JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、宇宙で発電した電力を、地上に送電する研究を進めている。まず、宇宙空間で太陽光パネルを用いて発電し、その電力を、電子レンジで使われるマイクロ波などに変換して、地上に送電する。そして、そのマイクロ波を地上の施設で受け、電力に再変換して、エネルギー源として使う構想。JAXAは8日、地上での実証実験を行った。
JAXAなどが兵庫県で行ったのは、電気を無線で送る技術の確立を目指した実証実験。
1.8kWのマイクロ波を送電器から発射し、55メートル先にあるアンテナで受け止めて、直流電力に変換する。
こうした仕組みで、300ワット以上の電気を取り出すことができ、今回の実験は成功だったという。
JAXA研究開発本部・大橋一夫グループ長は「(宇宙太陽光発電が)安全な技術として社会で使っていただけるように、もっともっと研究開発を進めていかないといけない」と話した。
この技術が確立すれば、地上から宇宙を移動する物体への送電にも応用できるという。
(関西テレビ)