震災からまもなく４年、各地で鎮魂の祈りです。
黒田投手が初登板。
貫禄を見せつけました。
こんばんは。
３月８日のスーパーニュースウィークエンドです。
東日本大震災が発生してから、まもなく４年です。
岩手県で最も被害が大きかった陸前高田市では、追悼式が開かれました。
黙とう。
陸前高田市では、県外に避難している遺族も参加できるよう、日曜日に追悼式を開いています。
いとしい人を思い、過ぎ行く時間の重さを感じた４年でした。
式辞で、鳥羽太市長は、市民の皆さんが復興を実感できるよう、さまざまな事業にチャレンジする年にしたいとあいさつしました。
式にはおよそ８００人が参列し、花を供えて手を合わせていました。
亡くなった人に会いたいですね。
それだけですね。
陸前高田市では１６０１人が犠牲になり、いまだ２０７人が行方不明のままです。
また６３人が犠牲となった福島県いわき市の久之浜地区では、追悼花供養が行われました。
全国からおよそ７０００本の花が寄せられ、訪れた人たちは、花を手向けて犠牲者の冥福を祈りました。
１年に１回のことだから、ここに来て、お参りはさせてもらうことにしています。
やっぱり思い出すね。
たてばたてなりに、寂しさは増しますね。
きょうは各地で追悼行事が行われ、鎮魂の祈りがささげられました。
こうした中、宮城県女川町では、今月２１日、待望の駅が復活します。
ＪＲ石巻線の全線開通に向けた準備に取り組む男性を追いました。
ここの真ん中は抜けるんで。
そうですよね、ここだけ。
美しい海が一望できる場所に新しく建てられた女川駅。
その内覧会が５日、行われました。
駅舎の２階部分に新設されるのは、地域住民の憩いの場となる温泉施設。
そして女川駅発の列車の試乗体験も行われました。
この列車を見守る男性、中谷将さん。
女川町役場の臨時職員です。
大学院を卒業後、青年海外協力隊の一員として、地域支援の仕事をしていた中谷さんは、２０１３年に帰国後、復興庁が被災地派遣する、２年間の任期付き職員に応募し、それまで縁のなかった女川の町に派遣されてきたのです。
かなり最初は手探り状態ではあったんですけど、来てすぐに、ＪＲさんとの調整を任された部分もあって、そこに対して自分の中ではある程度、頑張って、復興とか、周りのスピードにうまくついていけるように。
港町の女川は、津波被害で町は壊滅状態に。
およそ１万人いた人口は７０００人に減少し、その数は今も減り続けています。
４年たった今も、新しい駅の周りは、まだ何もありません。
津波対策として、７メートルのかさ上げ工事をしなければならなかったからです。
とにかく人手が足りないっていうのは、もう明らかな事実で、通常５年かかるところを、例えば３年なり１年でやろうとしている。
１人の人で何役もこなしているっていうのが、実際の今の、たぶん地元の人の状況なので。
中谷君も含めて、そういう頑張ってくれる人が一人でも多くいることによって、復興のスピードが変わってくる。
駅前、めっちゃ出来てるよ、ほんまに。
開通式典を任されている中谷さん。
この日は、地元の水産業や商店などの人たちと、駅で打ち合わせです。
自分たちの町は自分たちで作っていくんだみたいな、そういう気概というか、そういうところは非常に感じるところがあって。
実は中谷さんの任期はことしの３月まで。
最後の仕事となる式典の成功に向け、打ち合わせを重ねています。
復興への足がかりとなる女川駅の復活を前に中谷さんは。
多くの人の目に見てもらう。
いいところも感じてもらいたいし、まだまだだなっていうところも感じてもらいたいし。
実際に見てもらう機会を作ることが、たぶんお互いに必要なことかなと思いますね。
取材の中で、震災前にはあって当たり前だった駅が、戻ってくるのがうれしい。
復興の第一歩になるだろうという声もありました。
今月中には、高台から駅に向かう町内バスも走り、秋には、駅前商店街が出来る予定です。
