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「アップルウォッチ」 来月24日に発売3月10日 6時25分
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アメリカのIT企業、アップルは、腕時計として身につけることができる新たな情報端末「アップルウォッチ」を日本を含む世界で来月24日に発売すると発表しました。
アップルは9日、アメリカのサンフランシスコで新製品の発表会を開き、「アップルウォッチ」を日本を含む世界で来月24日に発売すると発表しました。
「アップルウォッチ」は、アップルとしては初めての身につける情報端末、いわゆるウエアラブル端末で、時計としての機能はもちろん、iPhoneと連携させると、通話とメールができるのが特徴です。
また、心拍数や歩数を測ることができ、1日のカロリーの消費量などを記録して健康管理に役立てられるほか、アメリカであれば「アップルウォッチ」をかざすだけで支払いができるモバイル決済機能も利用できます。
日本での販売価格は最も安いモデルで4万2800円、最も高級なモデルは金などを使っているため128万円以上で、ティム・クックCEO=最高経営責任者は「アップルは革新を続ける。人々の生活をより豊かにすることがわれわれの役割だ」と自信を示しました。
腕時計型の情報端末は、韓国のサムスン電子や日本のソニーなどがすでに販売していますが、去年の世界の販売数はおよそ700万個にとどまっていて、スマートフォンやタブレット端末で巨大な市場を作り出したアップルがウエアラブル端末でも新たな需要を呼び起こせるのか注目されています。
「アップルウォッチ」は、アップルとしては初めての身につける情報端末、いわゆるウエアラブル端末で、時計としての機能はもちろん、iPhoneと連携させると、通話とメールができるのが特徴です。
また、心拍数や歩数を測ることができ、1日のカロリーの消費量などを記録して健康管理に役立てられるほか、アメリカであれば「アップルウォッチ」をかざすだけで支払いができるモバイル決済機能も利用できます。
日本での販売価格は最も安いモデルで4万2800円、最も高級なモデルは金などを使っているため128万円以上で、ティム・クックCEO=最高経営責任者は「アップルは革新を続ける。人々の生活をより豊かにすることがわれわれの役割だ」と自信を示しました。
腕時計型の情報端末は、韓国のサムスン電子や日本のソニーなどがすでに販売していますが、去年の世界の販売数はおよそ700万個にとどまっていて、スマートフォンやタブレット端末で巨大な市場を作り出したアップルがウエアラブル端末でも新たな需要を呼び起こせるのか注目されています。
スマートウォッチ市場は
腕時計型の情報端末、スマートウォッチは身につけるウエアラブル端末の代表的な製品として世界の複数のメーカーが販売しています。
スイスの調査会社によりますと、去年、世界で販売されたスマートウォッチはおよそ700万個に上り、市場の規模はおよそ13億ドル(日本円にして1500億円余り)で、おととしと比べて80%余り拡大しました。
製品の平均価格は189ドル、日本円で2万3000円程度で、市場のシェアは首位が韓国のサムスン電子で23%、2位が中国のレノボで10%、3位が韓国のLG電子で7%となっていて、日本ではソニーが6位となっています。
スマートウォッチの多くはスマートフォンと連携して使うことを前提にしていて、時計の画面上でスケジュールを確認したりメールを読んだりすることができるのが特徴です。
また、常に身につける特性を生かして多くのメーカーが心拍数や歩数、それにカロリーの消費量を記録する機能を搭載して健康管理に役立つことをアピールしています。
しかし、スマートフォンの市場の規模に比べると、スマートウォッチの市場の規模はその1%にも満たないため販売不振で、生産から撤退するメーカーも出ています。
ウエアラブル端末はほかにもメガネ型の端末がありますが、内蔵されたカメラがプライバシーの侵害につながるおそれがあるなどと指摘されていて、IT企業のグーグルは「グーグルグラス」の個人向けの販売を中止しています。
スイスの調査会社によりますと、去年、世界で販売されたスマートウォッチはおよそ700万個に上り、市場の規模はおよそ13億ドル(日本円にして1500億円余り)で、おととしと比べて80%余り拡大しました。
製品の平均価格は189ドル、日本円で2万3000円程度で、市場のシェアは首位が韓国のサムスン電子で23%、2位が中国のレノボで10%、3位が韓国のLG電子で7%となっていて、日本ではソニーが6位となっています。
スマートウォッチの多くはスマートフォンと連携して使うことを前提にしていて、時計の画面上でスケジュールを確認したりメールを読んだりすることができるのが特徴です。
また、常に身につける特性を生かして多くのメーカーが心拍数や歩数、それにカロリーの消費量を記録する機能を搭載して健康管理に役立つことをアピールしています。
しかし、スマートフォンの市場の規模に比べると、スマートウォッチの市場の規模はその1%にも満たないため販売不振で、生産から撤退するメーカーも出ています。
ウエアラブル端末はほかにもメガネ型の端末がありますが、内蔵されたカメラがプライバシーの侵害につながるおそれがあるなどと指摘されていて、IT企業のグーグルは「グーグルグラス」の個人向けの販売を中止しています。
専門家の評価は
発表会に参加したアメリカのIT業界を専門に分析しているアナリストの40代の女性は、「iPhoneやiPadと同じようにアプリが使えるので、一部のマニアだけでなく広く受け入れられると思う。アップルの参入によって腕時計型端末の市場は広がるだろう」と話していました。
一方、アメリカの大手メディアでIT関連のコラムを担当している50代の男性は「いい製品ですが、今の若者が時計をするとは思いません。アップルウォッチは初めの年は1000万個から2000万個は売れると思いますが、紹介された機能はスマートフォンでもできるもので、あまり画期的だとは思いません」と話していました。
一方、アメリカの大手メディアでIT関連のコラムを担当している50代の男性は「いい製品ですが、今の若者が時計をするとは思いません。アップルウォッチは初めの年は1000万個から2000万個は売れると思いますが、紹介された機能はスマートフォンでもできるもので、あまり画期的だとは思いません」と話していました。