新幹線開業で脚光浴びる「北陸グルメ」の魅力

首都圏の飲食店やあの航空会社も便乗?

北陸を代表するご当地グルメのハントンライス(筆者撮影)

いよいよ今週末、3月14日(土)に北陸新幹線の長野-金沢間が延伸開業する。これで東京-金沢間を最短2時間28分と現在よりも約1時間半も早く結べるようになり、首都圏と北陸の間における人の流れが変わりそうだ。金沢(石川県)や富山など、北陸の沿線各都市は首都圏からの観光客増を期待している。

開業に合わせ、現地でもさまざまな催しを企画

「W7/E7系」のデザイン監修は「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として知られる奥山清行氏(撮影:梅谷秀司)

北陸は、日本海の荒波で育った魚介類や加賀野菜などの豊富な食材のほか、回転寿司レーンのほぼ100%が金沢で生産されるなど、グルメ大国でもある。あまり知られていないが、北陸の中でも特に石川県は、ご当地グルメや名物料理が数多く存在する。加賀百万石の流れをくむ、由緒正しき治部煮(じぶに)などの「加賀料理」をはじめ、オムライスの上にフライを載せ、ケチャップやタルタルソースをかけた「ハントンライス」、能登半島全体で新たなご当地グルメとして誕生した「能登丼」などだ。

元々、北陸のグルメイベントは全国各地で開催されてきたが、現地でも、北陸新幹線の延伸開業を千載一遇のチャンスとみたさまざまな催しが企画されている。たとえば、金沢市の香林坊・片町地区では金沢中心商店街まちづくり協議会の主催で3月21~22日にかけて、「5タウンズフードフェスタ」という、食の屋台を集めたグルメイベントが行われる。

首都圏の飲食店でも北陸をテーマにした動きが活発化してきている。

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徹底的な敗戦から70年。これまで日本は幸いにも戦争をせずに来た。だが、今や隣国との緊張関係に加え、テロの脅威が日本人の安全を揺るがす。テロと戦争の境目があいまいになる世界で、気がつけばその日本も当事者になっていた。今、そこにある危機を真剣に考える。

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