【悲報】commと並び2015年に終了確定サービス・アプリ8つ
昨年2014年は、Web界隈でも大型資金調達が目立ち盛り上がりを見せたのは言うまでもありません。
その額は、前年比1.58倍の1154億円にも上り、6年ぶりの1000億円を超えたという調査結果も発表されました。
参照:http://jp.techcrunch.com/2015/03/03/jvr-report/
資金調達による今後の期待を伺えるサービスが増える一方で、今年、既にサービス終了が確定したWebサービス・アプリも存在します。
今回は、2015年に終了・終了予定のサービスについてまとめました。
1. comm(コム)
サービス開始時期:2012年10月
サービス終了時期:2015年4月
無料通話アプリ「LINE」の対抗馬として、登場したcommは、サービス開始当初から会員規約に関するトラブルなど、不安要素もありましたが大々的な宣伝(CMには吉高由里子を起用するなど)でも話題になりました。
LINEの特長ともいえる、無料通話やスタンプなども採用し、差別化として「高音質な無料通話」を掲げていましたが、残念ながらLINEとの差は縮められなかったようです。
2. BuzzNews(バズニュース)
サービス開始時期:2014年4月
サービス終了時期:2015年2月
人々が共感し、それらを拡散(バズ・バイラル)を生み出すバイラルメディアとして月間5000万PVにもなったのがBuzzNewsです。
サービス開始から、僅か1年にも満たない間に、これほどの数字を叩き出した背景には、画像や動画を中心とした表現方法が、SNSを中心に見た人の共感を誘いシェアを促すバイラルマーケティングを軸にしているからと言えるでしょう。
2014年10月には、提供するコンテンツの著作権侵害が問題となり、最終的にはサービス終了に繋がったと言われています。
3. Catchbox(旧Stickit)
サービス開始時期:2013年3月(前進であるStickitは2012年4月から)
サービス終了時期:2015年3月
2015年3月31日をもって完全終了となるのがCatchboxです。
Catchbox自体は、前進であるStickit(以降、旧Stickit)から生まれ変わったサービスであり、当初は、読書からの学びを最大限活かすことを目的としたサービスでした。
その後、2013年4月にはCatchboxとして生まれ変わり、読書だけでなく記録したいWebページやメモなどを簡単に整理・保存しておけるブックマークサービスに方向転換しました。
もし、データなどを保存しているのであれば、3月31日までとなるので、代替サービスへの移管やデータの書き出しは行っておきましょう。
書き出し方法は以下にも記載されております。
http://itdaisuki.com/web-service/4752/
4. RapidShare(ラピッドシェア)
サービス開始時期:2002年
サービス終了時期:2015年3月
10年以上も前から海外を中心に人気を誇ったファイル共有サービスです。
ほんの数年前である2012年には、競合の封鎖などもあり、代替サービスとして多くのユーザーが流れ込んだことから速度制限を余儀なくされるほどの利用者数を誇っていたこともありました。
その後、ファイル共有サービスから、有料クラウドストレージサービスに方向転換を図りましたが、Dropboxをはじめとする無料クラウドストレージサービスが台頭する中で軌道に乗せることができず、長い歴史に幕を下ろすこととなりました。
5. nicocas(ニコキャス)
サービス開始時期:2014年12月
サービス終了時期:2014年12月
こちらは、2015年サービス終了には当てはまりませんが、サービス開始を発表した12月12日から、わずか5日後の17日にはサービス終了といった驚愕の速さが話題となっていたため入れさせていただきました。
サービス提供元であるドワンゴからは「出すのは早すぎた」「出直してまいります」といったコメントも衝撃でした。
6. ちょくマガ
サービス開始時期:2013年7月
サービス終了時期:2015年6月
前述のnicocasの提供元であるドワンゴとも提携したKADOKAWAが運営していたWebマガジン配信サービスです。
作家や評論家、イラストレータといった幅広い著名人が書き下ろした記事をWeb・メルマガだけでなく、電子書籍として読むことができるのが特徴です。
