(助左衛門)
江戸末期長い鎖国が終わると外国人がやって来た。
すると目ざとい商人たちは商機到来とばかりあの手この手のビジネスを始めたのじゃ。
それから150年。
日本は今かつてない外国人でにぎわっておる
関西空港を利用する人は去年より4割も増えたそうな。
再び巡ってきたビジネスチャンス!新たな手法を使った商売が展開されているとか…
という事で今回は日本を訪れる外国人相手に業績アップを遂げている関西の会社を大特集!外国人観光客のツアーを手配する会社。
5年間で売り上げを20倍近くに伸ばした秘策とは?京都の茶畑に外国人がいっぱい!日本茶の販路を広げた立て役者とは一体誰?機内食で2年連続世界一に輝く会社。
高級レストラン顔負けのサービスの秘密とは?今日は関西スピリットで外国人の心をぐっとつかむ会社。
その秘策に迫ります!「ルソンの壺2月号」です。
あの…名越さんあまりイメージないんですけど外国語…英語とかは?苦手やのよ。
そうなんですか?もうね英語ができたら僕は今頃大学の先生になってます。
もう英語が本当苦手やったの。
その辺りも今回の壺ナビゲーターの方に教えて頂きたいと思います。
今回ね初登場の方です。
ルー大柴さんです。
どうもグッドモーニング。
おはようございます。
あなたのルー大柴でございますね。
レジェンドですよレジェンド。
僕の世代においては特にね。
いやいや我々もそうですよ。
ちょっとてれちゃうな。
そのルーさんが今回取材に行って下さったんですよね。
さて今回のテーマはこちらでございます。
これどういう意味か分かります?外国の方と日本人っていうのは非常にディファレントっていうか違うじゃないですか。
好みも違うでしょ?だから手厚いサービスやホスピタリティーを駆使して業績を上げている。
そんなカンパニーを今回取材してきました。
今私は大阪の堂島にやって参りましたけれどもまあ結構ねハイつまり高いビルディングがいっぱいありますよね。
やって来たのは一等地にあるオフィスビル。
社内には机がビッシリ!およそ50人の若い社員が働いています。
えっ!?はじめまして。
待って下さいよ。
はじめまして。
ちょっとこの…カメラさんこのヘアスタイルなんとかならないんでしょうか。
今日メークさんは来てらっしゃらないんですね。
ちょっと余計な事しゃべらないでいいですよ。
今旅行業界で注目を集める若き企業家です。
それでは社長御社のツボを教えて頂きたいと思います。
これは私のジョブつまり仕事にも何かこう…似たようなところがありますね。
はい。
会社の設立は2007年IT企業としてスタートし2010年訪日観光に特化した旅行業に参入しました。
扱っているのは主に東南アジア。
現地の旅行会社から日本へのツアーを受注し入国から出国まで宿泊や移動食事など旅行中の全てに関わる手配を行っています。
旅行業を始めて5年。
急成長を遂げなんと今期は売り上げ20億円に迫る見込みです。
この会社は創業以来検索エンジンで上位に来るための技術を磨いてきました。
それはこの会社のホームページにも生かされています。
英語で現地手配の会社を意味する「Landoperator」で検索すると…。
常にトップに表示されるのがこの会社のホームページです。
海外の旅行会社から年間500件を超える問い合わせがあるといいます。
チエンさん。
更に営業部隊には5か国8人の外国人社員を登用。
現地に出向き綿密な交渉を行いその結果提携する旅行業者はアジア13か国で1,400社に広がりました。
もちろん旅の中身も重要です。
そのためこの会社では国ごとに営業チームを編成。
細かく好みを分析しています。
日本のかにっていうのがすごく有名でして…。
なんとタイの観光客は富士山が見える場所でかにの食べ放題がないと満足しないというのです。
トゥギャザーになってるんです。
なるほどね。
ほかにも国民のほとんどがクリスチャンというフィリピン人観光客の場合にはホテル近くの教会をあらかじめリサーチしたり…。
ベトナム人観光客はざるそばなどの冷たい食事はNG。
温かい和食を提供して楽しんでもらうといいます。
こうした国ごとの細かい情報は社内のデータベースで共有。
よりよい旅を提供するためのノウハウを蓄積しています。
世界中にファンを作るというそのツアーに同行しました。
この日案内するのはミャンマーからやって来た8人の団体客。
初めて日本を訪れました。
ガイドを務めるのは同じミャンマー人のタイさん。
入社2年目の社員です。
提携先の旅行業者から発注を受けたのはおよそ1か月前。
