東京都港区麻布十番
この街に芸能界屈指の食通と名高いタモリさんの「伝説飯」があるという
さぞや特別なお店に違いないと誰もが思うところですが…
食通タモリさんの伝説飯があるお店はこちらの…
一見どこにでもあるようなラーメン屋さんここが…
来てますよ。
20年以上も前からおつきあいさせてもらってるんで。
1982年に「笑っていいとも!」がスタート
「盛運亭」はそのよくとしオープン
タモリさんは事務所が近いということもあり…
するとそのころから「笑っていいとも!」は人気に火がつき大ブレーク
いつしかお客さんたちの間で…
あそこのラーメン食べれば…。
ちなみに爆笑問題ウーマンラッシュアワーの村本さんなども…
具は厚切りのチャーシューが2枚とモヤシにめんま長ネギにノリと至ってシンプル
豚骨鶏ガラ野菜でとった醤油味のスープに中太で少し縮れた麺がよく絡みます
お笑い界のスタータモリさん
その活躍の裏にはもしかしたらこのラーメンの存在があったのかもしれません
訪れたのは浅草浅草といえばたけしさんが下積み時代を過ごしたことでも知られる街
1970年代前半たけしさんはストリップ劇場…
そのころ住んでいたアパートの近くにあったのがたけしさんが愛した伝説飯がある居酒屋「さくま」
女将の佐久間愛子さんは当時のたけしさんをよく知っているそうです
大体9時ごろ仕事を終えて十中八九こちらで座ってましたよ。
たけしさんがデビューするまでの青春時代をつづった自伝「浅草キッド」の中にもさくまに関する記述があります
たけしさんは毎晩仲間とともにさくまにやって来ては芸について熱く語り合っていたそうです
でもまああの人がね大きな声じゃ言えないけど…。
たけしさんの下積み時代を支えたさくま
そこでたけしさんが愛した伝説飯というのが…
はいお待ちどうさま。
はいどうぞ。
戦後先代が苦労して作り上げた秘伝の味は今もたけしさんが食べていた当時のまま
たけしさんの伝説飯
それはスターを夢みる青春時代を支えた思い出の味でした
各界のレジェンドたちのエピソードが詰まったグルメ
それをわれわれは…
(拍手)
(田村)お二人どうですか?ありますか?伝説飯。
(華丸)それこそタモリさんが「日本で一番うまい」って言ううなぎ屋さんがあるんですよ福岡に。
この前ね「すべらない話」のツアーがあって…。
(華丸)「そういう店があります」とご紹介だけさせていただいて次の日行ったんですって。
そしたら…。
松本さんもうたぐってたわけじゃないけどまさかそんな証拠を突きつけられるとは。
(ベッキー)じゃあお二人がお店で会われた?
(大吉)前の日は「うなぎのおいしさって限界あるんちゃうか」って。
そんな話をやったあと次の日行ったら実際にタモリさんが「何だい?」って出てきた。
そんな伝説を生んだうなぎがこちら
140年にわたって継ぎ足された秘伝のたれで味付け
「こなし」と呼ばれる独自に生み出した焼きの技で香ばしく焼き上がったうなぎは各界の食通から絶賛されています
すげえ話聞いちゃったな!特集したいぐらい厚みのある話。
まざまざと見せつけられましたよ。
続いては女性に人気のあるあの伝統芸能の方々の伝説飯です。
それではレジェンド召し上がれ。
東京都中央区銀座
「歌舞伎座」を擁するこの街は歌舞伎界の名優が愛する店が数多く存在する
かつての亀治郎時代から歌舞伎にとどまらずテレビドラマや映画現代劇など幅広く活躍
そんな猿之助の伝説飯とは?
