首相 社会人の学び直し支援 府省で連携を

3月4日 19時36分

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安倍総理大臣は、政府の教育再生実行会議で、誰もが学び続けることのできる社会の実現は女性の活躍や地方創生を進めるためにも重要だとして、社会人の学び直しへの支援の充実などに関係府省が連携して取り組むよう指示しました。

政府の教育再生実行会議は４日、総理大臣官邸で開かれた会合で、誰もが学び続けることのできる社会の実現に向けて、大学などで社会人向けの専門的な教育プログラムの提供を進めることや、社会人が実践的、専門的な講義を受ける際の受講料などへの経済的な支援を充実させること、それに子育て中の女性も安心して学ぶことができるよう、大学の保育環境を整備することなどを盛り込んだ提言を安倍総理大臣に提出しました。
これを受けて、安倍総理大臣は、「誰でも、いつでも、どこでも、学び、輝き続けることのできる社会をつくることは、女性の活躍を進めるためにも、地方創生を成し遂げるためにも極めて重要だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「誰もが学び続けることのできる社会の実現は、教育の問題であると同時に、人々の働き方や豊かな生活の在り方にも関わる問題だ。下村文部科学大臣が中心となって、提言の着実な実行に着手してもらいたい」と述べ、社会人の学び直しへの支援の充実などに、関係府省が連携して取り組むよう指示しました。
これを受けて、下村大臣は、社会人の学び直しを容易にするために、どのような支援策が必要なのかなどについて、文部科学省と厚生労働省で速やかに検討を始める考えを示しました。