ニュース詳細
有楽町の飲食店ビル 77年の歴史に幕3月9日 7時35分
k10010008661_201503090758_201503090800.mp4
東京・有楽町で、戦前からサラリーマンなどに親しまれてきた飲食店が入るビルが再開発で閉館することになり、最終日の8日、店は77年の歴史に幕が下りるのを惜しむ多くの客でにぎわいました。
閉館したのは千代田区有楽町の「ニユートーキヨー数寄屋橋本店」です。昭和12年に当時としては珍しい飲食店だけが集まるビルとして建てられ、高級品だった生ビールを出すビアホールには多くの客が列をつくりました。
戦後はGHQ=連合国軍総司令部による接収などを経て、昭和32年に地上9階、地下2階の現在のビルに建て替えられました。これまでサラリーマンなどに親しまれてきましたが、このほど再開発で取り壊されることが決まり、閉館することになりました。
最終日の8日は、ビルの1階に入っているビアホールに多くの常連客が集まり、77年の歴史に幕が下りるのを惜しんでいました。来店した78歳の男性は「昔はエアコンもなく、夏場は窓から手を出してビールを飲んでいました。店には『お疲れさま』と言いたいです」と話していました。
ビルに入っていた7つの飲食店のほとんどは別の場所で営業を続けるということで、「ニユートーキヨー」の森一憲社長は「お客さまが築いてくれた歴史を糧に新しい店でも頑張りたいです」と話していました。
戦後はGHQ=連合国軍総司令部による接収などを経て、昭和32年に地上9階、地下2階の現在のビルに建て替えられました。これまでサラリーマンなどに親しまれてきましたが、このほど再開発で取り壊されることが決まり、閉館することになりました。
最終日の8日は、ビルの1階に入っているビアホールに多くの常連客が集まり、77年の歴史に幕が下りるのを惜しんでいました。来店した78歳の男性は「昔はエアコンもなく、夏場は窓から手を出してビールを飲んでいました。店には『お疲れさま』と言いたいです」と話していました。
ビルに入っていた7つの飲食店のほとんどは別の場所で営業を続けるということで、「ニユートーキヨー」の森一憲社長は「お客さまが築いてくれた歴史を糧に新しい店でも頑張りたいです」と話していました。