訪れたのは歌舞伎座から歩いて5分の所にあるお店
その名も「素処」
和食の店だがメニューはない
その日に仕入れた厳選素材を予算に応じておまかせコースで提供するのが素処のスタイル
猿之助は歌舞伎座で公演となれば週に何度も足を運ぶという
メニューがないこの店に食通の猿之助は容赦ないリクエストをしてくるそうだ
難しいですねだからね。
こちらの…
猿之助のリクエストに応えそば打ちの経験などなかった料理長がわざわざ修業に出て習得したといういわば猿之助による猿之助のための一品
歯応えのよさとツルツルッとしたのどごしが特徴
最近ではコースの締めの一品として定番になりこのそばを目当てにやって来るお客さんもいるのだとか
猿之助のリクエストに全力で応えて生まれた素処のそば
伝説の名にふさわしい逸品です
続いて訪れたのはこちら「煉瓦亭」
1895年明治時代に開業し日本の洋食の先駆けといわれる老舗
洋食屋さんならではのゆったりとした雰囲気でまさに日本の洋食の歴史そのものといったたたずまい
ポークカツレツやカキフライなど現在では定番となっている数多くの洋食メニューを生み出したお店としても知られている
どうも片岡愛之助です。
「ラブリン」の愛称で親しまれ近年はテレビドラマでも大活躍の上方歌舞伎界のプリンス
愛之助が煉瓦亭に行くようになったきっかけとは?
子役から少し大人になりかけたときに…。
20年にわたって愛之助を魅了し続けている煉瓦亭
中でも愛之助が愛してやまない伝説飯が…
煉瓦亭名物「元祖オムライス」
100年以上前からあるお店の看板メニューだが…
一見見た目はチャーハン的な感じなんですけど。
オムライスなのに…
煉瓦亭の元祖オムライスは玉子焼きでライスをくるむ一般的なオムライスとは全く別物
ライスと玉子をあらかじめ混ぜ合わせて焼くためライスが半熟のトロトロした玉子にコーティングされた状態で焼き上がる
そのため見た目がチャーハンのようになるのだ!
(愛之助)昔懐かしい味というかボリューミーな感じでトロッとしてて食べようと思えば毎日食べられますね。
ほかにはない大好きな味です。
今回は煉瓦亭のオムライスをご用意いたしました。
今日は料理長の大澤さんに作っていただきました。
(船越)こちらがいわゆる…。
オムライスというよりもライスオムレツとして初めは提供していました。
早速頂いてみましょうか。
(一同)いただきま〜す。
(華丸)何か玉子感がね…。
(大吉)スプーン入れたときにもう違いが…。
おいしい。
ちょっとリゾットのような感じですよね。
(紫吹)う〜ん何だこりゃ?「何だこりゃ?」。
(紫吹)見た目はチャーハンみたいなイメージなのかなと思ったんですが中がフワフワ。
最後のほうにちょっと醤油の香ばしさというか…。
おいしい。
おいしいです。
ありがとうございます。
(拍手)
ここでゲストの紫吹さんの伝説飯を聞いてみることに…
宝塚時代なんですけど箕面に「銀なべ」っていうお店がありましてある上級生に連れていってもらったんです。
私がまだ劇団に入って2年目とか3年目ぐらいでまだ男役が形成されてないときで。
「そんな女みたいな顔じゃまだまだだめだ」みたいな銀なべの鍋を頂きながらお説教をされた思い出があって食べるたびに「男にならなきゃ」と思って。
だから青春の思い出というかそれを食べながら男役を形成していったという…。
こちらが紫吹さん宝塚時代の青春の味銀なべの「牛肉どて鍋」
霜降り牛肉のコクが白味噌ベースのだしと絡み合う実に味わい深いお鍋です
続いては名だたる食通が愛ししかも私たちも…。
それではレジェンド召し上がれ。
どうも勝俣州和です。
年間80以上のグルメロケで全国各地のうまいものを食べ歩きグルメ本まで出版した芸能界のグルメキング!
そんな勝俣の伝説飯とは?