ツアーの中身はタイさんが考えます。
こちらがタイさんの組んだ旅程表。
奈良大阪京都から富士山を巡り箱根鎌倉東京そしてディズニーランドを楽しむ6泊7日です。
この会社では旅程を作るだけでなく社員を必ず現場に向かわせます。
その理由は?タイさんがまず案内したのは東大寺。
お目当ては大仏です。
熱心な仏教徒が多いミャンマー人には外せないスポットです。
功徳が得られると聞いて柱くぐりにもチャレンジ。
昼食に向かう途中タイさんが突然予定外の行動に出ました。
買い物に立ち寄るというのです。
案内したのは郊外のディスカウントショップ。
ツアー客同士の会話を聞き急きょ予定に組み入れました。
実はここタイさんが学生の頃よく通っていた店です。
早速気に入ったものが見つかったようです。
身近なものが安くて土産にもいいとみんな大満足。
(取材者)それ何ですか?初日の予定を終えホテルに着いたのは夜8時。
ミャンマーの皆さん日本のファンになってくれたでしょうか?この会社が世界中に広げた日本のファンは今期5万人を超えました。
表面上の…そうやわ。
ルーさんと話してるあのお顔見て何かブレない社長っていう感じしましたよね。
そうそう。
顔が若いのにブレてない顔してたわ。
そういう感じがものすごい受けた。
何でそこまで売り上げが伸びたのかってその理由の一つがまさに東南アジアから来るお客さん今増えているっていう事なんですね。
まず背景にあるのがこちらなんですね。
もう東南アジア特に著しいですよね。
円安も続いていますし観光ビザの緩和おととし特にぐっと進みました。
更に格安航空会社の便数も増えて…。
その結果がこちらです。
これは日本に来た旅行者がどの国や地域から来ているかその伸び率のランキングです。
人数ではなくてどれぐらい増えたかというランキングなんですがトップ5のうち4つの枠を東南アジアの国が占めている。
だから須田さんがビジネスで力を入れてる地域が今グ〜ンとお客さんが増えていると。
伸びてますよね。
あとねミャンマー。
これが要するに狙い目だとこれからは。
で現地の社員の方2人いらしてもうとにかくミャンマーの方もこっちに観光客として呼ぼうではないかっていう…。
人材の確保すごい大事ですよね。
一気に増えた訳でしょ。
普通だと薄利多売じゃないけどもう「いらはいいらはい」でとにかくはツアーを組んでどんどん送り出すというようなちょっと言うたら荒い商売になりがちだと思いません?でもここはやっぱり人材配置から…それから中でねちょっと30分空いた。
「あっあそこにディスカウントショップがあった」っていうのもまさにハートをキャッチしようと。
そうなのよね。
だからリピーター多いらしいですよ非常に。
ではルーさん続いてはどんな会社でしょうか?次はですねのどかなカントリーサイドにありながら若い外国人たちが押し寄せるカンパニーです。
京都といえばですね宇治茶の里。
もう見事な茶畑でございますよね。
あっあそこにメニメニ人が集まっておりますね。
こんにちは。
こんにちは。
あら!こんな山の中に外国の方が。
何やってるんですか?新しい経営手腕で伝統産業に挑んでいます。
会社の創業は2004年。
お茶の生産から販売までを手がけています。
売り上げの大部分はホームページによる通信販売。
英語のページも完備し世界65か国で販売実績があります。
御社のツボを教えて頂きたいんですが。
こちらです。
一体誰をもてなすというのでしょう?事務所を訪ねてみました。
現れたのはアメリカ人のレスリーさん。
この会社のインターンです。
ここで生産した極上のお茶をいれてくれました。
社内では4人のインターンが働いています。
会社がもてなすのは彼らインターンの人たちです。
インターン制度とは社会に出る前の学生が興味を持つ会社などに応募して職場を体験する制度です。
ほとんどが無給で行われます。
最近日本でも実施されるようになりましたが海外からのインターン受け入れはまだ少数です。
どちらからいらしたの?スペインですか。
日本とお茶の文化に引かれてやって来た若者たちです。
初めてインターンの希望があったのは5年前。
日本の伝統産業を知ってもらいより広めてほしいと受け入れを決意しました。
しかし近くにはホテルやアパートもありません。
そこで事務所の2階を住まいとして提供。
うわ〜畳の部屋じゃないこれは。
すごい。
どう?寝られます?ジャパニーズの…。
はい。
クリームね。
慣れない言葉や文化に困らないよう買い物にもつきあいます。
それはヨーグルトね。
乾杯!
