中国客3人、手荷物場逆行で那覇空港大混乱 5便欠航、25便遅延
琉球新報 3月10日(火)5時36分配信
9日午後4時15分ごろ、那覇空港国内線旅客ターミナルに到着した女性3人が、1階の手荷物受取場から戻ることが禁じられている2階の出発ロビーに引き返した。これにより全ての乗客の保安検査をやり直すため、同5時17分から同6時22分までの約1時間、同ターミナルでは全ての国内線の出発を見合わせた。空港内は再検査を待つ客らで一時ごった返し、少なくとも那覇空港を発着する5便が欠航、25便に遅延が発生するなど、約6300人以上に影響が出た。
国土交通省那覇空港事務所や県警によると、女性3人は中国国籍で、石垣空港から那覇空港で乗り継ぎ、羽田空港に向かう途中だった。免税店を探しているうちに、誤って手荷物受取場に出たという。
安全確認のため出発ロビーにいた乗客や搭乗済みの乗客をいったん保安検査場の外に出し、検査場は午後4時50分から同6時すぎまで閉鎖された。検査場再開後に乗客は再検査を受けた。
全日空は宮古、石垣、鹿児島行きの3便と、宮古、石垣から那覇に向かう2便が欠航。羽田行きなど12便に最大約3時間の遅延が発生した。日本航空は羽田行きなど3便が遅延。日本トランスオーシャン航空は那覇と離島や関西空港などを結ぶ8便と、琉球エアーコミューターは久米島行き2便が遅延した。
ホームページによるとスカイマークエアラインは、羽田行きなど3便に1時間以上の遅れが出た。ジェットスターは、成田行き2便が約1時間半の遅延となった。
琉球新報社
最終更新:3月10日(火)5時36分
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