勝俣の地元は富士山のふもと静岡県御殿場市
この地に店を構え創業46年になる「山精肉店」は…。
(勝俣)月に1回は帰りますから。
おやじのお墓参り行って山精肉店行っておふくろの所に行くっていう。
おやじのお墓を洗ってるときも山精肉店の霜降り豚の味噌漬けで頭がいっぱいです。
こちらが山精肉店の看板商品…
(勝俣)豚とか牛を育てるときに餌が大切なわけじゃないんですよ。
(勝俣)静岡には富士山から湧いて出てくる何百年もかけてろ過したおいしいミネラルいっぱいの水があるんでその水を飲んで育ってる豚なんでまず…。
そんな豚肉を山精肉店独自の調合で出来た味噌で漬け込んだという。
焼き過ぎるとパサパサになりますから。
脂身の所を見てれば脂身がプリンとしてるときはおいしいです。
それを細く切ったキャベツの上にのせると肉から垂れた味噌がまたキャベツに染みわたるじゃないですか。
ちょっとしんなりさせてから炊きたてのご飯を持ってきて巻いて食べる。
太巻きぐらいな感じでね。
出た!淳俺だよ。
ネジネジストールでおなじみ中尾彬
芸能界屈指の食通で知られる大御所俳優が愛してやまないお店とは?
東京都荒川区
風情ある谷中銀座商店街のすぐ近くにある大正12年創業の佃煮専門店「中野屋」
こちらは名物女将の…
そのまんま。
(スタッフ)えっ大正13年生まれ?そう。
常に心に燃える趣味持たないと。
こんなパワフル女将が作る中野屋の佃煮
中でも中尾さんおすすめの逸品が…
鰻の佃煮です。
こちらが中尾さんの伝説飯…
(中尾)濃く煮込んであります生姜と一緒に。
サンショウの味もします。
2切れぐらいご飯にのせて…。
(中尾)お湯漬けのほうが煮込んだ汁がご飯にかかってちょうどいいあんばいになりますから。
淳も結婚したからこのくらいの味を家庭で味わってみてはどうかね?大人の味になるよ。
いつまでもチャラチャラしてるなお前。
はいどうも三遊亭圓楽でございます。
師匠が長年お取り寄せしているという伝説飯とは…
私のうちのすぐ近所にあります…。
昭和8年創業のパン屋さん「ナカヤ」
地元の方たちに愛される老舗で80種類以上ものパンを一日中休むことなく焼き続けている
中でも一番人気は創業当時の味を守り続ける…
(圓楽)持つと目方がある。
割ってみるとあんこがたくさん入ってるんですよ。
ふだんの圓楽師匠は?
(スタッフ)どのぐらいのペースでいらっしゃるんですか?砂糖は炭水化物。
脳のエネルギーなんです。
そこまで考えて差し入れをしてる芸人なんてのは私一人ですよ。
これからもナカヤのあんぱんを配っていきたいと思いますんで…。
紅白歌合戦で…。
・「祭りだ祭りだ祭りだ」・「豊年祭り」
「サブちゃん」の愛称で知られる…
サブちゃんの伝説飯とは?
訪れたのは東京日本橋
まばゆいばかりに輝く黄金の店内
実はこのお店…
ここにサブちゃんの伝説飯があるというのだが…
2013年の紅白といえば卒業宣言をして臨んだサブちゃんにとって最後のステージ
その大事な舞台裏で…
金箔入りの「紅白祝い鯛」というおしるこなんですけども。
割りますと金箔がパラパラと舞い降りる「ぱっきん箸」。
そちらと…。
絢爛豪華な日本演歌界の父の伝説飯がこのあとスタジオに登場!
というわけでお取り寄せ伝説飯を試食
霜降り豚の味噌漬けに…
おいしい!この味噌何とも言えない!ベッキー2枚目?まだあるって。
鰻の佃煮は中尾さんおすすめのお湯漬けにして頂きます!
ネジネジおじさんやっぱいいの知ってますね。
あんぱんは牛乳と一緒に食べるとうまさ倍増
うわっ泣きそう。
皆さんお待たせいたしました。
最後は演歌界の大御所北島三郎さんが紅白で差し入れした伝説飯。
実際に差し入れた同じセットを用意してみました。
北島さんの字で「感謝」と書かれていますけれども。
(華丸)紅白で歌った曲のタイトルを…。
わ〜すげえ!こちらの祝い鯛は季節限定品ですので今の時期は販売していないんですが特別にご用意していただきました。
それではこちらの紅白祝い鯛を割ると金箔が舞い降りるというぱっきん箸で頂きましょう
(大吉)うわ〜そういうこと!こうでいいんですか?