(一同)乾杯!新しいインターンが来ると歓迎会も。
本当かな?もちろんお茶のいれ方も徹底的に伝授。
こうして松本さんは一日のほとんどをインターンたちをもてなして過ごします。
自分の仕事ができないってまずいんじゃないの!?それが大丈夫なんです!その秘密は彼らインターンたち。
インターンとして何をやってるの?今。
もともとあった英語のホームページをさまざまな国のインターンが母国語に翻訳。
デザインを学ぶインターンは魅力的なレイアウトを担当。
更にマーケティングを学んでいたインターンはどうしたらアクセス数を増やせるのか分析。
こうしてインターンたちが更新を重ねたホームページは4つの言語を備え会社のビジネスチャンスを大きく広げたのです。
会社の売り上げもインターンを受け入れ後着実に上昇。
支えているのは海外での売り上げです。
驚きました。
中にはついに社員にまでなった人もいます。
どうして社員になろうと思ったの?ホームページを見てここを訪ねる外国人も増えました。
去年は250人。
シモナさんはその対応を一手に任されています。
今年1月南アフリカから来客がありました。
現地でお茶を販売しているといいます。
シモナさん会社の商品をアピール。
腕の見せどころです。
うん?いい感じですよ。
やった!商談につながりました。
今後も松本さんはインターンたちと共に世界にお茶を広めていくつもりです。
結構ぐっときますよね。
風景としてどうでした?まず。
いやびっくりしました。
何かそれぞれね自分の特徴を出してやってはりましたよね。
スペイン語に訳す人は訳すし…。
今まで受け入れたインターンは世界各国で35人なんですね。
で帰国するでしょ。
そして現地でお茶を…日本茶を伝える役割を果たすケースが非常に多いという事。
現地でお茶会を開くその自分の国でね。
例えばそれからあと新しいインターンを日本に紹介するとか。
だから非常に関係が長く続く訳です。
世界観込みで販売すると。
そうそう。
私も少しお茶やってるんで…。
いやいや少しとおっしゃらず。
海外行ったりするとちょっとお茶たてたりする時あるんだけど緑茶がね結構ね外国の方好きな方多いですよ。
でもね僕多分これね戦略としてこうやったら売れるかもでやったのが始まりじゃないと思うんですよ。
まずはそういう熱意のある人からああやってメールをもらって「じゃあちょっとどうやって対応したらいいかも知らないけどいっぺん来てもらう?」というとこからまずはその流れの中で一人一人を大切にするというかそういうコミュニケーションの中から自然に商売が広がってきた訳でしょ。
まさにそのとおりだと思います。
それが別の会社がね「あっこうやったら売れるんや。
じゃあこれやってみよう」と思ってもコミュニケーションの部分がないから後先になったらそれいけないような気しますよね何か。
ではルーさん続いてはどんな会社でしょう?今まではジャパンにやって来た外国の方をウェルカムするお話だった訳なんだけども最後の会社は日本を離れる最後に気持ちよくシーユーできるようなおもてなしをする会社でございます。
一品の料理が運ばれてきました。
牛肉の串焼き。
特製ソースで頂きます。
そのお味は?すんなり入りましたねこれね。
この豪華な一皿。
実は機内食なんです。
ここはアジアの玄関口の一つ関西空港。
その中にあるこちらの会社が作りました。
世界の大手航空会社10社が加盟する機内食の品質監査で2012年13年と2年連続世界一に輝いたこの会社。
その秘密を探るため社長室を訪ねます。
あ〜どうも。
サービスの追求一筋で会社を世界一に導きました。
社長さん御社のツボをちょっと教えて頂きたいんですが…。
我が社のツボはこれです。
世界一を作るトゥーマッチなこだわりって何?ここは一日およそ1万もの機内食を作るというキッチンです。
一体どんな大きな設備かと思ったら…。
何かね私は…意外な事に小さな鍋で作られています。
その理由はメニューの多さ。
一日に航空会社25社の機内食100種類を作るため細かい手作りに徹しているんです。
更に調理にもこだわりが。
こちらはビジネスクラスの肉料理。
先ほどルーさんが食べた串焼きです。
表面に焦げ目をつけたら…。
もう終わり?随分レアなんですが…。
