バリバリのメジャーリーガー黒田の広島復帰を喜ぶ竜のスタッフがいた。ブルペン捕手兼通訳のルイスだ。
「実は、同じ年にカープに入りました。会うのが楽しみです」
ドミニカ共和国にあるカープアカデミー出身のルイスは、1997年にブルペン捕手として入団。その年、黒田は逆指名で広島入りしている。
ルイスが抱く黒田の印象は、真面目で頼りになる男。だが、ひとつだけ頼れなかったことがあるのだとか。
「日本にきたばかりの時は、ぜんぜん日本語が分からなくて…。参考にならなかったのが、黒田さんです」
なぜだろう。「関西弁だから『黒田の話は聞くな』と言われていました」。なるほど。来日から約20年たち、今では方言を使いこなすルイス。黒田との関西弁トークを楽しみにしているという。