(歓声と拍手)
(大吉)こういうことですね。
(船越)すごい量だよ。
金がね。
金箔のおしるこ。
(船越)ものすごい上品な甘さでね。
(華丸)あっすごい。
「与作」が聞こえてきたね。
ここでさらにスタジオ出演者がお取り寄せするという伝説飯が登場
まずこちらのタルトどなたですか?はい私で〜す。
これ富ヶ谷にある「ナタ・デ・クリスチアノ」というポルトガルのお菓子のお店のエッグタルトなんですけどまあおいしい!もうこれ私の共演者さんみんな大好きでヤバくなるっていう意味で…。
「これ食べちゃうんだよ〜」って言って。
(船越)へぇ〜。
いただきます。
おっ!濃厚ですね。
クリームがこれすんごいおいしい。
入ってるね〜!中に。
外見と全然違うよね。
食べないと分からないんです。
生地が割とパイっぽい生地になっていて…。
箱見ただけで「やった〜!」って喜んでくれるぐらい。
おいしい!続いてはこちらなんですけども開けてみますね。
どなたかな?あれ?あらっ!
(大吉)何だこれは?
(船越)これは私ですね。
これはバウムクーヘンです。
桜新町の「ヴィヨン」さん。
その作品ごとにスタッフキャストの皆さん全員に持って帰っていただくんです。
ここチョコレートなんですよ実は。
そのチョコレートにそのドラマで演じたキャラクターをプリントしてスタッフのご家族たちに「ごめんなさいね」っていう…。
「時間拘束したのは私です」ってことね。
腹が立つだろうから僕でも食って気を紛らわせてくださいみたいな。
すごい配慮ですね!僕も自分で自分を切るのはあれなんでぜひお願いします。
紫吹さんにカットしてもらいますからね。
じゃあいきますよズバッて。
(華丸)男らしくいってください。
すばらしい!
(紫吹)真っ二つに。
ごめんなさい。
あっ!しっとりしてて。
砂糖がまた…。
(船越)いい感じでしょ?水なしでもいける「水なしバウム」っていう呼び方もあるぐらいでもう10年以上ですかね皆さんにこうやって召し上がって…。
今回スタジオでご紹介したこれらの伝説飯はすべてお取り寄せ可能
続いては名だたる著名人のエピソードにあふれた…。
それではレジェンド召し上がれ。
古くから栄え日本の食の中心地として料理文化が発達した食の都
そんな京都で今回伝説飯を求め歩くのは…
(伊吹)この辺りもね僕は…。
この通りとかね。
「水戸黄門」の格さん役でおなじみベテラン俳優伊吹吾郎と京都大学出身の知性派芸人ロザン宇治原
まず2人が向かったのは京都のランドマーク二条城界わい
今日はね有名な映画監督…。
その専門店ここですよ!ほらほらほら!いかにも京都という風情を醸し出す建物造りじゃないか。
言葉がないよこれ。
(宇治原)上品。
今日はね有名な映画監督…。
その専門店ここですよ!ほらほらほら!いかにも京都という風情を醸し出す建物造りじゃないか。
よく行くよここ。
(伊吹)失礼します!伊吹です。
宇治原です。
(伊吹)ご主人は何代目になるんですか?
(宇治原)何年ですか?
(伊吹)これはその当時のものと思ってよろしいんですか?
(店主)全部そのままです。
ここはねこちらにお鍋が上がるんですけど仲居さんが運ぶのに待ってるんですよこうして。
ここに並ぶからつい手がいくんです。
(宇治原)もたれただけでこんなんなったんですか?!
長い歴史の中でお店を訪れた客もまた伝説級の人物ばかり
日本を代表する小説家志賀直哉が書いた名作「暗夜行路」の中にはなんと店の階段に関する一節が…
その階段は今も当時のまま残されています
(宇治原)これも雰囲気あるな!
