独メルケル首相 日本科学未来館視察

3月9日 11時41分

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日本を訪問しているドイツのメルケル首相は９日午前、都内にある「日本科学未来館」を訪れ、次世代の太陽電池など日本の最先端の科学技術を視察しました。

メルケル首相は９日午前、東京・江東区にある「日本科学未来館」を訪れ、大手自動車メーカーが開発した２足歩行のロボット「アシモ」の出迎えを受けました。「アシモ」が「首相はサッカーがお好きと聞きました」と英語で話しかけ、ボールを蹴ったり走ったりする動きを披露すると、メルケル首相は笑顔で拍手を送りました。続いて、併設されている研究施設で、次世代の太陽電池を研究している科学者から直接説明を受けました。
物理学の博士号を持つメルケル首相は、科学技術政策に明るい首脳として知られています。今回の日本訪問の前には、再生可能エネルギーの分野で日本との協力を深めたいという考えを示していて、科学者に「この太陽電池はもう使われているのですか」と熱心に質問していました。
メルケル首相は、９日夕方には安倍総理大臣と首脳会談を行い、ウクライナ情勢やイスラム過激派への対策などを巡って意見を交わすものとみられます。