おすすめ記事一覧

あなたは大丈夫?モラハラ夫に狙われる女性の特徴8つ【後編】

2012/05/20 23:00  by   | 結婚

前回の記事では、『家庭モラル・ハラスメント』の著者である熊谷早智子さんのお話をもとに、モラハラ被害者の特徴8つのうち4つを紹介しました。

【後編】では、残り4つの特徴を見ていきましょう。あなたにも当てはまる項目がないでしょうか?

 

■5:劣等感がある頑張り屋

モラハラ夫は、妻の傷つく言葉を容赦なく浴びせます。「お前みたいなバカは見たことがない。頭がおかしいんじゃないか」「妻というより人間として失格」など、口が悪いというレベルではありません。

被害者のなかには、もともと何かしら劣等感を持っていて、そんな夫の言葉をまともに受け取ってしまう人もいます。

冷静に考えれば、そんな言葉を発する夫のほうが異常です。ところが、被害者の妻は「自分が至らないのが悪いんだ」と反省し、どうすれば夫から気に入られるか、本を読んで研究したり、そこで得た知識を試してみたりします。

自分が頑張ることでいかに家庭を守るか、絶えず努力し続ける頑張り屋なのです。

 

■6:明るくて聡明

意外に思われるかもしれませんが、モラハラの被害者には明るい人が多いのです。特に、子どもがいる場合には、モラハラ夫のせいで子どもが辛い思いをしないように、常に場を和ませようと朗らかに振る舞います。

また、夫の機嫌を損ねないか常に警戒して、表情や口調などから夫の微妙な感情の変化を読み取ったり、それに応じて先回りしたりする聡明さも持ち合わせています。

 

■7:とにかく我慢強い

モラハラの被害者は、夫からどんな理不尽な目に遭わされても、ひたすら我慢。それどころか、「夫の要求に少しでも応えなければ……」と努力を積み重ねることすらあります。

普通の人であれば、とっくに悲鳴を上げているような状態でも、「まだまだ自分の頑張りが足りない」と思い込んでいる被害者も少なくありません。

 

■8:小さな幸せから大きな満足を見出す

モラハラ夫というのは、一言で表現すると“暴君”のようなものです。被害者の妻がそんな暴君夫の言いなりになってしまうのは、上で述べた我慢強さの所以ともいえますが、“小さな幸せから大きな満足を見出す”という気質も影響しているのでしょう。

つまり、夫からどれだけひどい目に遭わされても、ふとしたときに夫の笑顔が見られたり、少しでも優しい言葉をかけられたりすると、「やっぱり夫はいい人なんだ。夫から私は愛されているんだ」とマイナスを帳消しにしてしまうのです。

 

以上、モラハラ被害者の特徴8つを2回にわたってお届けしましたが、いかがでしたか?

モラハラのケースでは、加害者が全面的に悪いのは言うまでもありません。ここで挙げた被害者の特徴は、どれも健全な夫婦関係であれば美徳とされるものばかりです。

しかし、本来ならば美徳とされる“まじめさ”や“我慢強さ”のために、被害が長期化するという一面はあります。

8つの特徴に当てはまる点が多いというかたは、夫の言動に違和感を覚えることがあれば、どうか自分のうちに貯めこまないで、なるべく早く信頼できる人や専門機関に相談するようにしてくださいね。

 

【関連記事】

彼の言葉で涙目、なあなたに読んでほしい「モラハラ対策法」

最悪な上司のモラハラをスマートにやりすごす方法8つ【前編】

最悪な上司のモラハラをスマートにやりすごす方法8つ【後編】

 

【監修】

※ 熊谷早智子・・・ポータルサイト『モラル・ハラスメント被害者同盟』を管理運営し、夫の精神的暴力に苦しむ妻たちの支援や情報提供等の活動を続けている。

著書に自身のモラハラ被害体験や離婚までの経緯を綴った『家庭モラル・ハラスメント』(講談社)や、母親からのモラハラを書いた『母を棄ててもいいですか?』(講談社)がある。

あわせて読みたい


最新の記事一覧

'中田綾美'の過去記事一覧