(店主)うちはガスじゃなくてコークスという…。
ガスではあきません。
大体1,600℃以上といわれてます。
コークスとは通常金属などを加工するときに使用する強力な燃料
こちらのすっぽん鍋は超高温で一気に炊き上げることですっぽんのうまみを最大限に引き出しています
うわっすごい。
グツグツ感すごいですね。
こちらが330年変わらない伝説飯すっぽん鍋
具材はすっぽんの身だけというシンプルを極めた逸品
まずは自慢のスープから頂きます
(宇治原)これ何ですかね?ちょっと…。
これですか?筋肉質な所。
(宇治原)プルップルですねこれ。
確かにえらい黙々と食べはんなとは思いましたけど。
(伊吹)特有の舌に残るのがない。
(店主)養殖場で自然の状態でなおかつプールをきれいにしてるので臭みがないんですよね。
映画「七人の侍」を撮り終えた頃からの常連だったという黒澤明
その素顔は…
仲居さんが行きますよね。
そうしたら鍋を見て「重たいでしょ腰大丈夫?」とかすごい気遣いをされる方で夢がもう世界規模なんですごい話が豪快やと。
あの体だからさ相当量も食べたはずだと思うね。
そしてこちらが締めの雑炊
具は玉子とお餅という珍しい組み合わせ
これも330年前から変わらない味です
(伊吹)これ普通のご飯より硬めにしてあるわけですか?
(店主)はい。
しみこんでますね〜。
(店主)ご飯にお餅って「えっ?」と思うんですけどいっぺん食べるとクセになるんですよね。
結構有名な俳優さんとかも?はい。
何人か呼びに来られたことが…。
歴史が育んだ伝説飯です
続いては京都のメインストリートを抜けて有名な八坂神社方面へ
次なる所はね…。
訪れたのは京都でも指折りの名店「浜作」
(伊吹)失礼します!伊吹吾郎と申します。
(森川)主人でございます。
(宇治原)カウンターがすごいですね。
(森川)これ250年ぐらいのヒノキでございます。
(伊吹)これ一枚板ですか?
(森川)はい。
京都で3代続く日本料理浜作
実は90年前に…
中でも日本を代表する文豪川端康成は深くこの店の味を愛した一人
浜作の大ファンだったという川端康成
その証しに…
そんな各界のVIPの舌をうならせてきた伝説飯がこちら
季節ごとに変わる京都の食材をふんだんに使った贅沢な料理を確かな技術に裏打ちされた美しい盛りつけとともにコースで楽しむことができます
今回頂くのは川端康成も好んで食べたという…
一言で言うとやっぱ…。
だから僕らが食べてるやつの…。
伊吹さんはええの食べてはるでしょう?
(伊吹)これまたひと味もふた味も違うのよ。
(森川)かぶらが旬やから味付けたんほんまに…。
それだけですか?それだけです。
「日本料理は95%が素材」と言うご主人
よけいな手は一切加えずただシンプルに日本の味古都の味を守り続け伝説をつないでいます
続いては京都の中心地から移動して伊吹さんと深い関わりがあるという場所へ…
次なる所はね私が…。
(伊吹)そのときにスタッフ一同そして制作会社これらがみんなこぞって…。
この「羅生門」という…。
この般若がね。
こちらのママさんが般若に似てるということではないんだけど…。
大丈夫ですか?大丈夫!行きましょう。
(伊吹)失礼します!ほらっねっ。
今般若の説明あったね。
あのママさんがこちらだね。
般若のママさんね。
(宇治原)全然般若じゃない。
井口君が焼いてくれるステーキがまた抜群!とにかく座ろうよ。
こちらで頂けるのは…
肉質を吟味し厳選されたこだわりの黒毛和牛をニンニクと一緒にシンプルに焼き上げた味わい深い逸品
歴代の水戸黄門をはじめ助さん格さんも食べたステーキ
そのお味は?
(宇治原)ガッツリいきましたね。
う〜ん!やわらか!焼き加減も抜群ですね。
(伊吹)このやわらかさといいかじると甘さがジワッと出る。
ここはどういう方と一緒に来られてるんですか?ご一緒に来られてるわけですね?そうそう。
じゃあ助さん格さんでここに座ってるってことですね。
あいつはね飲むんだ。
伊吹さんもかなり飲むでしょ?俺の比じゃない。
彼はすごい。
撮影で疲れた体にパワーをよみがえらせた絶品ステーキは国民的人気時代劇の陰の立て役者
ここのママさんがね「私のために」と言ってね一番いい所を頼むところね。
俺に食べさせたいっていうその気持ちがこの中に込められてるんですよ。
ハハハハハ!
