山口大・創基200周年記念 共育ワークショップ2014「みんなで山大の教育(共育)について語ろう!」を開催
9月22日(月)午後、創基200周年記念・共育ワークショップ2014「みんなで山大の教育(共育)について語ろう!」が、総合図書館・アカデミックフォレストにて、同大学の教員・職員・学生60名以上を集め、開催されました。冒頭、岡正朗学長より開会挨拶があり、山口大学憲章に刻まれた「共育(共にはぐくむ)」の重要性に言及するとともに、10年後の山口大学ビジョンに向けた積極的な提案への期待を述べられました。また、林 透大学教育機構大学教育センター准教授より、本ワークショップは教員・職員・学生による共育の場づくりを目的とし、今回は、廣中平祐 元学長が提唱した「発見し・はぐくみ・かたちにする」という教育理念の理解を深めながら、具体的なアクションプランを提案することが狙いである旨の趣旨説明がありました。
前半では、一般社団法人KSIA(関西学生発イノベーション創出協議会) 山下貴弘常務理事より、『みんなで創り上げる大学』と題して基調講演があり、参加者による自己紹介ワークを挟みながら、学生時代にリーダーを務めた学生参画型FD活動の動機や教職員との繋がりから組織が活性化していった実経験を披露し、会場がなごやかな雰囲気に包まれました。その後、一般社団法人参画文化研究会 河島広幸プロジェクトリーダーがファシリテーターに加わり、グループワークが展開されました。グループワーク①「YU World Café(ワールドカフェ)」では、教員・職員・学生混合編成の10グループに分かれ、「発見し・はぐくみ・かたちにする」をテーマにした対話を行い、自由なアイデアや具体的な提案などを模造紙一杯に書き込みました。さらに、グループワーク②「未来新聞づくり」では、ワールドカフェで出されたアイデアを活かしながら、未来の山口大学で期待されるアクションを「未来新聞」のかたちにまとめました。
後半のグループ発表では、まずは、5グループごとの2班に分かれ、班ごとで各グループが未来新聞の紙面を発表し、各班でのベスト未来新聞を選びました。その後、各班から選ばれたベスト未来新聞の2グループが全体発表を行いました。今回は、学生だけでなく、教職員が前向きに発表する姿勢が印象的であり、「山口大学が満足度第1位、山口県サミットを山口大学にて開催」「山口大学を『みんなで大学』に改名、多言語あいさつ運動の進展」など、学生や地域に愛される山口大学の未来が提案され、これからの各種改革等に活かしていくこととしました。最後に、纐纈理事・副学長より閉会挨拶があり、このようなワークショップの機会を通して、「共育」の精神が徐々に実を結びつくことの期待が寄せられました。