上空でお客様がおいしい状態で召し上がって頂くという一点に絞ってみんな調理してます。
100種類1万もの機内食をどうやって盛りつけるのか。
そのためにはスピードつまり効率が求められます。
この会社では3人で1皿を盛りつける1個流しというやり方を採用しています。
試行錯誤の末たどりついた方法です。
以前は田植え方式と呼ばれる方法でした。
並べた皿に1人で食材を順に入れていきます。
効率がよさそうに見えますが実は時間がかかり入れ忘れなどのミスも目立ったといいます。
それを現在の方法に変えたところ効率は2割もアップ。
同時にミスも減り品質の向上につながりました。
これはイコールなんだと。
そこから力が入って…。
でやってるうちに世界一が取れたんですね。
世界一へのこだわりは作り方だけにとどまりません。
この会社にとって飛行機の中こそがレストラン。
機内食を大事に運び込みます。
運び終わると客室乗務員との引き継ぎです。
搭乗開始まで僅か15分。
300以上ある機内食の内訳や場所の確認を的確に進めていきます。
確認が終わりました。
しかし担当者は帰りません。
ここにも世界一へのこだわりがあります。
実はこんな事があったんです。
出発間際機内で乗客が突然鼻血を出しました。
「止血のために保冷剤が要る」。
客室乗務員の会話をそばにいた担当者が聞きすぐさま手配。
無事に出発する事ができました。
機内食だけにとどまらないこの会社のサービスは航空会社から高い評価を受けています。
こうした積み重ねが新たなビジネスにつながっています。
トゥーマッチな努力の結果売り上げも着実に上昇。
2013年は過去最高の58億円を突破しました。
はあ〜すごいな。
試行錯誤のあとがいろいろありましたよね。
本当本当。
あの伸び率も堅実やね。
クックックックッと上がってたね。
サドンリー突然なんですけど先生のインフロント前に何かこれありますね。
インフロントね。
大きな…何か豪華な感じですよ。
はい。
これはね開発中という機内食を今日持ってまいりましたのでイート食べて頂きたいと思います。
私イートしていいんですか?蓋をオープン!ジャジャン!これ機内食です。
ちょっと待って。
これ何?いい匂いじゃないですか!これはもしかしたらあの…明石焼き?そうそうそう。
機内食で明石焼き?うん。
風味抜群!抜群。
これだしの匂いが鼻に抜けていく。
隣からすごいです。
フライトに付加価値をつけるために今後ますます多種多様な機内食が求められていく状況なんですよね。
選択肢が増えるという事なんですねお客さんにとってもね。
それこそ本当にシーユーって言って日本と離れていくなっていう時に「あれ?明石焼きが出てきた」っていうね。
そうするとぐっとくる訳じゃない。
できればリターンしたいなみたいなさ。
「フィニッシュよし」なんていう言葉もありますしね。
あるかもしれないですけど…「フィニッシュよし」。
だからまあ…それからねこの機内食だけじゃないんですよねホスピタリティーは。
ニュースペーパーってある訳じゃないですか。
あれはユージュアリー普通はキャビンアテンダントさんが折ったりするんだけどそれも折って差し上げる。
ヘルプしてあげる。
客室乗務員の皆さんの仕事がしやすいようにっていうお手伝いをする…。
そうそう。
料理と同じように。
僕も病院勤めした時にね…病院って2交代制3交代制でしょ。
でも必ず申し送りがあるでしょ。
その時にね僕まだ若い医者やった時にね看護師さんにね「先生こうだったら駄目だよ」と。
「こうだよ」って言われたの。
何ですか?それは。
要するに…思い出した。
これって日本のマインドかもしれないですよね。
外国人の皆さんのハートをキャッチする上で大切だとルーさんが感じたルーのツボよろしくお願い致します。
こちらです。
この2つは結構よく出てまいりましたけれどもね。
考えてみて下さい。
全部トゥギャザーですよ。
やっぱり魅せる。
で感動させるエモーションさせる。
そういう事がさっき先生言ったように全部一つマッチトゥギャザーになってファンをいっぱい作る。
作る事によって日本もどんどんどんどん活性化するんじゃないですかね。
いやでも何か可能性が見えましたよね。