これもまた伝説飯
今回はですね黒澤明監督も愛した伝説飯「大市」のすっぽん鍋をご用意いたしました。
(船越)まさか大市のすっぽんが出てくるとはね。
これはすごいですよ。
あ〜おいしい。
あ〜深いな〜。
サラッとしてるんだけど何かね。
深いですね。
しっかりとうまみが口じゅうに広がって消えないですね濃厚だから。
これお鍋1,600℃のコークスで炊き上げる…。
詳しいですね。
あの2人より詳しいじゃないですか。
(華丸)大吉先生前すっぽん屋でね…。
次の日東京のホテルで朝起きたら…。
「何だ?この真っ赤な?!」って。
2時間あれば解決する。
ここで船越さんに京都の伝説飯を聞いてみることに
嵯峨野のほうに湯豆腐の「嵯峨野」というお店があるんですよ。
ここの湯豆腐はほんとにおいしいですね。
湯豆腐ってそんな味の違いが出るもんですか?出ます。
全然違う。
フワッと口の中で溶けたと同時に香りがうわ〜っと広がって鼻腔をかすめて…芳じゅんな!ほんとに芳じゅんなお豆の匂いがしてね。
そのお店はほんとに日本庭園もすばらしくて四季折々お庭を眺めながら頂けるんでね。
大人になったらこういう所で食事ができる人になりたいって。
それは一つのモチベーションでしたよ。
ある程度自分に自信がつくまでは行かないって決めてましたから。
「自分で仕事できるようになった」というときに行かれたんですか?そろそろおじゃましてもいいかなって…。
簡単に近寄れない場所ってことですね。
励みになるお店っていいですよね。
湯豆腐でそんな感動するお店は行ってみたいですけどね。
続いては…。
それではレジェンド召し上がれ。
昨年惜しまれつつこの世を去った名優高倉健
その知られざる伝説飯とは…
札幌から車でおよそ1時間の所にある北海道安平町
自然豊かなこの町にひっそりとたたずむ一軒のお店
「レストランみやもと」
自慢はこの地で生まれた牛乳を使った自家製チーズ
中でも健さんが愛したという伝説飯がこのカマンベールチーズだ
日本人の好みに合わせて作られたこのチーズは表面はすっきりとした味わいながら中身は驚くほどトロットロ
健さんは撮影でこの地を訪れた際に偶然食べたこの味が忘れられずその後…
よっぽどだ!
しかし取り寄せを始めて2年がたった頃健さんから一通の手紙が…
中を見てびっくりしたんですけども「突然お便りさせていただきます」という出だしで…。
その内容はお礼ではなくむしろ厳しい指摘だった
うちのカマンベールチーズは缶に入れてて食べ頃をキープできるようにしてたんですがいろんな事情がありましてケースをプラスチックに変えたんですね。
そのときに熱処理する機械も変わってなかなか初めは前と同じ味が出なかったんですね。
その変化にいち早く気付いた健さんからの素直な感想だった
すご〜い。
伝えてくださったことその優しさ健さんの思いがそのお手紙からとても伝わってきて…。
その後も健さんは10年以上にわたって毎月取り寄せをし気付いたことがあれば手紙をくれた
「時に厳しく時に励ましチーズ作りの励みになった」と宮本さんは言う
本音のお付き合いっていうかそれをさせていただいてるということがすごく励みでしたね。
そんな健さんから送られた一文
何事にもまっすぐに向き合う男から贈られた最高の言葉だった
これはレジェンドですね。
「太陽にほえろ!」や「西部警察」などで活躍した…
彼が足繁く通った店がある
日本ヨット発祥の地として知られる神奈川県葉山町にある中国料理店…
旅館が前身の由緒ある中国料理店で葉山の海の幸を存分に味わうことができる
こちらによくお掛けになって…。
右側のほうによく掛けられてました。
裕次郎がよく座っていたという席からは相模湾と江ノ島そして晴れた日には富士山が一望できる
裕次郎はここで海を眺めながらヨットの話をよくしていたという
多忙なスケジュールの中時間を見つけて…
裕次郎と先代オーナーの山本淳正さんは学生時代からの付き合い
同じ高校大学に進み青春時代を共に過ごした唯一無二の親友なんだとか
さらに淳正さんは裕次郎の兄石原慎太郎とも親交が深かったそうで…
石原慎太郎の…
小説の中でスポーツ好きで異性交遊の熱心な人物として描かれた主人公のモデルが淳正さんだったのだ
そんな石原兄弟と深い縁で結ばれた「海狼」
月に一度は必ず店を訪れたという裕次郎が特に好んで食べていたのが…
うまみを詰め込んだ至福の逸品
裕次郎の伝説飯はスターになっても変わらない友情の味でした
「悪名」や「座頭市」といった作品で日本映画史にさん然と輝く映画スター勝新こと…
豪快な男と知られる勝新の伝説飯とは?