ロシアでプーチン政権に批判的なことで知られた野党指導者が殺害された事件で、捜査当局は、実行犯と見られるチェチェン共和国の軍人ら２人に加え、新たに２人を拘束しました。
さらに犯行を指示した者がいると見て、捜査を進めています。
首都モスクワで、野党指導者のボリス・ネムツォフ氏が殺害された事件で、ロシア連邦保安局は、７日までに実行犯と見られる南部チェチェン共和国の軍人、ザウル・ダダエフ容疑者と、いとこの男を拘束しましたが、さらにダダエフ容疑者の逃走を手助けしたと見られる男ら２人を新たに拘束しました。
またインタファクス通信は、事件に関与したと見られる別の１人が、手りゅう弾を使い自殺したと伝えています。
殺害されたネムツォフ氏は、ロシア軍がウクライナ東部に介入した証拠を公表する予定だったとされており、捜査当局は犯行を指示した者がいると見て、詳しい背後関係などについて調べています。
結党６０年を迎えた自民党は、きょう、党大会を東京都内のホテルで開き、来月の統一地方選挙での勝利を目指す方針を確認するとともに、憲法改正を推進すると明記した運動方針を採択しました。
党大会で安倍総理は、これまでのアベノミクスの成果を強調したうえで、今後も安全保障法制の整備などの課題をきぜんとやり遂げていくとの決意を表明しました。
立党６０年を迎えた私たち、自由民主党の誇りは、常に強い責任感を持ち、やるべきことはきぜんとやり遂げていったことであります。
これからもそうです。
安倍総理は、日本人の命と平和の暮らしを守る大きな責任があると安全保障法制への強い意欲を示す一方、来月の統一地方選挙について、勝ち抜いて日本の夜明けを確かなものにしていこうと呼びかけました。
また党大会では、国民各層の幅広い理解を得つつ、憲法改正を推進するとした運動方針が採択されました戦後７０年、そして結党６０年の節目のことし、安倍総理は、悲願の憲法改正に向けた取り組みを本格化させたい考えです。
続いて、新たな発電システムが実現するかもしれません。
ＪＡＸＡ・宇宙航空研究開発機構は、宇宙で発電した電力を地上に送電する研究を進めています。
まず宇宙空間で太陽光パネルを用いて発電し、その電力を、電子レンジで使われるマイクロ波などに変換して地上に送電します。
そしてそのマイクロ波を地上の施設で受け、電力に再変換して、エネルギー源として使う構想です。
ＪＡＸＡはきょう、地上での実証実験を行いました。
ＪＡＸＡなどが兵庫県で行ったのは、電気を無線で送る技術の確立を目指した実証実験です１．８キロワットのマイクロ波を送電器から発射し、５５メートル先にあるアンテナで受け止めて、直流電力に変換します。
こうした仕組みで、３００ワット以上の電気を取り出すことができ、今回の実験は成功だったといいます。
安全な技術として、社会で使っていただけるように、もっともっと研究開発を進めていかないといけないと。
この技術が確立されれば、地上から宇宙を移動する物体への送電にも応用できるということです。
中国の王毅外相は、きょう会見し、歴史という重荷を背負い続けるか、最終的に日本自身が選ぶものだと述べ、安倍政権の歴史認識を強くけん制しました。
北京で開かれている、全人代・全国人民代表大会に合わせ会見した王毅外相はこのように述べ、安倍政権の歴史認識を強くけん制しました。
さらに王毅外相は、歴史認識問題が日中関係を困らせていると指摘したうえで、７０年前、日本は戦争に敗れた。
７０年後、再び良識を失ってはいけないなどと強調しました。
また中国が、抗日戦争勝利７０周年を記念して、ことし開催する軍事パレードに、安倍総理を招待するかと問われた王毅外相は、すべての関係する国家の指導者と国際機関を招待する。
誠意さえあれば、誰でも歓迎すると述べ、招待の可能性を排除しませんでした。
大阪市都島区のマンションで、部屋から植物片が出てきたと通報を受けて訪ねてきた警察官の目の前で、１８歳の少年が１３階から飛び降り、死亡しました。