厳密に言うと、サービス終了というよりニコニコチャンネルの「ブロマガ」へ移行とのことですので、ドワンゴとの統合が理由のようです。
7. Yahoo!の関連12サービス
Yahoo!関連のサービスとして、昨年11月より一挙12サービスが2015年4月までに終了することが発表されました。
中には5年以上も運営されていたサービスも含まれ、「経営資源の選択と集中」ということを理由に決定されたようです。
アプリ版サービス
ヱヴァンゲリヲン検索ウィジェット(Android):12月3日終了予定
『進撃の巨人』公式アプリ‐検索の巨人‐(Android):12月5日終了予定
Yahoo!きっず(iOS):12月17日終了
※PC・スマートフォンウェブ版は引き続きサービスを提供LocoClip(Android):12月26日終了予定
Yahoo!コミュカメラ(iOS/Android):12月上旬終了予定
Rent RoomS(iOS/Android):12月末終了予定
HouseeS(iOS/Android):12月末終了予定
Yahoo!英語(iOS/Android):12月末終了予定
ネタりか(iOS/Android):2015年1月29日終了予定
※PC・スマートフォンウェブ版は引き続きサービスを提供Pict Garage(iOS):2015年3月31日終了予定
わたし応援ワーク(Android):2015年4月15日終了予定
お薬手帳(iOS):2015年4月15日終了予定
PC・スマートフォンウェブ版サービス
Yahoo!懸賞:11月末終了予定
Yahoo!英語:11月終了予定
Yahoo!プロフィール:2015年3月終了予定
携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)版サービス
carview!:12月18日終了予定
※PC・スマートフォンウェブ版は引き続きサービスを提供Yahoo!占い:2015年3月31日終了予定
※アプリ版、PC・スマートフォンウェブ版は引き続き サービスを提供
引用元:http://japan.cnet.com/news/service/35056392/
8. mixiの関連12サービス
スマホ向けゲームアプリのモンスターストライク(モンスト)で一気に黒字転換に成功したmixiが過去にリリースしたアプリをYahoo!同様に整理するようです。
中には、昨年リリースしたスナップチャット風アプリの「muuk」も含まれており、mixiも選択と集中による決断かと思われます。
ちなみに、なぜか終了するサービスの多くが筋トレ関連であることが密かにFerret編集部内で話題となりました。
きゅんトレ好いとぉ! (iOS) 2015年3月31日
筋トレ彼女 妹・六花編 (iOS) 2015年3月31日
筋トレ彼女 幼なじみ・すず音編 (iOS) 2015年3月31日
筋トレ彼女 先輩・澪編 (iOS) 2015年3月31日
激闘!日記ランキング by mixi (iOS) 2015年3月31日
ビリー吉田の筋トレキャンプ (iOS) 2015年3月31日
ビリー吉田のダイエットキャンプ (iOS) 2015年3月31日
mixiアンケート (WEB/iOS/Android) 2015年3月31日
mixiギフト (WEB) 2015年3月31日(ギフト券最終利用期限は2015年8月31日)
mixiマイ取引 (WEB/iOS)2015年6月30日(出品の終了は2015年3月31日)
mixi日記アプリ by mixi (iOS) 2015年3月31日
muuk (iOS/Android) 2015年3月23日
引用元:http://jp.techcrunch.com/2015/02/26/jp20150226mixi/
まとめ
激変とも言える2014年からWeb界隈では、様々なWebサービスやアプリが誕生し、ひそかに消えていくものも少なくありません。
もちろん、消えていくサービスの中には過去「話題のサービスとして取り上げられた」、「長年運営してきた実績」があるにも関わらず環境変化に対応できずにサービス終了を辿ることもあります。
そのような正攻法が見つけにくい中で、各社のサービス開発や動向はしっかりチェックしていきましょう。
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