訪れたのは…
店での勝新は?
大の酒好きで知られる勝新だが料理の味に集中したかったのか意外にも「たん右衛門」ではほとんど飲むことはなかったという
大将には勝新との忘れられない思い出がある
その年最後の営業日
夜も更けそろそろ店を閉めようとしたそのとき…
大将は耳を疑った
というのも当時勝新は癌に侵され入院生活を送っていたのだ
うちのメインである牛タンとサガリっていうお肉それとテール雑炊ですかねこの3つが大好きでしたので。
でお出しして…。
ひょっとしたらこれがお会いするの最後になるのかなと思ってましたですね。
それからおよそ半年後希代の個性派俳優勝新太郎は65歳の若さでこの世を去った
豪傑俳優の最後のわがままは病院を抜け出して牛タンを食べたことだったのかもしれない
希代の豪傑俳優が最後まで愛した…
・「愛燦々とこの身に降って」
激動の昭和を心にしみる歌声で励ました…
訪れたのはJR恵比寿駅の近くにある昭和27年創業の老舗洋食店…
店に入るとすぐに目につく何やら大きな掛け時計
実はこれひばりから贈られたもの
なぜか…
そのためこちらでは時計に合わせるように12時5分から営業を行っている
この店に残るひばりとの思い出は?
(店主)カウンター越しに握手してそれから帰る。
先代夫婦を「パパママ」と呼んで大変慕っていたひばり
世界三大スープの一つロシアの伝統料理…
先代の主人が戦前…
開業以来およそ60年つぎ足し作りその味を守り続けてきた
うまみの凝縮したコクのあるブイヨンスープがとろける山形牛とホクホクジャガイモに絡み合う
ひばりは地方公演が終わると必ずその足で「ボン」を訪れたという
しかし…
1987年4月公演先の福岡市で体調不良を訴えたひばりはそのまま市内の病院に緊急入院
それから3か月半にわたって療養に専念することになった
先代夫婦もひばりの容体を心配していたところ遠く離れた福岡の地から…
ひばりにとってボンの味は片ときも忘れることのできないものだったのか…
さあ今回は高倉健さんの伝説飯カマンベールチーズをご用意いたしました。
(一同)いただきます。
13年間…。
よっぽどお好きですね。
これはおいしい。
おいしいですね。
ずっとかんでいたい。
(船越)余韻がものすごい。
口の中で全部溶け終わったあとブワーッと余韻がいつまでも続く感じがする。
いやだめだめ。
そこの部分まねしちゃだめですよ。
(華丸)いやいや健さんがそうさせてるんです。
船越さんはVTRの中によく知ってるお店が…。
大体知ってましたね。
美空ひばりさんがお通いになった「キッチン・ボン」さんはほんとにおいしいんですよ。
キッチン・ボンのこんなカレーを作ってみたいって思う情熱を持った方たちがずっとお通いになってたんです。
なんとその方たちは大塚食品の方たちだったんです。
そしてあの伝説のカレーが生まれるわけです。
「ボンカレー」のボンはあそこのお店のボン?…といわれているんですよ。
すご〜い!