きのう午後９時半ごろ、大阪市都島区のマンションの１３階に住む少年の部屋から葉っぱが出てきたので見に来てほしいと、姉から通報がありました。
母親が警察官に、部屋にあった植物片を渡したところ、少年が玄関に出てきました。
続いてはスポーツ、永島さんです。
こんばんは。
プロ野球・広島カープへ８年ぶりに帰ってきた黒田博樹投手。
地元、広島のファンの前で、オープン戦の初登板です。
帰ってきた背番号１５。
２７１９日ぶりの本拠地のマウンドで、先発の黒田は堂々のピッチングを披露します。
メジャー仕込みのバットの芯を外す投球で、３回まで一人もランナーを出さない完璧な出来。
そして４回には、ファーストへのベースカバーでこんな軽快なプレーも。
４０歳という年齢を全く感じさせません。
結局、黒田は４回３分の１を投げ、打者１３人をノーヒットに抑え込むパーフェクトピッチング。
この日を待ち望み、熱い声援を送ったファンも、大満足の復帰登板となりました。
久しぶりに、広島に帰ってきて、そしてたくさんの声援をしてもらって、マウンドに上がって、本当に気持ちよくピッチングができたと思います。
永島さん、黒田投手、本当にすばらしいピッチングだったんですって？
そうですね。
奪った三振は３つですけれども、打たせて取るピッチングはメジャーでも日本でも同じでしたですね。
そして黒田投手がマウンドを降りるとき、スタンディングオベーションが出ましたけれども、ファンの気持ちが伝わりますよね。
本当に広島に恩返ししたいっていう、それが始まってますよね。
そうですね、プロ野球界にとっても大きなことですよね。
一方、メジャーリーグでは、ダルビッシュ有投手に緊急事態です。
右ひじのじん帯に部分断裂が見つかり、手術となれば、今シーズンの登板は絶望的です。
現地３日のオープン戦で、右腕の張りを訴え、降板したダルビッシュ。
その後、ＭＲＩの精密検査の結果、右ひじ内側側副じん帯に部分断裂が見つかりました。
レンジャーズの広報は修復手術の可能性があると発表し、もし手術を受ければ、今シーズンの登板は絶望的となります。
ダルビッシュは、もし今シーズン、登板できないことになったら残念だが、最終決断をする前に、セカンドオピニオンを含め、あらゆる可能性を検討するとコメント。
メジャー４年目、投手生命を懸けた大きな決断となりそうです。
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で宇野昌磨選手が優勝、ジュニアのグランプリファイナルに続き２冠達成です。
本当にひやひやした世界ジュニアでした。
ジュニア世代をリードする宇野のフリーは、冷や汗がにじむ演技となりました。
緊張したまま挑んだ冒頭の４回転ジャンプ。
４回転は無理かなと思って、挑んで、やっぱり無理で。
トリプルぐらいは回ったかなと思ったんで。
４回転は、ダウングレードで３回転になってしまいますが、後半は持ち直します。
フリーは２位でしたが、ショートプログラムの貯金で初優勝。
日本男子としては５人目の世界ジュニア制覇です。
完璧で終わるのではなく、課題も残りましたけど、でも、その中でいい結果が残せたっていうのは、ポジティブに考えていきたいなと思っています。
以上、スポーツでした。
抗議のデモが行われました。
アメリカ・ウィスコンシン州で６日、騒ぎが起きているとの通報を受け、駆けつけた４５歳の白人警官が、黒人青年ともみ合いの末、発砲し、青年は死亡しました。
警察は正当防衛を主張していますが、青年は武器を所持しておらず、地元住民らが抗議デモを行いました。
昨夜遅く、千葉県木更津市で、住宅など４棟が全焼する火事があり、火元の住宅に住む、畑野佐助さんと見られる男性と、隣接するグループホームの入所者の女性１人が死亡しました。
警察は、畑野さんの家の台所付近から出火した可能性があると見て、調べています。
和歌山県那智勝浦町では、ハクモクレンの花が咲き、暖かい春の風に揺れています。
