12インチRetinaディスプレイを搭載し、MacBook史上初となるファンレスを実現した新しいMacBookの情報まとめです。詳細は以下から。

新しいMacBook-Hero

01:カラーは3色

新しいMacBookは「シルバー」「スペースグレー」「ゴールド」の3種類。

12inch-Retina-MacBook-Color

02:ファンレス

 新しい12インチRetinaディスプレイモデルのMacBookはMacBookシリーズとしては初のファンレス仕様になっており、

12inch-Retina-MacBook-Fanless

 ファンを無くしたことで、11インチMacBook Airのロジックボードの大きさより67%縮小することに成功したそうです。

67Per-Small-MacBook-Air11v

03:CPU

 また、ファンレス化に伴いCPUは現在のIntel Core iシリーズからIntel Core Mシリーズへ変更。搭載されているCore Mは最大1.3GHz(Turbo Boost時2.9GHz)でプロセスルールがHaswellの22nmから14nmに変更されたIntelの第5世代CoreプロセッサファミリーBroadwell、

12inch-Retina-MacBook-CoreM2

 Keynote内で"Just 5 watts"と発表されていることからBroadwell-Yが使用されていると予想されます。

関連リンク:
Intel、ファンレスPCを目指したCore Mプロセッサ ~3~5Wの低消費電力を実現。搭載製品は年末登場 - PC Watch

04:新しいバッテリーセル

 新しいMacBookのバッテリーはサイズの違うバッテリーセルがUnibodyのMacBook一面に敷き詰められており、

12inch-Retina-MacBook-Battery

 さらに、階段上の起伏のあるバッテリーセル"Contourd Battery Cells"を使用することによって、湾曲しているUnibodyの隅々までバッテリーセルを敷き詰めることによりフラットなバッテリーに比べてバッテリー容量を35%以上増やす事に成功したそうです。

12inch-Retina-MacBook-Terraced-Battery

05:IOポート

 I/Oポートは以前より噂されていたとおりUSBのType-Cポートを1つと、オーディオ(ヘッドフォンジャック)を1ポートのみとなっており、

12inch-Retina-MacBook-USB-C

 USB Type-CポートはUSB 3.1 Gen1をサポートしており、転送速度は最大5Gbpsとなり、このType-Cポートを使用して充電やビデオ(DisplayPort 1.2, HDMI, VGA)、USB機器への接続を行うことになります。

12inch-Retina-MacBook-USB3d1-C-Feature

06:キーボード

 キーボードは現在のMacBookシリーズのキーボードとは違う「すべてが新しい」キーボードが採用されており、

12inch-Retina-MacBook-Keyboard

 MacBookシリーズに採用されてきた従来のキーボードはキーの端を叩くとキーが揺らいでしまうシザー構造のキーが採用されていましたが、新しいMacBookのキーボードにはバタフライ構造のキーが採用されているそうで、

シザー構造のキー

 シザー構造のキーはプラスチック製の2つのパーツから構成されていましたが、バタフライ構造のキーはガラス繊維強化ナイロン性の1つのパーツで構成され、中央のスイッチもシリコンからステンレススチールへ変更し

12inch-Retina-MacBook-シザー構造

より安定し正確なキー入力が可能になっているそうです。

12inch-Retina-MacBook-シザー構造Keyboard
バタフライ構造はシザー構造より幅が広く、より硬い素材で作られており、一組の部品だけで構成されています。これにより、一段と薄いスペースに収まる、より安定した反応の良いキーを実現しました。この革新的な設計は、あなたがキーを押す位置に関わらず、安定性、均一性、操作性を向上させます。
[MacBook - デザイン - Apple]

07:バタフライ構造のキー

 バタフライ構造のキーは従来のキーに比べて40%薄く、17%キートップが大きくなったことで4倍安定した入力が可能。

12inch-Retina-MacBook-バタフライ構造のキー
新しいMacBookのためにデザインし直したキーは、より広い表面積、より薄い構造、そしてより深い湾曲を持っています。指先が自然にキーを見つけ、押せるように、より明確な形を作っているのです。
[MacBook - デザイン - Apple]

08:トラックパッド

 トラックパッドも新しいMacBookの売りの1つで、従来のダイビングボード構造から「感圧タッチ」構造に変更。

ダイビングボード
従来のトラックパッドは「ダイビングボード」構造を採用しています。この構造では、クリックによる下方向の動きのための空間がトラックパッド下部に必要で、キーボードに最も近い表面はクリックしにくくなっています。
[MacBook - デザイン - Apple]

 感圧タッチトラックパッドは4つのセンサーと新たに開発された「Taptic Engine」(4つのセンサーの中央上のユニット)から構成されており、Taptic Engine はユーザーへ感覚を働きかけ(Feedback)スクリーン上のものを感じることができるそうです。

12inch-Retina-MacBookの感圧タッチトラックパッド
たTaptic Engineはあなたの触覚に働きかけるので、スクリーン上の動きを見るだけでなく、感じることもできます。PDFファイル上でコメントをそろえるなど、特定のタスクを実行すると、トラックパッドから指先に触覚的な反応が伝わります。
[MacBook - デザイン - Apple]

液晶

 液晶は12インチのRetinaディスプレイで解像度 2304x1440ピクセル(226ppi)、アスペクト比16:10、視野角178°のIPS液晶を採用。

12inch-Retina-MacBook-Display

 新しく採用された液晶はピクセルの開口部を広げ、より多くの光を通すことにより従来のRetina Macより同じ明るさで30%も省電力に駆動することが可能。

12inch-Retina-MacBook-ピクセル
新しいMacBookの12インチRetinaディスプレイは、完璧に美しいだけではありません。紙のように薄いのです。事実、わずか0.88ミリという、これまでMacに搭載された中で最も薄いRetinaディスプレイです。特別に開発された自動製造工程により、信じられないほど薄い、ディスプレイの端から端までを覆うガラスが作られます。その薄さは、たった0.5ミリ。さらにディスプレイ部品同士の隙間を減らすことで、よりタイトに一体化したデザインを実現しました。
[MacBook - デザイン - Apple]

10:ネットワーク

 ネットワークはWi-FiがIEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetoothはv4.0が採用され、Philip Schiller上級副社長はこれらのワイヤレスネットワークによって他のデバイスとの接続可能であると(1ポートしか無いUSB 3.1 Type-Cポートを補える)説明していました。

12inch-Retina-MacBook-WiFi

11: 発売日や価格、同梱物

 価格は256GB PCIe SSD、CPU 1.1GHzの下位モデルが14万8800円、512GB PCIe SSD、CPU 1.2GHzの上位モデルが18万4800円。

12inch-Retina-MacBook-価格

29W USB-C電源アダプタとUSB-C充電ケーブル(2 m)が付属、

12inch-Retina-MacBook-同梱物

発売日は4月10日で、Apple Online Storeでの注文もまだできないようです。

12inch-Retina-MacBook-発売日


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