何か大きくザ〜ッとこう薄利多売っていう感じでずっと今まで経済が来てたけどもそうじゃなくてこういう小さい塊なんだけどそこには分厚い文化があってそうすると続いていくとねそれが続いていくと大きな利益をあげていくという事ですよね。
その連鎖が無限に続いていく可能性もありますもんね。
関西を元気にする人たちが集うルソンズカフェ。
ここに来ると過去の失敗談をつい打ち明けてしまうそんな不思議なお店。
今日はどんなお客様がいらっしゃるのでしょうか
おはようございます。
おはようございます木村さん。
どうぞお掛け下さい。
ありがとうございます。
紹介致します。
木村和雅さんです。
どうもはじめまして。
木村でございます。
(名越)よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
木村さん京都の平安神宮のすぐ近くで土産物店を経営されているんですけども扱ってらっしゃるのが外国人のお客様向けのお土産。
どういうものやろ?たまたま今持ってるんですけどねちょっと変わったものなんですけど…。
例えばこういうおすしのUSBメモリだったりおすしの消しゴムだったりキーホルダーだったりマグネットだったり…。
(名越)ちょっと待ってこれこののりなんか感触がのりやでこれ!
(木村)これも食品サンプルで作った…。
(名越)しかもUSBで…。
へえ〜面白い!こう伸びんねんほら。
じゃあもうお客様のほとんどが外国人?そうですね。
京都やし土産物で平安神宮の前やしそんな失敗ないでしょ?いえいえもう…私が代わって説明致しましょう!
大学卒業後若くして会社を継ぐ事になった木村社長。
「外国人が喜ぶヒット商品を生み出したるで!」と意気込んでいた。
目をつけたのが浴衣。
当時外国人向けに売られていたのは浮世絵漢字竜をあしらった日本人が着ないものばっかり。
そこで木村社長は伝統的な柄の浴衣を大量に仕入れた。
「これが売れたら日本文化を伝える事もできるし一石二鳥や!」。
ところがこれがものの見事に全く売れず。
店の倉庫は在庫の山に。
大赤字となってしまったのだ
あの…よくね…僕の若気の至りで…日本人っていうのは…でも外国人っていうのはそれを理解してませんから…そうか。
逆に…例えばげたなんかでも日本の文化で言えば…外国人にそれを説明しても歩きにくいだけで「げたっていうのは何でちっちゃいんだ?」と。
(名越)かかとが痛いと。
そうなんですよ。
だけども…はあ〜そうか。
それは一番最初に伝えたいと思っていた本当の日本文化とは形が違う事になるじゃないですか。
それ悔しさはなかったですか?外国人の人たちに日本の文化を伝えたいという気持ちが強すぎてもやはり外国人の人たちは理解してくれませんのでそれよりも外国人の人がどういう事を喜ぶか。
社長この失敗から何を学びましたか?土産物をこう手に取る瞬間に自分もうれしい。
その向こう側に相手もうれしい顔してるか同時に浮かばないと買わないと思えへん?コミュニケーションツールとしては本当に複雑なんですね。
そうよ。
ほんで何かが応用できないものすごいプロの世界やって気もしたね。
2015/03/08(日) 00:50〜01:30
NHK総合1・神戸
ルソンの壺・選〜2月号〜「“ウェルカム カンサイ”でもうけまっせ!」[字]
今回は、関西を訪れる外国人を相手に業績を上げる会社を特集。関西スピリットで外国人のハートをキャッチし、売り上げアップに成功している関西企業の秘策に迫ります。
詳細情報
番組内容
今回は、関西を訪れる外国人を相手に業績を上げている会社を大特集!去年、日本を訪れた外国人は過去最高の1340万人余り。京都・奈良を擁する関西でも急増し、関西空港では前年より約4割増の630万人を受け入れています。言語や習慣、好みなど日本人とは様々な違いをもつ外国人たちに、“どないかしましょ”の関西スピリットを駆使してハートをキャッチし、売り上げアップに成功している関西企業の秘策に迫ります。
出演者
【出演】田代杏子,名越康文,ルー大柴,須田健太郎,松本靖治,高岡淑雄
ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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