(歓声)
プロ野球史にさん然と輝く偉業を成し遂げた王さんにも暗黒の時代がありました
苦悩の日々
そんな中王さんを癒してくれたのがヤフオク!ドーム近くにある居酒屋…
一見常連さんでにぎわう庶民的な居酒屋のようにも見えますが確かにこのお店に…
それはお店の定番メニューもつ鍋
見た目は普通のもつ鍋のようですが…
その隠し味がりんご
昆布だしと合わせて3時間煮込みスープが完成
醤油や味噌味の一般的なもつ鍋と比べてあっさりとし野菜の甘みが丸ごと感じられるもつ鍋です
世界のホームラン王の伝説飯はつらい日々を支えた…
東京都豊島区JR大塚駅のすぐ近くにある焼肉店…
ガッツさんが「山水園」と出会ったのはおよそ半世紀前
世界チャンピオンを目指し栃木から上京してきた頃にさかのぼります
(ガッツ)ジムが大塚にあったんで山手線の駅に行くまでまあ徒歩ですよね。
すると…。
その香りにつられて「どこかな?どこかな?」ってね。
着いたのが山水園だったな。
その後プロデビューを果たしたガッツさんは念願の…
気品ある…気品を持って食べてたらしい。
以来厳しいトレーニングに励んでは山水園に通い…
ガッツさんの血と肉を作った山水園の焼肉
まさに伝説飯です!
伝説飯
それは人の生き様を映し出す鏡
人の数だけ伝説飯があります
思いの数だけ伝説飯があります
偉大なるレジェンドたちが愛した食の数々は彼らの記憶とともにいつまでも色あせることなく私たちの心に残り続けます
だから共に味わいましょう
彼らと同じ時代を生きたことに感謝して…
2015/03/08(日) 16:05〜17:20
関西テレビ1
伝説飯5[字]【各界レジェンドが愛したグルメと知られざるエピソード!】
伝説飯とは「古今東西語り継がれる最強グルメ」。第5弾の今回は昭和のスターや世界的アスリートなど、各界のレジェンドが愛したグルメを驚き・感動の秘話を交えて紹介!
詳細情報
番組内容
「伝説飯(レジェめし)」とは「古今東西語り継がれる最強グルメ」。著名人が愛したグルメや歴史上の偉人たちが食したグルメ、涙なしには語れない感動が詰まったグルメなど、まさに伝説の名に相応しい品々です。これまで4度放送した「伝説飯」の第5弾!今回は昭和のスターや世界的アスリートなど、各界のレジェンドが愛した食の数々を驚き・感動の秘話と共にお届けします。
番組内容2
昨年惜しまれつつもこの世を去った名優・高倉健の優しさが育んだ「チーズ」に、演歌界の大御所・北島三郎が最後の紅白で全出演者に贈った豪華絢爛な一品とは?歌舞伎界のプリンス、“ラブリン”こと片岡愛之助が足繁く通う銀座・老舗洋食店の「オムライス」、日本プロ野球史に燦然とその名を輝かす王貞治(現福岡ソフトバンクホークス会長)が心癒した「もつ鍋」などなど、絶品グルメを知られざるエピソード満載でご紹介します。
番組内容3
この他、中尾彬・勝俣州和といった芸能界屈指の食通たちが自信をもっておススメする「お取り寄せ伝説飯」に、共演者大絶賛!番組MCベッキーの鉄板差し入れ「危険○○」とは!?更に古都・京都で世界的映画監督や昭和の文豪、あの国民的時代劇の出演者たちが愛して止まなかったグルメの数々も登場!全てのお品書きを驚きと感動と一緒に、心行くまで味わって頂きます。
さあ、“レジェンド”召し上がれ!
出演者
【番組MC】
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
ベッキー
【スタジオ出演者】
船越英一郎
博多華丸・大吉
紫吹淳
【ロケ出演者】
伊吹吾郎
宇治原史規(ロザン)
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – 料理バラエティ
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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