合体育館)で、元世界王者ビリー・ディブと対戦。「一発回答」を宣言した。
理想形は既に頭の中にある。三浦は「一発で終わらせるパンチを打ちたい。イメージはスカッとした左アッパーで相手が膝から崩れ落ちて、自分の(追撃の)右が空振りする感じ」と3戦連続KOに狙いを定める。
“ボンバーレフト”の愛称通りの強烈な左を武器に、2013年4月の王座奪取からの世界戦4試合で奪ったダウンは計9度に上る。だがいずれの勝利もレフェリーが止めるTKOか判定決着。「一撃必殺」のこだわりの原点はここにある。
挑戦者のディブは元IBFフェザー級王者で、三浦にとって「手数が豊富で好戦的な選手。今までで一番の強敵だし、世界王者になる人間は何かしら持っている」と警戒心を強める。それでも「1回から最終12回のどこででも倒せる準備をしておきたい」と腕っ節の強さでは一歩も引くつもりはない。
沖縄での1週間の走り込み合宿を今月7日、終えた。クロスカントリーや浜辺など自然あふれるコースで1日約20キロを走破し、“野性”を取り戻した。三浦は「自分の倒しっぷりを見てほしい」と激しさと荒々しさでV4をたぐり寄せる。