このハクモクレンの木は、高さが１０メートル以上あり、樹齢は１００年以上と伝えられています。
花は今月半ばころまで見頃だということです。
きょう未明、奈良市の名阪国道で追突事故の現場を抜けようとした車にトラックが追突し、助手席に乗っていた男性が死亡しました。
午前３時１０分ころ、奈良市小倉町の名阪国道で３台の大型トラックが追突事故を起こしました。
その直後、後続の大型トラックが３台の間を速度を落として走り抜けようとしたところ、さらに別の大型トラックが追突しました。
この事故で追突したトラックの助手席に乗っていた松本翔平さん
（３２）が死亡し、運転していた山口良さん
（３８）も左足を骨折した疑いがあるということです。
現場は大阪方面に向かう小倉インターチェンジの合流付近で、事故が起きた当時、現場周辺には霧がかかっていたとの情報もあり、警察が詳しい状況を調べています。
大阪府豊中市の３０代の夫婦が３人の子供に万引きをさせたとして逮捕されていたことが分かりました。
窃盗の疑いで逮捕された豊中市の防水工の男
（３６）と無職の女
（３３）の夫婦は去年１０月、吹田市の釣具店で小中学生の子ども３人に万引きをさせた疑いがもたれています。
子どもたちは釣具セット３点およそ１万７０００円相当を盗んだということです。
子どもたちが警察の調べに対して「親に言われてやった」などと話し、警察は防犯カメラの映像と親子の携帯電話のメールのやり取りから万引きは２人の指示だったと判断したということです。
警察は長男
（１４）を家庭裁判所に送致し、次男
（１２）と長女
（９）は子ども家庭センターに通告しました。
２人は「子どもが勝手にやった」と容疑を否認しています。
警察のスピード違反の取り締まりを妨害する電波を出す装置を作って販売したなどとして５１歳の男が逮捕されました。
電波法違反幇助の疑いで逮捕されたのは、千葉県銚子市の配送業・竹内正徳容疑者
（５１）です。
竹内容疑者は、警察のレーダーと同じ電波を出してスピード違反の取り締まりを妨害する装置を作り、インターネットを使って１台およそ１万３千円で兵庫県川西市と名古屋市の男２人に販売したなどの疑いが持たれています。
スピード違反の取り締まりを妨害する装置の製造や販売が検挙されるのは全国で初めてで、警察は購入した男２人も書類送検する方針です。
竹内容疑者は、調べに対して「車に取り付けて使わないように注意書きをしていた。
買った人がどんな使い方をしていたかは分からなかった」と容疑を否認しています。
強い電気ショックで心臓の状態を正常に戻すＡＥＤ＝自動対外式除細動器が市民にも扱えるようになって１０年がたち、今後の課題についてのセミナーが開かれました。
セミナーにはおよそ１５０人が参加し、ＡＥＤについての専門家の講演に耳を傾けました。
心停止で倒れた人に対し、救命措置をとれる「ＡＥＤ」。
駅など様々な場所に設置されています。
一般市民の使用が認められて１０年が経ちますが実際に使われることは少なく、おととしのＡＥＤ使用率はわずか３．６％です。
初めての人でも使いやすいＡＥＤですが、日ごろの訓練も重要だということです。
「天空の城」として知られる兵庫県朝来市の竹田城跡にちなんだラッピング列車が、内装を一新しておひろめされました。
ＪＲ豊岡駅に姿を現したのはラッピング列車、「天空の城竹田城跡号」。
神秘的な風景で人気の竹田城跡には１年で６０万人近い観光客が訪れます。
あまりの人気ぶりに、今シーズンからは城跡の保護や事故防止のため冬の間は入城禁止になっています。
待望の山開きを前に列車の内装が一新され、窓向きの座席からは車窓の景色を楽しむことができます。
列車は今月２０日から１２月１０日まで、ＪＲ播但線和田山駅と寺前駅の間を毎日１往復、走るということです。
2015/03/08(日) 17:30〜18:00
関西テレビ１
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