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東大、木材から化学原料 触媒を開発

2015/3/9 21:25
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 ■東京大学 野崎京子教授らは木材が含む成分のリグニンを分解して化学原料のベンゼンやフェノールに変える触媒を開発した。炭素と酸素の結合のみを切り離し、いくつもの輪が連なったリグニンの分子構造をほどく。

 研究は石油への依存を減らすほか、温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)の排出量も抑えるのが狙いだ。

 新しい触媒は金属のイリジウムを主成分に使う。実験ではリグニンに見たてた化合物に新しい触媒と水素ガスを加え、セ氏200度に熱するとベンゼンやフェノールができた。

 今のところ反応効率はまだ低い。実用化に向けて、克服する必要がある。木材のリグニンは植物を硬くする成分。触媒で分解する研究はこれまでもあったが、リグニンがつくるベンゼンの構造まで壊してしまうのが課題だったという。

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野崎京子、リグニン

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